研究発表 - 藤井 佳世
件数 22 件-
議論する道徳と民主主義:討議倫理学に着目して(研究討議 学校で民主主義を教える)
藤井佳世 [招待有り]
教育哲学会第67回大会
開催年月日: 2024年9月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
開催地:早稲田大学
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The "We" in Education: Learning to live together in schools
Kayo Fujii [招待有り]
The 17th Annual German-Japanese Colloquium
開催年月日: 2024年2月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
開催地:Hamburg, Germany
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Manabi and Minna as Japanese Educational Anthropology: How Can We Learn to Live Together in Schools?
Kayo Fujii, Yasunori Kashiwagi, Masamichi Ueno
The 51th Annual Conference of the Philosophy of Education Society of Australasia
開催年月日: 2023年12月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Auckland, New Zealand
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コミュニケーションと教育ーーハーバーマスにおける社会批判と主体形成の思想に着目して
藤井佳世
教育思想史学会第33回大会
開催年月日: 2023年9月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:同志社大学, ハイブリッド方式(オンラインと現地会場)
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実践とつながり変容する教育哲学研究ーー教育学研究、大学教育、教育実践の重なりから (シンポジウム 教育実践と教育学研究の未来について考える)
藤井佳世 [招待有り]
関東教育学会第70回大会
開催年月日: 2022年11月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
開催地:明星大学
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人間形成論に方向づけられたビオグラフィ研究の可能性と限界 (ラウンドテーブル 人間形成・自己形成・アイデンティティ形成ーー人間形成論的ビオグラフィー研究の来し方行く末を見据えてーー)
藤井佳世
教育哲学会第65回大会
開催年月日: 2022年10月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
開催地:慶應義塾大学
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教育改革の実践における批判的教育科学 (コロキウム 批判理論と教育/教育学の思想ーー激動の時代とその後)
藤井佳世
教育思想史学会第32回大会
開催年月日: 2022年9月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
開催地:同志社大学, ハイブリッド方式(オンラインと現地会場)
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討議倫理学と未来の市民ー言説的エージェンシーの形成へー (ラウンドテーブル 学校教育における「対話」と「討議」の今日的意義と可能性ー民主的な公共圏に向けてー)
藤井佳世
日本教育学会第81回大会
開催年月日: 2022年8月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
開催地:広島大学, ハイブリッド方式(オンラインと現地会場)
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教育実践における討議倫理と子ども哲学を接続する試み(ラウンドテーブル 対話的な学びとコミュニティ形成:討議倫理にフォーカスした事例提案)
藤井佳世
日本教育方法学会第57回大会
開催年月日: 2021年9月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
開催地:宮城教育大学,オンライン開催
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批判理論と教育学の再構築に向けて (ラウンドテーブル 教育哲学と社会批判の(不)可能性)
藤井佳世
教育哲学会第62回大会
開催年月日: 2019年10月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
開催地:広島大学
戦後ドイツにおける批判理論と教育学を主にとりあげ、教育哲学における今日的展開としてストヤノフの理論について述べた。その際、アメリカにおける批判的教育学への課題意識を持つビースタの理論を経ることによって、主体化につながる人間形成論への回路が開かれることを述べた。
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承認(Anerkennung) を日本の教育学の文脈で読む試み (コロキウム 教育(学)と政治(学)ー「翻訳」から捉える交差と懸隔)
藤井佳世
教育思想史学会第29回大会
開催年月日: 2019年9月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:立教大学
承認(Anerkennung)というドイツ語をどのように訳すのかについて考察したものである。翻訳は、分野をこえた学問共同体で継承される言語を生産すると同時に、どのように訳すのかが直接的にどのように教育をとらえるのかにつながるなど、文化と文化の接続と衝突の場所でもあり、翻訳者のコンテクストが顕になることを述べた。加えて、異なる文化による異なる接続が新しい展開をもたらすことも指摘した。
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What is the voice of Minna in Japanese schooling? (Symposium: Rethinking Learning in East Asia: Manabi and Xue)
Kayo Fujii
The 10th Conference of the World Education Research Association
開催年月日: 2019年8月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Tokyo,Japan
本シンポジウムは、台湾とイギリスの研究者が指定討論を務め、報告者は台湾と香港と日本の研究者が行った。日本からは3名の報告者が異なるテーマの発表を行い、本報告は身体と言語の視点から学びにおける「みんな」の現象と機能について明らかにした。
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An analysis of the educational practice of Manabi
Kayo Fujii, Masamichi Ueno, Yasunori Kashiwagi, Taku Murayama
The 48th Annual Conference of the Philosophy of Education Society of Australasia
開催年月日: 2018年12月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Rotorua, New Zealand
日本の学校教育における教育文化論として学びに着目し、学びの思想と実践の特徴を明らかにした。
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Familienkonflikt, religiöse Beratung und Transformation - Interpretation der Erzählung einer japanischen Studentin
Mioko Torimitsu, Shinji Nobira, Kayo Fujii
Veranstaltung „Jahrestagung QBBF 2018“
開催年月日: 2018年9月
記述言語:ドイツ語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Koblenz,Deutschland
人間形成論に方向づけられたビオグラフィ研究をもとに、人間形成における変容に焦点をあて、大学生の語りを解釈したものである。限られた範囲における小さな変容は人間形成上の新たな課題になることを示唆した。
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Another Learning Style in the Global Era: Japanese Self, Recognition and "Manabi"
Kayo Fujii, Yasunori Kashiwagi, Masamichi Ueno
The 47th Annual Conference of the Philosophy of Education Society of Australasia
開催年月日: 2017年12月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Newcastle,Australia
日本の学校における学びの特徴を自己の在り方と承認の形から明らかにした。その際、日本文化論や世間学を参照しながら、日本型承認の特徴を明示した。
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彼女は先行する世代の問題をどのように引き受けたのか
藤井佳世
シンポジウム「人間形成されたとはどういうことかー事例にもとづく検討」
開催年月日: 2017年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:中央大学
インタビュー事例を具体的に解釈し、アイデンティティ形成とコミュニティの関係について述べた。とりわけ、成長過程におけるアイデンティティの明確化と人間形成の変容についてとりあげた。ここでは変容が多様なコミュニティへ影響を及ぼす前の状態であったことから、さらなる衝突につながる可能性があることを指摘した。
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事例研究のプロセスと課題 (コロキウム 人間形成論的ビオグラフィー研究の進め方)
藤井佳世
教育思想史学会第27回大会
開催年月日: 2017年9月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
開催地:武庫川女子大学
具体的にインタビュー事例を時系列に並べ、キーワードを抽出し、自己・他者・世界関係から解釈することを行なった。また、インタビュー内容を社会的出来事とつきあわせることや内容での重複などから解釈に厚みをもたせるだけではなく、二回のインタビューが実施されていることからインタビュアーとの関係性や相互作用などにも注目した。
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Bedeutung der Frage nach dem „Anderen Wissen“ in der japanischen Bildungssituation
Kayo FUJII, Tatsuya OZEKI, Shizuka MARUHASHI
International Conference Historical Anthropology “The Another Knowledge” in the 21th Century
開催年月日: 2017年2月
記述言語:ドイツ語 会議種別:ポスター発表
開催地:京都大学
日本の教育状況におけるもう一つの知を探究することをテーマにした報告を行なった。とりわけ、日本の学級における授業開始の様子や会話から、儀礼や曖昧な自己によって編まれる空間であることを述べた。これらは、グローバル社会において、もう一つの知であると同時に、ジレンマも生み出していることを指摘した。
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個人化時代における教育と政治
藤井佳世
教育哲学会第59回
開催年月日: 2016年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京大学
個人化社会において市民性をどのように育てるのかということについて報告した。今日のグローバル社会において市民性の育成はますます課題となっているが、これまでの取り組みは社会化を促進することはあっても、主体化につながることは少なかったのではないかと論じ、主体化としての市民性教育は自由と散発さと結びつき、公共的な場所の再生と関わることを述べた。
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Manabi, Learning and Bildung in Schools: Translation of Educational Discourse and Its Understanding
Masamichi Ueno, Yasunori Kashiwagi, Kayo Fujii, Taku Murayama
The 15th Biennia World-Conference of the International Network of Philosophers of Education
開催年月日: 2016年8月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Warsaw, Poland
日本の学びと西欧における学習や人間形成との文化的ギャップについて哲学的考察を通して明らかにした。とりわけ、学校教育における模倣を通した学びの側面に着目した。
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「人間形成論的に方向づけられたビオグラフィ研究」におけるナラティヴ・インタビューの解釈をめぐって (コロキウム 生の語りと人間形成)
藤井佳世
教育思想史学会第25回大会
開催年月日: 2015年9月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:慶應義塾大学
伝記や生活史と訳されてきたビオグラフィに含まれる個人の語りを史料として捉えることと人間形成論に方向づけられたビオグラフィ研究におけるナラティヴ・インタビューの史料と解釈のつながりについて述べた。精神科学的教育学において自伝や伝記はエリートや知識人、政治家などの限られた価値ある人生の伝達として注目されていたこともあったが、今日では日常生活の中の個人の語りに焦点があてられていることを述べ、解釈における文化的差異の現れが課題になることを述べた。
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ハーバーマスとホネットの思想を人間形成(Bildung)から読み解く試み(ラウンドテーブル 人間形成とライフヒストリー・アプローチ)
藤井佳世
教育哲学会第57回大会
開催年月日: 2014年9月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本女子大学
人間形成論をアクチュアルな問題と結びつけようとする試みにおいて前提にされている人間形成(Bildung)について、ハーバーマスのコミュニケーション論やホネットの承認論から考察を行なった。まず、戦後ドイツ社会におけるアドルノによる半教養批判をとりあげ、完成されることのない人間形成の地平が開かれたことを述べた。次に、政治と科学の結びつき通したコミュニケーションや行為と結びつく人間形成について説明し、ホネットにおいて修養とも訳されることを述べた。