著書 - 藤井 佳世
件数 25 件-
教育哲学事典
教育哲学会編,共著者:相澤伸幸,藤井佳世,他133名( 担当: 共著 , 範囲: 「コミュニケーション」「批判的教育学/解放的教育学」「承認論」「公共性の再発見」「ハーバーマス」)
丸善出版 2023年7月
記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書
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スタディスキルズ教育実習
後藤さゆり,平岡さつき, 藤井佳世, 大貫麻美, 齋藤智哉, 松本学, 奥田雄一郎, 呉宣児, 川地亜弥子, 鉾山泰弘, 村山賢哉( 担当: 共編者(共編著者))
実教出版 2022年11月
記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論
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Aufbrüche, Umbrüche, Abbrüche
Thorsten Fuchs, Christine Demmer, Christine Wiezorek (Hrsg.) 共同執筆者:Shinji Nobira, Kayo Fujii ( 担当: 共著 , 範囲: Familienkonflikt, religiöse Beratung und Transformation – Bildung als Bekehrung[共同執筆])
Verlag Barbara Budrich 2022年8月
記述言語:ドイツ語 著書種別:学術書
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『批判的社会理論の今日的可能性』
永井彰,日暮雅夫,舟場保之,田畑真一,久高將晃,小山裕,箭内任,藤井佳世,小山花子,宮本真也,水上英徳 ( 担当: 共著 , 範囲: 第7章 ホネット承認論と教育ーー教育学における受容を巡る議論ーー)
晃洋書房 2022年6月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
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『教育にこだわるということー学校と社会をつなぎ直す』
ガート・ビースタ[著] 上野正道[監訳],共訳者:山口裕毅,藤井佳世,佐藤邦政,青木由紀子,宮崎康子,仲田康一( 担当: 共訳 , 範囲: 2章 ビルドゥングはどのくらい一般的になりうるのかー近代の教育理念の未来についての反省的見解ー)
東京大学出版会 2021年11月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
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『道徳教育の理論と実践』
上地完治, 毛内嘉威, 小林万里子, 岩立京子,坂本哲彦, 藤井佳世,他12名( 担当: 共著 , 範囲: 第13章 道徳とは何か)
ミネルヴァ書房 2020年4月
担当ページ:205-216 記述言語:日本語 著書種別:学術書
「特別の教科 道徳」の中心になる考える道徳・議論する道徳に資する道徳理解について述べた。とりわけ、道徳が多様な思想を背景に成立していることに焦点をあて、道徳の諸理論の内容をとりあげ、法と道徳の関係、正しいこととよいこと、道徳的行為と帰結の視点から、道徳は論争的であると論じた。そして、道徳教育及び道徳授業では、よさの多様な根拠や行為を徹底的に考え議論することを通して、よりよい自己やよりよい社会を追究すると論じた。
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Manabi and Japanese Schooling: Beyond Learning in the Era of Globalisation
Masamichi Ueno, Yasunori Kashiwagi, Kayo Fujii, Tomoya Saito, Taku Murayama( 担当: 共著 , 範囲: 4 The resonance of Minna's voice in Japanese schooling)
Routledge 2020年3月
担当ページ:89-102 記述言語:英語 著書種別:学術書
日本の学校における学びをLearningとは異なる実践として捉え、その実践を哲学的に考察したものである。とりわけ、日本語の構造において自己と社会の未分化な表現があることを指摘し、何かを知ることは道(Tao)につながる精神的な側面を含んでいることを述べた。そして、学校で用いられるみんなという表現が共通の経験を通して互いを知るだけではなく、自己の曖昧さを取り入れた独特のコミュニケーションの中で学びを成立させることを論じた。
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『デューイ著作集7 教育2 明日の学校, ほか』
ジョン・デューイ[著], 上野正道[訳者代表], 佐藤学[解題],共訳者:上野正道,千賀愛,藤井佳世,増田美奈,他4名( 担当: 共訳 , 範囲: 10 教育における道徳的原理)
東京大学出版会 2019年10月
担当ページ:1-27 記述言語:日本語 著書種別:学術書
1909年に出版されたデューイ の道徳教育論の翻訳である。学校における道徳教育が意義をもつためには、学校の道徳ではなく、社会生活の参加を前提とする道徳を取り扱わなければならないことが述べられる。子どもはアメリカ社会の一員になるため、デモクラシーの観点を含む知性的側面と感情的側面の両方を涵養する道徳教育の重要性が述べられている。
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『教職用語辞典<改訂版>』
橋本美保編集代表, 共著者:会沢信彦,浅沼茂,藤井佳世,他114名( 担当: 共著 , 範囲: 「価値主義的道徳教育」「価値相対主義」「教育的出会い」「教育的雰囲気」「コールバーグ」「対話」「道徳」「道徳教育」「道徳性」「道徳的価値」「道徳的規範」「ホイジンガ」「臨床教育学」「我ー汝関係」等)
一藝社 2019年7月
担当ページ:68,131-132,216-217,346,381-383,442,486-487,493 記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書
教育人間学の基礎的概念だけではなく、応用としての臨床教育学の考え方、さらに「特別の教科 道徳」に対応した道徳理解や道徳教育について述べ、教職をめざす学生にとって必要である基礎的知識を中心に説明した。
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『デューイ著作集6 教育1 学校と社会, ほか』
ジョン・デューイ[著], 上野正道[訳者代表], 藤井千春[解題]共訳者:相田紘孝,千賀愛,中村清二,藤井佳世,他7名( 担当: 共訳 , 範囲: 8 ソーシャルセンターとしての学校 [千賀愛との共訳])
東京大学出版会 2019年3月
担当ページ:331-345 記述言語:日本語 著書種別:学術書
1902年に行われたデューイの講演内容の翻訳である。ソーシャルセンターとしての学校の哲学について述べたものであり、社会と学校の結びつきを強調し、市民性を準備する教育の重要性を述べている。
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『教育学原論』
滝沢和彦, 平井悠介, 藤井佳世, 加藤聡一, 嶋口裕基, 金田健司, 安藤福光, 富江英俊, 森山賢一, 三浦巧也( 担当: 共著 , 範囲: 第5章 教育的関係論)
ミネルヴァ書房 2018年6月 ( ISBN:9784623083688 )
総ページ数:196 担当ページ:49-60 記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論
教育的関係論の変遷について説明し、教育の関係性は、大人と子どもとの関係や教師と生徒の関係に限られるものではなく、友人関係や親方―徒弟関係、自己と他者の関係、世代間の関係に確認することができ、教育関係は消滅するものであることを論じた。
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『教育思想史事典[増補改訂版]』
今井重孝,今井康雄,松浦良充,藤井佳世,他148名( 担当: 共著 , 範囲: 承認)
勁草書房 2017年9月
担当ページ:427-428 記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書
承認概念の理論的背景について説明し、近年のホネットによる承認概念の展開、バトラーによる議論、フレイザーによる指摘など概念の広がりについて述べた。
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『現代教育の争点・論点』
松浦良充,原秀一,岡部美香,五島敦子,小林大祐,佐藤隆之,千賀愛,藤井佳世,藤本和久,藤本夕衣,松下良平,山内紀幸,山梨あや( 担当: 共著 , 範囲: 第10章 メディア社会におけるコミュニケーション能力)
一藝社 2015年4月 ( ISBN:9784863590915 )
総ページ数:208 担当ページ:116-127 記述言語:日本語 著書種別:学術書
現代のメディア社会におけるコミュニケーション能力の育成について論じた。N.ボルツが指摘するように、メディア社会におけるコミュニケーションは意味や内容よりも会話を途切れずスムーズに進めることを推し進める。人間形成という観点からみれば、コミュニケーションによって意味を形成する経験が重要であることを述べた。
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『教員養成を哲学する―教育哲学に何ができるか』
林康成,山名淳,下司晶,古屋恵太編著, 共同執筆者:岡部美香,小林万里子,日暮トモ子,藤井佳世( 担当: 共著 , 範囲: 第Ⅲ部第1章 教育哲学は教員養成とどのように向き合ってきたか [共同執筆])
東信堂 2014年9月
総ページ数:327 担当ページ:199-203 記述言語:日本語 著書種別:学術書
日本の教育哲学者が、教員養成をどのようにとらえてきたのかを明らかにした。教育哲学会代表理事であった稲富栄次郎、上田薫のテキスト解読を通して、普遍的な人間像を目指すところから始まったことを述べた。
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『人間形成と承認――教育哲学の新たな展開』
L・ヴィガー, 山名淳, 藤井佳世( 担当: 共著 , 範囲: 第Ⅱ部第5章「承認と人間形成」(翻訳)、第6章「承認の場所―不正の感情と自己形成―」)
北大路書房 2014年7月 ( ISBN:9784762828638 )
総ページ数:229 担当ページ:80-97, 98-106 記述言語:日本語 著書種別:学術書
ドイツ教育哲学における人間形成論に方向づけられたビオグラフィ研究に焦点をあて、承認と人間形成の関係を述べたものである。ホネットの承認論における毀損された感情は、承認をめぐる不正の感情を含んでおり、人間形成の契機として機能することを明らかにした。
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『教職概論』
高橋勝,荒井聡史,坂根健二,後藤さゆり,橋本由美子,増田修治,藤井佳世,長濱博文,牧貴愛,赤堀方哉,小関禮子,瀧川淳,小山恵美子,安井克彦( 担当: 共著 , 範囲: 知の専門職としての教師(限定型)~欧米型~)
一藝社 2014年4月
担当ページ:88-100 記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論
知育を中心とする欧米の学校教育のありかたについて述べ、それを支えている環境づくりの一つとしてドイツで行われている多様な課外活動を取りあげ、社会全体で子どもの成長を支えることの重要性について論じた。
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『民主主義を学習する――教育・生涯学習・シティズンシップ』
ガート・ビースタ著 上野正道・藤井佳世・中村(新井)清二訳( 担当: 共訳 , 範囲: 第3章 ヨーロッパのシティズンシップと高等教育、第5章 知識経済における生涯学習、訳者解説)
勁草書房 2014年2月 ( ISBN:9784326299041 )
総ページ数:251 担当ページ:71-97, 126-152, 239-244 記述言語:日本語 著書種別:学術書
現代の教育哲学者であるビースタによる本邦初の翻訳書である。欧米で進められているシティズンシップを主にとりあげ、教育の資格化と社会化と主体化を異なる理論として位置づけ、民主主義と市民性の議論を主体化の視点から論じている。
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『家庭支援論』
大石美佳, 田川悦子, 藤井佳世, 大泉伊奈美, 平松紀代子, 本山ひふみ, 吉見昌弘( 担当: 共著 , 範囲: 第II章 子どもの育つ環境としての家庭)
学芸図書 2012年4月
担当ページ:5-26 記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論
家族と家庭の概念定義の違いから、子どもの育つ環境として、多様な家庭のありかたについて述べ、家庭と社会のつながりや養育者へのケアといった家庭支援のありかたについて論じた。
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『教育の思想と歴史』
新井保幸,上野耕三郎,坂倉裕治, 相馬伸一, 高宮正貴, 中野啓明, 野々垣明子, 羽根田秀実, 平井悠介, 藤井佳世, 村島義彦( 担当: 共著 , 範囲: 第Ⅰ部第7章第1節 現代ヨーロッパの教育思想)
協同出版 2012年3月
担当ページ:129-139 記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論
ドイツ、フランスで活躍した五名の思想家(ホルクハイマー、アドルノ、ハーバーマス、ルーマン、フーコー)をとりあげ、教育を捉える視点の変化など、第二次世界大戦後のヨーロッパにおける現代教育思想の方向について論じた。
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『道徳教育論』
高橋勝, 西野真由美, 羽根田秀実, 荒井聡史, 金田健司, 後藤さゆり, 森山賢一, 藤井佳世, 吉田誠( 担当: 共著 , 範囲: 第8章「道徳の時間」の指導構想)
培風館 2011年10月
担当ページ:147-169 記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論
「道徳の時間」における授業者としての構えや指導法の工夫、授業準備や授業の方法について述べた。とりわけ、授業を構造的に構成する視点や授業のなかで子どもたちの声を組みあわせること、教材を比較することによって生まれる効果の重要性について論じた。
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『子ども・若者の自己形成空間――教育人間学の視線から』
高橋勝, 萩原健次郎, 荒井聡史, 前川幸子, 藤井佳世, 後藤さゆり, 川久保学( 担当: 共著 , 範囲: 第4章 子どもの物語/学校の物語――非定住の自己形成と多様化する学校)
東信堂 2011年6月
担当ページ:160-193 記述言語:日本語 著書種別:学術書
現代社会において、子ども・若者の自己形成は、私の発見から発明へと移行し、その自己形成を支える環境は<支配的な空間>から<ゆるやかな空間>へと移行しているため、非定住の自己形成がもつ困難さとそれへの学校の対応について論じた。
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『方法としての演技――ニーチェの唯物論』
ペーター・スローターダイク著 森田数実・中島裕昭・若林恵・藤井佳世訳( 担当: 共訳)
論創社 2011年5月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
現代思想家のスローターダイクによる初期ニーチェ論であると同時に、啓蒙の物語をドラマとして読み解いたものである。ギリシア神話をモチーフとすることによって、人間の両義性を基盤におき、近代社会を支えた啓蒙や合理的見方を批判的に論じている。
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『学校という対話空間』
柏木泰典, 上野正道, 藤井佳世, 村山拓( 担当: 共著 , 範囲: 第Ⅱ部第1章「学校批判の諸相―パラドックスとしての教育―」, 第Ⅲ部第5章「コミュニケーションと承認の空間としての学校」)
北大路書房 2011年1月
総ページ数:98-120,258-278 記述言語:日本語 著書種別:学術書
1980年代の学校批判論をとりあげ、現代思想や反教育学の思想の特徴を明らかにし、二項図式からパラドックスの時代の到来について論じた。学校批判後の学校論として、学校におけるシェア場面に着目し、コミュニケーションと承認の空間の可能性について論じた。
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『子どもと教育の未来を考える』
岡部美香, 高橋舞, 谷村千絵, 辻敦子, 苫野一徳, 藤井佳世( 担当: 共著 , 範囲: 第3章 西洋における教育思想の歴史, 第5章 教育と人間)
北樹出版 2009年4月
担当ページ:33-45, 56-65 記述言語:日本語 著書種別:学術書
近代教育思想における、子どもの捉え方、教育と学校教育に関する考え方、人間形成プロセスの捉え方の違いを明らかにした。さらに、文化から人間を捉えなおすボルノーの思想について論じ、人間の本質を探究する教育人間学から人間の多様な姿を描き出すヴルフの人間学への変容について述べた。
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『教育学21の問い』
沼田裕之, 増渕幸男, 池田全之, 伊勢孝之, 山口匡, 八幡恵, 伊藤潔志, 藤井佳世, 伊勢孝之, 目黒恒夫, 湯沢康晴, 有馬知江美, 鈴木昌代, 神門しのぶ( 担当: 共著 , 範囲: 第8章 教育の『公共性』って何なの?, 第9章 教育の『国際性』ってなぜ必要なの?)
福村出版 2009年2月
担当ページ:110-122, 123-136 記述言語:日本語 著書種別:学術書
教育学の基礎的知識である「教育の公共性」と「教育の国際性」について論じた。公共空間は、創造的機能と批判的機能を含む空間の再構成に鍵があると述べた。国際感覚の育成には寛容さが求められ、それに伴う不自由さがあることについて述べた。