論文 - 藤井 佳世
件数 27 件-
はなす、ふるまう、つくるー公衆の成熟へ向けてー
藤井佳世
教育と公共(野間教育研究所紀要 第65集) 167 - 205 2025年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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中学校道徳授業における話し合い活動の充実に関する研究
藤井佳世, 品田瑞穂, 重廣雅美
横浜国立大学教育学部紀要. I , 教育科学 8 252 - 266 2025年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
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公教育の変容に伴う教職の専門性の行方ー承認論に着目してー
藤井佳世
教育学研究 91 ( 4 ) 488 - 500 2024年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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コミュニケーションと教育ーハーバーマスにおける社会批判と主体形成の思想に着目してー
藤井佳世
近代教育フォーラム 33 32 - 43 2024年9月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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批判理論と教育/教育学の思想ー激動の時代とその後ー
藤井佳世・井関正久・白銀夏樹
近代教育フォーラム 32 127 - 133 2023年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
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道徳問題への取り組み方を学ぶーリベラリズム道徳をひらく授業ー
藤井佳世
道徳教育論叢 ( 1 ) 91 - 100 2023年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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対話的な学びとコミュニティ形成ー討議倫理とP4Cの視点からの事例検討ー
福井駿, 藤井佳世, 田中伸, 田端健人
岐阜大学教育学部研究報告=人文科学 第71巻 ( 1 ) 2022年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
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Philosophy of Minna and moral education: Manabi that encompasses everyone
Masamichi Ueno, Kayo Fujii, Yasunori Kashiwagi
Educational Philosophy and Theory 2022年6月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
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初期ハーバーマスの思想における大学論――1960年代の二つの論文に着目して
藤井佳世
横浜国立大学教育学部紀要.I, 教育科学 5 198 - 210 2022年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 単著
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Philosophical reflections in modern education in Japan: strategies and prospects
Morimich Kato, Ryohei Matsushita, Masamichi Ueno, Kayo Fujii, Yasunori Kashiwagi, Naoko Saito et al.
Educational Philosophy and Theory 2021年12月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
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教育(学)と政治(学)ー「翻訳」から捉える交差と懸隔ー
室井麗子,高宮正貴,E.デュフルモン, 生澤繁樹,藤井佳世
近代教育フォーラム 29 131 - 138 2020年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:教育思想史学会 共著
日本の近代教養は翻訳プロセスとともに成長してきた側面があり、教育学も例外ではなく明治期の翻訳が大きな影響を与えている。諸学問が翻訳を通して形を持ちはじめ、構築され制度化されていく中で、教育学と政治学の緊張関係と衝突が生じるなど、異なる領域間における新たな側面が浮かびあがってきた。翻訳に焦点をあてることによって、教育学や人間形成を形作ってきた各文化の背景と磁場を明らかにした。
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教育哲学と社会批判の(不)可能性
生澤繁樹, 室井麗子, 藤井佳世
教育哲学研究(教育哲学会) 121 179 - 185 2020年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
教育哲学研究における社会批判の哲学的・思想的方法がどこまで持ち堪えうるものなのかを論じたものである。とりわけ、批判理論と教育学の新しい関係について考察することを通して、現代社会における批判理論の困難や批判的教育学の課題を踏まえた上で、内在的に批判の視点を確保する第三世代の批判理論を取り入れた批判的人間形成論の構想について論じた。
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森昭の道徳教育思想―『教育の実践性と内面性―道徳教育の反省』を中心に―
藤井佳世
横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学 3 152 - 167 2020年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 単著
日本の教育哲学者であり晩年に人間形成論を構想した森昭の道徳教育論の考察を通して、人間形成と道徳教育の理論上の課題について明らかにしたものである。変革期の教育構想として森の道徳教育論の特徴である実践性と内面性の結びつきは、プラグマティズム思想とドイツの実存主義や観念論の思想のそれぞれから導き出されており、それらを束ねるのが知性的な良心であることを論じた。
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彼女は先行する世代の問題をどのように継承したのかーある大学生のインタビュー解釈
藤井佳世
教育学論集 61 211 - 230 2019年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
人間形成論に方向づけられたビオグラフィ研究を手がかりに、語りを人間形成の視点から解釈したものである。家族の世代間における継承の問題と個人のアイデンティティ形成、共同体の架橋が限定されている場合の人間形成について論じた。
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再政治化と批判的教育学ーランシエール とホネットの思想に焦点をあてて
藤井佳世
近代教育フォーラム 27 50 - 56 2018年9月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:教育思想史学会 単著
教育の再政治化の議論を整理し、批判的教育学の視点から、教育と政治について論じた。特に、現代思想家のランシエールとホネットの対談を中心にとりあげ、自己関係とアイデンティティ形成についての見解の違いを掘り下げ、感覚と言語の間を拓く教育の可能性について論じた。
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Manabi as an Alternative Concept of Learning in Educational Discourse
Masamichi Ueno, Yasunori Kashiwagi, Kayo Fujii, Taku Murayama
Philosophy Study 8 ( 2 ) 87 - 96 2018年2月 [査読有り]
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
日本の学びの文化的・思想的特徴を明らかにしたものである。特に、学校教育における日本の学びの特徴として、声がけなどのコミュニケーションの視点から論じた。
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教育思想家像の国際比較―教職の専門性と教員養成課程の改革
藤井佳世, 上野正道
東アジア教育研究 5 1 - 12 2018年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
西洋近代の教育思想家が各国の大学の教育学の授業の中でどのように受容され教えられているのかを明らかにしたものである。ドイツ、イタリア、スペイン、中国の研究者に対して具体的な質問を行い(アンケート調査)、教職の専門性と教育学との関係について論じた。
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批判的教育学の批判
藤井佳世
横浜国立大学教育人間科学部紀要Ⅰ(教育科学) 19 145 - 162 2017年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 単著
批判的教育学が内包している矛盾と特徴を明らかにし、批判概念の新しい構築について論じた。かつての批判的教育学は被抑圧者の教育に焦点が当てられており、教師の知性に生徒の知性が従うという理論そのものに矛盾を抱えている点を論じた。
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生の語りと人間形成
藤井佳世, 野平慎二, ローター・ヴィガー, 鳥光美緒子
近代教育フォーラム 25 180 - 187 2016年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:教育思想史学会 共著
人間形成論に方向づけられたビオグラフィ研究を行う際、語られた資料をどのように読むか、読み解かれた後の議論をどのように進めるかといったナラティヴ・インタビューにもとづく人間形成の解読を試みる研究の可能性と課題について明らかにした。
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承認の経験と自律―ホネット承認論を手がかりにして
藤井佳世
横浜国立大学教育学会研究論集 3 35 - 45 2016年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
ハーバーマスとホネットの自律概念の違いを手がかりにして、承認論における自律概念を明らかにしたものである。ホネットは、主体が取り替え不可能なビオグラフィの中で、自らの生を組織化することに心的な成熟を見いだし、道徳的コンテクストの感受性を重視する点に特徴があることを述べた。
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討議倫理学と道徳の知
藤井佳世
近代教育フォーラム 24 95 - 101 2015年9月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:教育思想史学会 単著
討議倫理学が切り開く道徳の世界と個体の成長プロセスとの結びつきをコミュニケーションの観点から考察することを通して、損なわれた生を表現する方法にみられる平等な取り扱いと個別の承認の緊張関係を含めた道徳の知のありかたを提案した。
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人間形成とライフ・ヒストリーアプローチー人間形成論の伝統から何を学ぶか
鳥光美緒子, 山名淳, 藤井佳世, 矢野智司
教育哲学研究 111 158 - 164 2015年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:教育哲学会 共著
ハーバーマスとホネットの思想を人間形成(Bildung)から読み解く研究の一端を明らかにした。人間形成は現在性と特殊性をこえることに特徴があるとされるが、承認による人間形成は現在をこえつつも特殊性をそなえた特徴をもつことを論じた。
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人生の語りの解読としての「人間形成」―ドイツ教育学における「人間形成論に方向づけられた伝記研究」の動向を手がかりにして
鳥光美緒子, 中西さやか, 藤井佳世
教育学論集 57 43 - 68 2015年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
人間形成論に方向づけられたビオグラフィ研究(BOB研究)の理論的動向を説明したものである。とりわけ、近年のドイツ教育哲学研究において進められている承認概念を軸としたBOB研究に焦点をあてることによって、人間形成研究を読み解く視点の違いや承認概念の導入の特徴を明らかにした。
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ハーバーマスとコールバーグ―討議倫理学と道徳教育
藤井佳世
横浜国立大学教育人間科学部紀要Ⅰ(教育科学) 17 99 - 113 2015年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 単著
ハーバーマスとコールバーグとの3水準6段階をめぐる応答を明らかにし、両者の理論的な共通性と相違性を明らかにした。自我同一性の成長の中に道徳意識の展開を読み取ったハーバーマスは、コールバーグに対して強制のない自我同一性による討議の段階を強く主張し、その考えは後の討議倫理学の構想においても引き継がれていることを述べた。
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道徳教育という観点からみた討議倫理学の意味と課題
上地完治, 藤井佳世, 小林大祐, 澤田稔
琉球大学教育学部紀要 84 151 - 164 2014年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
ハーバーマスの提唱する討議倫理学の特徴を明らかにし、道徳教育あるいは教育学において討議倫理学を研究している国内研究者4名の主張を整理した。
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ホネット承認論と自己形成
藤井佳世
近代教育フォーラム 21 185 - 189 2012年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:教育思想史学会 単著
ホネット承認論を自己形成という視点から捉え直したものである。その際、J.バトラーによる承認の規範の問題をとりあげ、承認の規範そのものを問うことのできる次元を含むことが承認論においては、重要であることを提案した。
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教育的承認の多層性―愛の関係と法の関係のあいだ
藤井佳世
臨床教育人間学 4 103 - 122 2011年7月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:臨床教育人間学会 単著
ホネット承認論を手がかりにしながら、愛の関係と法の関係の重なりに現れる承認の教育的関係の特殊性をとりあげ、その教育的関係において他者を承認することは、生の対等さという「生きること」の同等性を承認する次元であることを論じた。