論文 - 石田 喜美
件数 80 件-
異文化コミュニケーションにおける「やさしさ」とは何か:インタビュー場面における「やさしい日本語」をめぐる価値の葛藤
石田喜美, 半沢千絵美
認知科学 31 ( 3 ) 443 - 458 2024年9月 [査読有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本認知科学会 共著
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国語科教師教育における課題としての「母語」――教育学部生・留学生共同ワークショップ受講生のアンケート調査結果から――
石田 喜美
全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集 147 ( 0 ) 141 - 144 2024年10月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 単著
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視覚的手がかりに着目した説明的文章を「読むこと」の実践:国際教室と在籍学級をつなぐ学習の実現に向けて
長谷川芽衣, 高瀨円, 石田喜美
教育デザイン研究 15 ( 1 ) 111 - 120 2024年2月 [査読有り]
担当区分:最終著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院教育学研究科 単著
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異文化コミュニケーションにおける「やさしさ」とは何か:インタビュー場面における「やさしい日本語」をめぐる価値の葛藤
石田 喜美, 半沢 千絵美
認知科学 31(3) 2024年 [査読有り]
記述言語:その他外国語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
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附属学校教員特別プログラム専門科目を通じた附属学校と大学院教育との連携
松原雅俊, 柳屋亮, 石田喜美
教育デザイン研究 14 ( 2 ) 11 - 19 2023年1月 [招待有り]
担当区分:最終著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院教育学研究科 単著
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《意見論文》時間的展望の中にある「つながりの実感」
石田喜美
質的心理学フォーラム ( 14 ) 79 - 82 2022年10月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本質的心理学会 単著
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少女文化とリテラシー:「ハイブリッドな集合体」としての変体少女文字に着目して
石田喜美
読書科学 63 ( 2 ) 89 - 10 2022年6月 [査読有り] [招待有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本読書学会 単著
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異文化コミュニケーションにおける『やさしさ』と『豊かさ』の緊張関係:教育学部生・留学生共同ワークショップ参加者の『やさしい日本語』
石田 喜美, 半沢 千絵美
異文化間教育学会第43回発表抄録集 144 - 145 2022年6月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:異文化間教育学会 共著
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王智毓, 石田喜美
横浜国大国語研究 ( 40 ) 146 - 162 2022年5月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:横浜国立大学国語・日本語教育学会 共著
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00014692
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不可視化されるセクシュアリティと「差別」――今江祥智『どろんこ祭り』をめぐるジェンダー/セクシュアリティ言説の検討――
石田 喜美
全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集 142 ( 0 ) 237 - 240 2022年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 単著
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比較を通して美術評論文の特徴・工夫を考える――「君は『最後の晩餐』を知っているか」(中2)を中心に――
柳屋 亮, 石田 喜美
全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集 142 ( 0 ) 261 - 264 2022年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 共著
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比較を通して美術評論文の特徴・工夫を考える:「君は『最後の晩餐』を知っているか」(中2)を中心に
柳屋 亮, 石田 喜美
国語科教育研究 : 全国大学国語教育学会大会研究発表要旨集 142 2022年5月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 共著
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不可視化されるセクシュアリティと「差別」:今江祥智『どろんこ祭り』をめぐるジェンダー/セクシュアリティ言説の検討
石田 喜美
国語科教育研究 : 全国大学国語教育学会大会研究発表要旨集 142 237 - 240 2022年5月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 単著
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松山雅子編著 『書くことの力をはぐくむマルチモーダル・アプローチ――自己認識としてのメディア・リテラシーをめざして――』
石田 喜美
国語科教育 91 ( 0 ) 54 - 56 2022年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 単著
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クイズ番組を介した異文化理解の可能性:1980年代の海外情報型クイズ番組の分析から
李縁舟, 石田喜美
教育デザイン研究 13 ( 1 ) 51 - 60 2022年1月 [査読有り]
担当区分:最終著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
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時間的展望の中にある「つながりの実感」
石田 喜美
質的心理学フォーラム 14 79 - 82 2022年 [査読有り]
記述言語:その他外国語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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《実践報告》オンラインで実施されるゲーム型の図書館ガイダンスの制作と実践
寺島哲平, 石田喜美, 名城邦孝, 関敦央, 宮崎雅之
RPG学研究 2 ( 2 ) 12j - 20j 2021年12月 [査読有り]
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本RPG学研究会 共著
筆者らの研究チームでは,これまで大学図書館の利用方法が学べるゲーム型の図書館ガイダンス「Libardry」(リバードリィ)を大学図書館で実施してきた.しかし2020年度は,新型コロナウイルス感染拡大防止の影響により,大学図書館は閉館を余儀なくされた.このような状況下で,多くの大学図書館では,オンラインで図書館ガイダンスを実施する試みを行った.同様に筆者らの研究チームでも,今までのゲーム型の図書館ガイダンスの知見を活かし,有料ツールや特別な技術がなくとも制作可能な,図書館ガイダンス「Libardy Form」(リバードリィ・フォーム)を制作することを試み,それが図書館利用学習へもたらす影響を知るための探索的な調査を実施した.具体的には「Libardry Form」の特徴を試行調査として,第一著者が担当する大学授業とSNSを通じて,「Libardry Form」のプレイ体験者を募集し,大学生11人,一般参加者31人の協力を得た.プレイ体験後アンケート調査への回答を依頼したところ,動画型の図書館ガイダンスよりもゲーム型の図書館ガイダンスを選好する回答者が33人(78.6%)であることがわかった.またプレイを体験した大学生11人に対して,追加の事前・事後調査についての協力を求め,得られた8人の有効回答についての結果を分析すると,大学図書館を利用した経験のある2年生や3年生には「 Libardry Form」の影響を認めることが難しかった.一方,有効回答数が少ないため一般化はできないものの,大学図書館を利用した経験の少ない1年生の理解度向上に寄与する可能性があることが示唆された.
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<実践報告>オンラインで実施されるゲーム型の図書館ガイダンスの制作と実践
寺島 哲平, 石田 喜美, 名城 邦孝, 関 敦央, 宮崎 雅之
RPG学研究 2 12e - 21e 2021年12月 [査読有り]
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本RPG学研究会 共著
筆者らの研究チームでは, これまで大学図書館の利用方法が学べるゲーム型の図書館ガイダンス「Libardry」(リバードリィ)を大学図書館で実施してきた. しかし2020年度は, 新型コロナウイルス感染拡大防止の影響により, 大学図書館は閉館を余儀なくされた. このような状況下で, 多くの大学図書館では, オンラインで図書館ガイダンスを実施する試みを行った. 同様に筆者らの研究チームでも, 今までのゲーム型の図書館ガイダンスの知見を活かし, 有料ツールや特別な技術がなくとも制作可能な, 図書館ガイダンス「Libardy Form」(リバードリィ・フォーム)を制作することを試み, それが図書館利用学習へもたらす影響を知るための探索的な調査を実施した. 具体的には「Libardry Form」の特徴を試行調査として, 第一著者が担当する大学授業とSNSを通じて, 「Libardry Form」のプレイ体験者を募集し, 大学生11人, 一般参加者31人の協力を得た. プレイ体験後アンケート調査への回答を依頼したところ, 動画型の図書館ガイダンスよりもゲーム型の図書館ガイダンスを選好する回答者が33人(78.6%)であることがわかった. またプレイを体験した大学生11 人に対して, 追加の事前・事後調査についての協力を求め, 得られた8人の有効回答についての結果を分析すると, 大学図書館を利用した経験のある2年生や3年生には「Libardry Form」の影響を認めることが難しかった. 一方, 有効回答数が少ないため一般化はできないものの, 大学図書館を利用した経験の少ない1年生の理解度向上に寄与する可能性があることが示唆された.
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石田喜美
質的心理学研究 20 ( Special ) S9 - S15 2021年12月 [査読有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:新曜社 単著
本稿では,変化しつつある現代日本の図書館と,司書・図書館関係者の姿について現場報告を行う。本稿では特に,アナログからデジタルへとその重点を移行させつつある世界的動向の中,図書館界において注目されている2つのキーワード─「ネットワーク」と「創造性」─に着目し,日本のローカリティにおけるこれらの現れを描出することをねらいとした。はじめに,日本十進分類法擬人化普及委員会や「としょけっと」を例に,公的なネットワークとは異なる場で生起しつつある,新たな草の根的ネットワークの存在を示した。次に,未知なる状況を創り出す「ゲーム」という媒体に着目し,それを調査ツールとして用いた実践での司書・図書館関係者のゲームプレイ上の会話の記述から,そこに見られる創造性の姿を記述した。最後に,司書・図書館関係者が彼らの草の根的ネットワークの中で行う創作活動とゲームプレイ中に見られた創造性とがグラデュエーション状に位置すること,そのどちらもが既存のリソースや環境への応答として生み出されていることを指摘した。その上で,エンゲストロームが提起した「菌根」の概念を援用し,司書・図書館関係者のネットワークや創造性が図書館内外に繁殖する「菌根」に根ざしたものであると考察した。
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遠隔授業下におけるEC型学習コンテンツ制作支援に向けた方法の提案 :Googleフォームで制作された学習コンテンツの体験が喚起する制作意欲および阻害要因に注目して
寺島哲平, 名城邦孝, 関敦央, 宮崎雅幸. 石田喜美
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム論文集 2021 169 - 174 2021年8月
担当区分:最終著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 単著
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国語教育•読書教育における「仲立」としての教師・支援者の役割:「つながりの学習(Connected Learning)」論を中心に
宮澤 優弥, 石田 喜美
全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集 140 ( 0 ) 305 - 308 2021年5月 [査読有り]
担当区分:最終著者, 責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 共著
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《実践報告》留学生と教員養成課程の学生との共同ワークショップの試み:多様なコミュニケーション方法を求めて
半沢千絵美, 石田喜美
ときわの杜論叢 8 63 - 78 2021年3月 [査読有り]
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学国際戦略推進機構 共著
本稿では、日本語初級クラスに在籍する留学生と、教員養成課程に在籍する学部 1 年生を対象とした共同ワークショップの実践について報告する。ワークショップの前半は、やさしい日本語、イラスト、表情等を用いてさまざまなコミュニケーションの方法を体験してもらうアイスブレイク活動を行い、後半はチームで 4 コマフォトストーリーの作成を試みた。ワークショップ後のアンケートとインタビューの回答から、4 コマフォトストーリーのブレインストーミング活動中は、言語による意思疎通が難しく、留学生も日本人学生もコミュニケーションに難しさを感じていたが、タスク達成のためにコミュニケーションの方法を工夫していたことが明らかになった。また、ワークショップ後半の写真撮影活動が、お互いがイメージしているものをより正確に表現するための有効な手段となり、コミュニケーションが活性化されていたことが示唆された。
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00013979
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石田 喜美
月刊国語教育研究 587 52 - 53 2021年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本国語教育学会 単著
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教員養成課程学生の異文化間葛藤への対応―日本語サポーター活動の語りにおけるディスコーダンスの分析―
石田喜美, 半沢千絵美
教育デザイン研究 12 ( 1 ) 76 - 85 2021年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院教育学研究科 共著
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00013489
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「多様性」の視点を導入した国語科教師教育の試み:留学生共同ワークショップとフィールドワーク科目とを組み合わせた授業実践の事例から─
石田喜美、半沢千絵美、河野俊之
人文科教育研究 ( 47 ) 19 - 34 2020年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:人文科教育学会 共著
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ゲーム型教材の分析を通じて主体性育成について考える―リアル脱出ゲーム型漢字学習教材「不思議な漢字洞窟からの脱出」を用いた実践事例から―
石田喜美
横浜国大国語教育研究 ( 45 ) 2 - 15 2020年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:横浜国立大学国語教育研究会 単著
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00013191
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第4章 指定討論:国語教育を再構築するものとしての国語科授業研究
石田 喜美
全国大学国語教育学会・公開講座ブックレット 11 ( 0 ) 78 - 81 2019年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 単著
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ゲームとして経験を語る場における過剰な意味の創出:RPG型図書館ガイダンス・プログラムにおけるグループ・ディスカッションの会話分析
石田喜美、名城邦孝、関敦央、宮崎雅幸、寺島哲平
認知科学 25 ( 4 ) 375 - 391 2018年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本認知科学会 共著
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国語科教育を問い直す②―言葉(ことば)―
石田 喜美, 藤森 裕治
全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集 135 ( 0 ) 209 - 212 2018年10月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 共著
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新たな教育課題に対応する養成-研修一体型教師育成プログラムの試み―ICTを活用した教育実践コミュニティへの参加に向けた「つながりの学習」のデザイン―
石田喜美・小水亮子・大泉義一・鈴木允・島田広・鬼藤明仁・藤井佳代・泉真由子・梅澤秋久・和田一郎・加藤圭司・杉山久仁子
日本教育大学協会研究年報 ( 36 ) 187 - 199 2018年3月 [査読有り] [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:日本教育大学協会 共著
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《実践報告》パフォーマンス課題に基づいたルーブリック作成の試み ―「高度専門職としての教員」育成を目指した ルーブリック作成ワークショップの事例を通して―
達富悠介、石田喜美
横浜国大国語教育研究 ( 43 ) 2018年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国大国語教育研究会 共著
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新たな教育課題に対応する養成-研修一体型教師育成プログラムの試み─ ICTを活用した教育実践コミュニティへの参加に向けた「つながりの学習」のデザイン ─
石田 喜美, 小水 亮子, 大泉 義一, 鈴木 允, 島田 広, 鬼藤 明仁, 藤井 佳世, 泉 真由子, 梅澤 秋久, 和田 一郎, 加藤 圭司, 杉山 久仁子
日本教育大学協会研究年報 36 187 - 199 2018年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育大学協会年報編集委員会 共著
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第40回研究大会ワークショップ メディア・コミュニケーションとしてのゲーム・コミュニケーション―ナラティブ,実践,アイデンティティ―
石田 喜美, 水澤 祐美子, 田島 知之, 石田 喜美, 李 旉昕, アンドリュー バーン
社会言語科学 20 ( 2 ) 38 - 45 2018年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:社会言語科学会 共著
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ゲームとして経験を語る場における過剰な意味の創出 ―RPG型図書館ガイダンス・プログラムにおけるグループ・ディスカッションの会話分析―
石田 喜美, 名城 邦孝, 関 敦央, 宮崎 雅幸, 寺島 哲平
認知科学 25 ( 4 ) 375 - 391 2018年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本認知科学会 共著
 In recent years, we have witnessed cases of "gamification" in various social fields,such as education, social welfare, and even ecological problem solving. Within the background of such cases, there seems to be a need for change in the reality of our daily lives. In fact, we can see some cases of gamification occurring in our actual lives. According to Suits (2005), to play game is to engage in "the voluntary attempt to overcome unnecessary obstacles." In daily life, obstacles exist as things to avoid, but in a game context, such obstacles are necessary for our pleasure. Thus, using the method of gamification and introducing the game context, we can change the meaning of various obstacles, and construct alternative meaning to our reality. In this article, we focus on the process in which our reality is reconstructed through the conversation after playing a game-based educational program. Describing how they design their interactions and construct their realities, we aim at finding how games affect our realities. This field of research is RPG-based, and focuses on a user-education program implemented in an academic library, called "Libardry," which is a combination of the word "library" and the title of a popular game, "Wizardry." The program consists of two parts: an RPG-based education program and a group discussion (Flick, 2002). The participants were six university students, two females and four males. We focused on conversations in a group discussion and analyzed them to determine how the participants, staff members, and students, elicit meaning from difficulties when accessing library resources as artifacts. As a result, we determined how participants change their meaning collaboratively. In their conversations, they stated that difficulties are "unnecessary obstacles to overcome" for pleasure. Game context not only visualizes the existence of artifacts from the viewpoint of "pleasure," it also opens up the field of meaning negotiation for people in various fields.
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国語教育学における理論と実践の往還:「国語科授業分析研究」(1995-2014)を事例として
石田喜美
人文科教育研究 ( 44 ) 1 - 15 2017年12月 [査読有り] [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:人文科教育学会 単著
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《研究ノート》図書館利用学習のための学習環境を創造する:即興的発想に基づくコミュニケーション・ゲーム導入の試み
寺島哲平、名城邦孝、関敦央、宮崎雅幸、石田喜美
人間科学 35 ( 1 ) 39 - 48 2017年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:常磐大学人間科学部 共著
その他リンク: http://www.tokiwa.ac.jp/tokiwa/publication/human02/index.html
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公開講座 インクルーシブ教育とアクティブ・ラーニング②――多言語・多文化と授業づくり――
妹尾 知昭, 羽田野 真帆, 松井 かおり, 石田 喜美
全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集 132 ( 0 ) 305 - 308 2017年5月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 共著
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《実践報告》「本に出会うリテラシー」への回路を取り戻す学習環境のデザイン:公立図書館における「本をえらぶワークショップ for KIDS」の実践
石田喜美、菊池真衣
読書科学 59 ( 2 ) 80 - 93 2017年5月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本読書学会 共著
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「国語科における言語活動に関する調査」報告(Ⅰ)―小学校における言語活動の実態と教師の困難感(概要)
石田喜美、髙木まさき
横浜国大国語教育研究 ( 42 ) 2 - 9 2017年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:横浜国立大学国語教育研究会 共著
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《研究ノート》学生にとってアクセス困難な情報資源を可視化する:ミッション・クリア型情報リテラシー学習プログラムの開発と試行
寺島哲平、名城邦孝、関敦央、宮崎雅幸、石田喜美
人間科学:常磐大学人間科学部紀要 34 ( 2 ) 2017年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:常磐大学人間科学部 共著
その他リンク: http://www.tokiwa.ac.jp/tokiwa/publication/human02/pdf/ningen34_2.pdf
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図書館利用学習のための学習環境を創造する:即興的発想に基づくコミュニケーション・ゲーム導入の試み
寺島 哲平, 名城 邦孝, 関 敦央, 宮崎 雅幸, 石田 喜美
人間科学:常磐大学人間科学部紀要 35(1) 39 - 48 2017年
記述言語:その他外国語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
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「本に出会うリテラシー」への回路を取り戻す学習環境のデザイン
石田 喜美, 菊池 真衣
読書科学 59 ( 2 ) 80 - 93 2017年 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本読書学会 共著
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(研究ノート)学生にとってアクセス困難な情報資源を可視化する
寺島 哲平, 名城 邦孝, 関 敦央, 宮崎 雅幸, 石田 喜美
人間科学:常磐大学人間科学部紀要 34(2) 93 - 104 2017年
記述言語:その他外国語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
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(実践報告)「本に出会うリテラシー」への回路を取り戻す学習環境のデザイン―公立図書館における「本をえらぶワークショップ for KIDS」の実践―
石田 喜美
読書科学 印刷中 2017年 [査読有り]
記述言語:その他外国語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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大学図書館における情報リテラシー教育の可能性―現代社会におけるリテラシー概念の拡張と「つながる学習(Connected Learning)」―
石田 喜美
情報の科学と技術 66 ( 10 ) 531 - 537 2016年10月 [査読有り] [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人情報科学技術協会 単著
近年、大学図書館において積極的に、情報リテラシーに関わる教育活動が行われるようになってきた。一方、1990年代後半から、さまざまな「新しい能力」に関する概念が提案されてきており、情報リテラシーという概念もその拡張を余儀なくされている。本稿では、「新しい能力」の視点から、大学図書館において求められる情報リテラシー教育とはどうあるべきかを検討し、その展望を描きだすことを目的とした。具体的には、「つながる学習(Connected Learning)」の学習論に着目し、本学習論から導きだされる情報リテラシー学習のための学習原理および学習環境のデザイン原理について考察した。
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkg/66/10/66_531/_article/-char/ja/
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《研究ノート》エンロールマネジメント・マネジメントに向けたゲーミフィケーションの実践報告
寺島哲平・若林正智・石田喜美
人間科学:常磐大学人間科学部紀要 34 ( 1 ) 51 - 62 2016年9月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:常磐大学人間科学部 共著
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映像テクスト/言語テクストの往還による学習の可能性:テクストの美的機能に着目した写真ワークショップの実践から
石田喜美
人文科教育研究 ( 43 ) 29 - 41 2016年8月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:人文科教育学会 単著
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「性の多様性」を包摂する国語教育カリキュラム
石田喜美
月刊国語教育研究 51 ( 529 ) 50 - 57 2016年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本国語教育学会 単著
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石田 喜美
月刊国語教育研究 ( 529 ) 50 - 54 2016年5月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本国語教育学会 単著
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(研究ノート) エンロールマネジメント・マネジメントに向けたゲーミフィケーションの実践報告
寺島 哲平, 石田 喜美
人間科学:常磐大学人間科学部紀要 34(1) 51 - 62 2016年
記述言語:その他外国語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
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映像テクスト/言語テクストの往還による学習の可能性―テクストの審美的機能に着目した写真ワークショップの実践から―
石田 喜美
人文科教育研究 (43) 2016年 [査読有り]
記述言語:その他外国語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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情報リテラシー教育におけるつながる学習 (Connected Learning)――RPG型図書館利用ガイダンス・プログラム「Libardly(リバードリィ)」の試み――
石田 喜美
全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集 129 ( 0 ) 239 - 242 2015年10月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 単著
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《研究ノート》大学資源の活用に向けたゲーミフィケーションの実践
石田喜美、関敦央、寺島哲平
人間科学:常磐大学人間科学部紀要 33 ( 1 ) 49 - 64 2015年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:常磐大学人間科学部 共著
その他リンク: http://www.tokiwa.ac.jp/tokiwa/publication/human02/index.html
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アーカイブづくりの活動における境界のデザインー水戸芸術館現代美術センター高校生ウィーク「アーカイ部」を事例として―
石田 喜美
質的心理学フォーラム 7 ( 7 ) 36 - 47 2015年9月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本質的心理学会 単著
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《実践報告》読書体験を共有する活動に着目したワークショップ・プログラムの実践
石田 喜美
読書科学 56 ( 3-4 ) 138 - 148 2015年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本読書学会 単著
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/sor/56/3-4/56_138/_article/-char/ja/
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10 アート・デザイン活動による学生と地域との連携およびその教育的効果に関する研究 : ワークショッププロジェクト「TOKIWAまちなかラボ」の実践2(A 口頭発表,いとおしき-歴史環境と芸術の未来-,環境芸術学会第16回大会)
中村 泰之, 石田 喜美, 小佐原 孝幸
環境芸術 15.1 ( 0 ) 15 2015年 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:環境芸術学会 共著
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石田 喜美, 関 敦央, 寺島 哲平
人間科学:常磐大学人間科学部紀要 33(1) 49 - 64 2015年 [査読有り]
記述言語:その他外国語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
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アーカイブづくりの活動における境界のデザインー水戸芸術館現代美術センター高校生ウィーク「アーカイ部」を事例として―
石田 喜美
質的心理学フォーラム (7) 36 - 47 2015年 [査読有り]
記述言語:その他外国語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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国語科メディア・リテラシー教育におけるアプロプリエーション
石田 喜美
人文科教育研究 ( 41 ) 13 - 25 2014年8月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:人文科教育学会 単著
本稿では、国語科メディア・リテラシー教育におけるアプロプリエーションについて論じた。アプロプリエーションとはメディア・コンテンツを引用しリミックスする能力を意味する能力である。本稿ではミシェル・ド・セルトーの議論においてアプロプリエーションという概念がどのような行為の可能性を持つものとさ
れているかを明らかにしたうえで、国語科教育における「翻作法」の授業を事例として検討することによって、この概念によって国語科の授業をどのように捉え直すことが可能になるかを考察した。 -
学生文化ボランティアの隘路:地域型アートプロジェクトにおける交換の<失敗>
石田 喜美
人間科学:常磐大学人間科学部紀要 32 ( 1 ) 29 - 45 2014年8月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:常磐大学人間科学部 単著
その他リンク: http://www.tokiwa.ac.jp/tokiwa/publication/human02/pdf/ningen32_1.pdf
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学生によるワークショップづくりプロジェクト「TOKIWAまちなかラボ」の構想と実践
石田喜美, 小佐原孝幸, 中村泰之
人間科学:常磐大学人間科学部紀要 31 ( 2 ) 71 - 78 2014年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:常磐大学人間科学部 共著
その他リンク: http://www.tokiwa.ac.jp/tokiwa/publication/human02/pdf/ningen31_2.pdf
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ピア・グループ型ワークショップによるメディア・リテラシー学習の支援 : 高校生対象の連続ワークショップ「写真部」を事例として
石田 喜美
読書科学 55 ( 3 ) 90 - 101 2013年7月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本読書学会 単著
本稿では学習者に「新しいメディア・リテラシー」を育むことを目指した学習環境デザインを明らかにするため、ピア・グループ型ワークショップに着目した。ピア・グループ型ワークショップによる学習環境デザインを行っている連続ワークショップ「写真部」を調査対象とし、エスノグラフィー調査を行った。ピア・グループ型ワークショップによって、学習者が「新しいメディア・リテラシー」の中核的なスキルのひとつである「集合的知性」を獲得することを支援できることを示すとともに、その具体的な学習プロセスを明らかにした。
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メディア・リテラシー教育における倫理的側面 : The GoodPlay Project & Project New Media Literacies (2011) Our Spaceを手がかりとして
石田 喜美
国語科教育 ( 73 ) 15 - 22 2013年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 単著
本稿では、H.ジェンキンスによって提案された「新しいメディア・リテラシー」に基づく教育実践を考案するための基礎研究として、彼らのチームによって制作された学習用ツールキット『Our Space』の検討を行った。その結果、本ツールキット集においては、メディア使用に関わる倫理的な側面に着目していること、なかでも、学習者の責任や役割に着目するような学習の場を用意し、その中で学習者が自らメディア・リテラシーの倫理的側面について考えることを促していることを明らかにした。
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kokugoka/73/0/73_KJ00008610386/_article/-char/ja/
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「コンベンション」から「アプロプリエーション」へ : 現代社会におけるメディア・リテラシー教育に関する一考察
人文科教育研究 ( 39 ) 25 - 37 2012年8月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:人文科教育学会 単著
本稿では、マスメディアに代わり、ソーシャル・メディアが言論形成において重要な力を持ちつつある現代社会において、メディア・リテラシー教育をどのように位置づけるべきかを考察した。ソーシャル・メディアが広く浸透している米国において近年示された提言『Confronting the Challenges of Participatory Culture: Media Education for the 21st Century』を分析することにより、今後のメディア・リテラシー教育において「参加型文化」がキーワードになることを示すとともに、今後日本においてメディア・リテラシー教育を考えるための視点を示した。
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国語科教育における「見ること」の学びに関する一考察 : 現代アートの鑑賞教育プログラムにおける学習者のテクスト生成過程の分析から
石田 喜美
人文科教育研究 ( 38 ) 37 - 48 2011年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:人文科教育学会 単著
本稿では、国語科教育において「見ること」の学びの本質をどう捉えるべきかについて考察した。まず、M.メルロ=ポンティの知覚に関する一連の議論をもとに「見ること」の学びの本質を考察し、「見ること」の学びの本質とは「個人的な意味の生成」と「他者とともにある間主観的な世界の中の意味の定立」であると規定した。その上で、美術館における鑑賞教育ワークショップでの学習者の学びの事例を分析することにより、これら2つの側面がどのように生じるかを明らかにした。
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リテラシー実践による「わたしたちの場所」の確保--A中学校・文芸部のエスノグラフィー
石田 喜美
読書科学 52 ( 3 ) 113 - 237 2009年6月 [査読有り] [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本読書学会 単著
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アート・リテラシー教育における言語化の支援 : 現代美術館での鑑賞教育における高校生のグループ活動の分析から
石田 喜美
筑波大学人間総合科学研究科学校教育専攻学校教育学研究紀要 ( 2 ) 1 - 19 2009年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:筑波大学人間総合科学研究科学校教育学専攻 単著
本稿では、「アート・リテラシー」(アートが生み出す世界を読み書きすること)の教育において、いかに学習者の意味生成と言語化を支援していくかについて論じた。まず「ストーリーの社会学」という視点から、ストーリーが生み出され発展していく段階を示したK.プラマーの議論と、J.クリステヴァの意味生成に関する議論をもとに、学習者が自ら意味を生成し言語化するプロセスには2つの言語化の局面があることを示した。ひとつは(1)意味生成のための言語化、もうひとつは(2)不特定多数の他者に向けた言語化である。次に、ある現代美術館で行われた高校1年生対象の鑑賞教育を事例とすることによって、アート作品に対する言語化にこれら2つの局面があることを確認した。
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リテラシー教育研究における倫理的政治的課題
石田 喜美
人文科教育学研究 ( 35 ) 17 - 28 2008年8月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:人文科教育学会 単著
本稿では、リテラシー教育研究における倫理的政治的課題について考察した。まず、1980年代以降のリテラシー教育研究の動向の中で研究における倫理的政治的課題が焦点化される背景を確認し、次に、近年の議論を手がかりとしながら、リテラシー教育において焦点化されている4つの問題群を特定した。その上で,特に議論の焦点となっている問題として、エスノグラフィーの記述をめぐる問題をとりあげ、この問題を乗り越えるために今後のリテラシー教育研究は「個別的なもののエスノグラフィー」(ethnographies of particular)を志向すべきだと提案した。
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メディア・リテラシー教育における学習者への視点に関する一考察
筑波大学人間総合科学研究科学校教育専攻学校教育学研究紀要 ( 1 ) 21 - 40 2008年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:筑波大学人間総合科学研究科 単著
本稿では、1980年代以降のメディア・リテラシー論において、既存の社会・文化に存在する意味を一方的に受容する学習者という学習者像(「社会・文化を受容する学習者」)が前提とされていることを明らかにした。その上で、近年のメディア・オーディエンス研究がオーディエ
ンスの創造的な側面に焦点を当てていることを指摘し、今後のメディア・リテラシー論が前提とすべき学習者像として「『現実』を構成する学習者」という学習者像を提示した。 -
メディア文化系課外活動団体における「部誌」の意味の構成--社会構成主義的パラダイムによるメディア・リテラシー教育に関する一考察
石田 喜美
筑波教育学研究 ( 6 ) 1 - 19 2008年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:筑波大学教育学会 単著
本稿では、学習者自身の経験や実践に基づくメディア・リテラシー教育のありかたを追求するため、中学校・高校の文化系課外活動団体の部員に対し集団インタビュー調査を実施した。インタビュー調査によって得られた語りを分析した結果、「部誌」の意味の構成が①既存のカテゴリーの適用と②学習者の日常的な人間関係に基づく意味づけという二つの方法によってなされること、②についての語りが行われる際に、学習者自身の経験や実践に基づくボトムアップ式の意味生成が行われることが明らかになった。
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「読者コミュニティ」の構築―同人誌コミュニティについての語りの分析から―
石田 喜美
読書科学 50 ( 3-4 ) 94 - 104 2007年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本読書学会 単著
本稿の目的は、オーディエンスの実践がコミュニティそのものを構築する過程を明らかにすることである。本稿では具体的に、アニメや漫画等のパロディを描く同人誌を制作している女性へのインタビュー調査を実施し、調査によって得られた語り(ナラティブ)を分析した。この分析によって、語り手による語りの中で、同人誌を制作・流通・受容するコミュニティ(同人誌コミュニティ)が、特別な意味を持つ実体としての「読者コミュニティ」として構築される過程を記述した。
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交流ノートにおける「読者」から「作者」への移行―水戸芸術館現代美術センター教育普及プログラム・高校生ウィーク2006「ちへい/cafe」における小学生の参加過程の分析―
石田 喜美
読書科学 50 ( 3-4 ) 118 - 133 2007年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本読書学会 単著
本稿では、メディア・オーディエンス研究において、オーディエンス(「読者」)が「作者」へと移行する具体的な過程が明らかにされてこなかったという問題意識に立ち、「読者」が「作者」へと移行する具体的な過程を明らかにすることを目的とした。具体的には、少女漫画の「読者」である小学生の女児が、美術館内に設置された交流ノートでの他者とのやりとりによって、少女漫画の「作者」へと自らのアイデンティティを移行させていく過程を分析・記述することによって、これを明らかにした。
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社会構成主義的学習論に基づく「論理的文章を書くこと」の教育に関する一考察―J.P.Geeのディスコース概念を手がかりとして―
石田 喜美
人文科教育学研究 ( 33 ) 57 - 68 2006年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:人文科教育学会 単著
本稿では、社会構成主義的学習論の立場から「論理的文章を書くこと」の教育について検討することで、社会構成主義の思想的潮流を国語科教育がいかに引き受けるべきかを考察した。具体的には、J.P.Geeの「ディスコース」という概念を理論的枠組みとして用い、具体的な教育実践の事例分析を行うことによって「論理的文章を書くこと」の教育においては、「コミュニティへの参入」という視点が重要であることを指摘した。
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学習者による学習の協働的生成―道案内課題における相互行為場面の会話分析から―
三島佳奈, 塚田香織, 石田喜美
人文科教育研究 ( 33 ) 95 - 108 2006年8月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:人文科教育学会 共著
本稿では、グループ活動で道案内課題に取り組む学習者の実際の相互行為の様子を調査・分析することによって、「話し合い活動」の教育的意義を考察した。グループでの「話し合い活動」における学習者の相互行為を分析することによって、それぞれの学習者が用いる言語的ストラテジーを資源として活用しながら、学習者たちがさまざまな言語的ストラテジーを学習している様子を記述した。
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石田喜美, 宮本千尋
日本認知科学会「教育環境のデザイン」研究分科会研究報告 12 ( 1 ) 6 - 17 2006年8月 [査読有り] [招待有り]
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:認知科学会「教育環境のデザイン」研究分科会 共著
本稿では、アニメや漫画などのパロディ作品を同人誌という形式で発表し読みあうコミュニティ(同人誌コミュニティ)と、アニメや漫画などの登場人物のコスチュームを着ることを自己表現とするコミュニティ(コスプレ・コミュニティ)を対象とし、各コミュニティ参加者への質的な調査データを社会構成主義的学習論の立場から分析した。その結果、コミュニティに参加することが、参加者自身にとっての「現実」の変容を伴うことが明らかとなった。
その他リンク: http://sigdee.net/#reports
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相互行為場面における「読むこと」の意味の交渉―メディア・ファン・コミュニティに関わる女性へのインタビューの分析から―
石田 喜美
読書科学 50 ( 1 ) 13 - 22 2006年4月 [査読有り]
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本読書学会 単著
本稿では、メディア・ファン・コミュニティに関わる2人の女性へのインタビュー調査を行った。具体的には、インタビュー場面の相互行為において「マニア」という用語がどのように使用されているかを分析した。その結果、「マニア」という用語の使用によって、インタビュー参加者自身の「読むこと」の実践がさまざまなかたちで意味づけられることを明らかにした。この分析から、読むことの実践について意味は、あらかじめ決定されているのではなく、相互行為の中でボトムアップ式に構築されていくと結論した。
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物語の教材化プロセスにおけるアイデンティティの移行―ある教員志望学生の語りを事例として―
石田 喜美
筑波教育学研究 ( 4 ) 141 - 157 2006年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:筑波大学教育学会 単著
本稿では、物語文を教材とした授業実践を行うある教員志望の大学院生にインタビュー調査を行った。インタビューにおいて生成された語りを分析し、物語の教材化について語るプロセスが進行するにつれて教材化を行う主体のアイデンティティが、「読者」から「ストーリーテラーとしての教師」へと移行していく様子を記述した。またこの分析・記述から、物語の教材化という行為が「教育」という特殊な社会的実践に埋め込まれた行為であることを明らかにした。
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国語科における相互交流型授業の組織化に関する研究―学習過程の組織化が自己の読みの変容と他者の読みの受容に与える影響についての検討―
田中耕司, 小田真由美, 山口真希枝, 石田喜美, 生駒忍
読書科学 49 ( 3 ) 91 - 102 2005年10月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本読書学会 共著
本稿では学習者による相互交流活動を取り入れた授業実践において「グループ活動に対する好感度と自己有能感」「生徒の読みに影響した授業の構成要素」「グループ活動における話し合い活動について」「読みの変容と受容の程度について」の4項目を設定した質問紙調査の結果を報告した。その結果「自分で考えること→グループで話し合うこと→もう一度自分で考えること」という学習過程の組織化が、授業における学習者の読みの変容を促すために重要であることが明らかになった。
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青年期の少女の日記に書かれたナラティブ・ディスコースの分析による「書くこと」の意味の考察―生涯発達的アプローチから―
石田 喜美
日本語と日本文学 ( 41 ) 27 - 39 2005年8月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:筑波大学国語国文学会 単著
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授業における相互交流の機会は生徒の読みの変容にどのような影響を与えるのか―感想を手がかりとした読みの具体的変容の様相-
田中耕司, 小田真由美, 山口真希枝, 生駒忍, 石田喜美
人文科教育研究 ( 32 ) 63 - 77 2005年8月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:人文科教育学会 共著
本稿の目的は、学習者による相互交流活動を取り入れた授業実践において、学習者による相互行為は学習者の読みにどのような影響を及ぼすかを明らかにすることである。具体的には、学習者が授業における相互交流活動の前と後にワークシートに記入した感想を分析対象とし、記入された感想の変容について分析した。これによって、国語科教育における学習者の相互交流活動が、学習者に多角的な視点の獲得を可能にすること、また、これによって学習者の感想が変容することを明らかにした。
その他リンク: http://hdl.handle.net/2241/90804