古川 知志雄 (フルカワ チシオ)

FURUKAWA Chishio

所属組織

大学院国際社会科学研究院 国際社会科学部門

職名

准教授


学位 【 表示 / 非表示

  • Doctor of Philosophy with the thesis in the field of Economics

学内所属歴 【 表示 / 非表示

  • 2020年10月
    -
    現在

    専任   横浜国立大学   大学院国際社会科学研究院   国際社会科学部門   准教授  

  • 2021年4月
    -
    現在

    併任   横浜国立大学   大学院先進実践学環   准教授  

 

論文 【 表示 / 非表示

  • 新型コロナ危機への財政的対応:2020年前半期の記録

    安藤 道人, 古川 知志雄, 中田 大悟, 角谷 和彦

    社会科学研究   72 ( 1 )   129 - 158   2021年

    DOI CiNii Research

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:東京大学社会科学研究所   共著  

    本稿では,2020 年前半期を中心に,新型コロナウイルス危機に対する日本の財政的対応を検証した.この時期の国の財政措置は,2019 年度の 2 つの緊急対応策と 2020 年度の2 つの補正予算であり,総額は約 58 兆円であり,GDP の 10%以上に達した.2 回にわたる緊急対応策では感染対策や経済支援・教育支援が中心であったのに対し,第 1 次補正予算では特別定額給付金という個人・世帯への支援が最大の支出項目であり,第 2 次補正予算では労働者・事業所・企業支援や医療・介護提供体制の強化などに重点がシフトした.また第 1 次補正予算を巡る政治過程の中で,特別定額給付金は選別的給付案から普遍的給付案へと変化し,総額 25.7 兆円の第 1 次補正予算の約半分を占めるほどの規模となった.一方,第 1 次補正予算では,雇用調整助成金や持続化給付金や Go To キャンペーンを中心に,労働者・事業者・企業への支援にも約 9 兆円が充当された.また本稿では,地方自治体の休業協力金の政策形成過程や既存の社会保障制度における新型コロナ対応についても整理した.

    その他リンク: https://ci.nii.ac.jp/naid/130008037980

  • Fiscal Responses to the COVID-19 Crisis in Japan: The First Six Months

    Michihito Ando, Chishio Furukawa, Daigo Nakata, and Kazuhiko Sumiya

    National Tax Journal   2020年12月  [招待有り]

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著  

    This paper provides an overview of the Japanese government response to the COVID-19 crisis in terms of the fiscal measures taken between January and June 2020. As the crisis intensified, the government passed emergency budgets with a total value exceeding 10 percent of gross domestic product. One of the main programs was an unconditional cash transfer for households in the amount of 100,000 JPY (i.e., 909 USD) per resident. In addition, to prevent layoffs and bankruptcies, the government created and expanded various loan and subsidy programs to support firms and workers. Other existing social programs and local economic policies are also reviewed.

  • Do Solar Lamps Help Children Study? Contrary Evidence from a Pilot Study in Uganda

    Chishio Furukawa

    Journal of Development Studies   2013年11月  [査読有り]

    DOI

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Taylor & Francis Editing Services   単著  

    Over half a billion children lack adequate lighting and use dim, smoky and dangerous kerosene-based lighting for their evening studies. This article examines the conventional wisdom that the brighter, clean, safe and zero-marginal-cost light of solar lamps enhances children’s learning outcomes. In a randomised experiment, unexpectedly, solar lamps lowered test scores by five points out of 100 (0.25 standard deviation), but increased reported study time by approximately 30 minutes per day. This may be due to flickering from lack of full charge, lowering their productivity. The nationwide learning assessment suggests that solar lamps likely have an insignificant effect on educational attainment.

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • メタ分析における出版バイアスの頑強な補正方法の開発--情報伝達モデルに基づいて

    2021年4月 - 2025年3月

    科学研究費補助金  若手研究(A)

    代表者:古川知志雄

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    資金種別:競争的資金

    社会科学の実証研究において、否定的な結果が肯定的な結果に比べ発表されにくいという「出版バイアス」が存在し、エビデンスの統合における重要な問題であるという認識が高まっている。出版バイアスは、利己的な動機を持つ研究者が自分の研究結果をよりよく見せようとする結果だと一般的に考えられている。この考えに基づき、特定の結果報告パターンを仮定したメタ分析のバイアス補正方法が提案されてきた。本研究では、情報処理のための認知的制約を持つ論文読者に、分かりやすく研究結果を伝えたいという利他的な動機からも出版バイアスが生じるという新しい仮説を、ゲーム理論を用いて検討する。この研究者と読者の間の情報伝達モデルは、結果報告パターンを従来の単純な仮定では説明できないことを示唆している。そこで、この情報伝達モデルに基づいて、特定の仮定に依存しない、既存の手法より頑強な出版バイアスの補正手法を新たに開発し、その有効性を検証をする。

 

担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 2024年度   ミクロデータサイエンスⅠ

    大学院先進実践学環

  • 2024年度   演習Ⅱb(博士前期)

    大学院国際社会科学府

  • 2024年度   演習Ⅱa(博士前期)

    大学院国際社会科学府

  • 2024年度   演習Ⅰb(博士前期)

    大学院国際社会科学府

  • 2024年度   演習Ⅰa(博士前期)

    大学院国際社会科学府

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