科研費(文科省・学振)獲得実績 - 馬場 基彰
件数 7 件-
磁場の真空ゆらぎを増強させ超放射相転移を可能とする共振器の開発
研究課題/領域番号:25K01691 2025年4月 - 2028年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
代表者:馬場基彰
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
研究代表者らが光場と超強結合する磁性体を最近発見したことで,50年以上にわたって探求されてきた超放射相転移を実現できる道筋が見えてきた.その実現達成のために,固体の磁気共鳴と光場との結合を大幅に強めることのできる共振器を開発する.戦略としては,光場の磁場成分をサブ波長スケールの空間に局在させ,磁場の量子ゆらぎを増強させることで,結合強度を大幅に高める.設計した共振器の性能評価実験まで実施する.この共振器によって,超放射相転移を示す物理系を創出し,それによって得られる熱平衡下の非常に強い量子スクイージングを通じ,あらゆるデコヒーレンスに対して堅牢な量子技術の構築を目指す.
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研究課題/領域番号:24K21526 2024年6月 - 2027年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究 (萌芽)
代表者:馬場基彰
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
超放射相転移によって熱平衡下で非常に強い量子スクイージングが得られる.これは根本的に安定な量子科学技術の基盤となる潜在性を有している.現在,量子ゆらぎを測定可能なほど超高感度かつ超高速なゆらぎ測定装置を構築している.それと並行して,本研究ではErFeO3中の量子ゆらぎに最適なプローブ法を理論・実験の両面から明らかにすることで,超放射相転移による熱平衡下の量子スクイージングの世界初検出を試みる.
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ピコ秒ランダムテレグラフノイズの外場制御に向けた,磁場中超高速揺らぎ分光法の開発
研究課題/領域番号:25K00012 2025年4月 - 2028年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
代表者:栗原貴之
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
近年,確率的な物理現象を用いた新しい情報処理の観点から,古典的なスピン系が二つの準安定状態の間を確率的にスイッチングすることで生じる「ランダムテレグラフノイズ(RTN)」を高速に示すような物質系の探索が活発化している。
申請者はこれまでの研究で,「フェムト秒ノイズ相関分光法」というユニークな計測手法を開発し,スピンの熱揺らぎダイナミクスをフェムト秒時間分解能で観測することに世界に先駆けて成功した。その結果,Sm0.7Er0.3FeO3のスピン再配列転移温度近傍において発現する二重井戸型の磁気ポテンシャル中において,数10psの時間スケールでRTNが生じていることを初めて明らかにした。
本研究ではこの成果を発展させ,応用上重要な要素である,超高速RTNの「外場制御」を目指す。このために,FemNoc手法の高感度化と,磁場印加のための装置構築に取り組む。 -
共振器-量子物質結合系の観測に向けたテラヘルツ電場ゆらぎ顕微鏡の開発
研究課題/領域番号:25K01694 2025年4月 - 2028年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
代表者:内田健人
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
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研究課題/領域番号:26287087 2014年4月 - 2018年3月
日本学術振興会 基盤研究(B)
代表者:小川 哲生
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
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研究課題/領域番号:12J00632 2012年4月 - 2015年3月
日本学術振興会 特別研究員奨励費
代表者:馬場 基彰
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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凝縮系の微視的構造と電磁場の量子性を考慮した非線形光学理論の構築
研究課題/領域番号:07J00997 2007年4月 - 2009年3月
日本学術振興会 特別研究員奨励費
代表者:馬場 基彰
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金