論文 - 伊藤 信之
件数 53 件-
短距離走の加速局面における疾走速度の簡易的な計測法
伊藤信之
陸上競技学会誌 20 ( 1 ) 33 - 45 2022年4月 [査読有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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駆け上がり型のボードジャンプの遂行能力と各種跳躍パフォーマンスとの関係
伊藤 信之
日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 ( 0 ) 561 2023年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会 単著
<p>短距離や跳躍選手のプライオメトリックの遂行能力を高めるための練習手段としてバウンディングが用いられている.指導の現場では,選手がバウンディングなどを実施する際に後方へのキック動作が強調され,接地後に膝や足関節が過度の屈曲するつぶれ動作が観察されることが多い.水平片脚跳躍の能力を測定するために立五段跳を用いたテストなどが実施されているが,こうした動作が起こってしまった場合,選手の能力を適切に評価することが困難になることが示唆される.後方へのキック動作が強調されることを防ぐために,助走後に2種類の異なる台高をボードを用いた2歩の片脚跳躍を考案した.本研究では,この跳躍運動によって測定されるパラメーターとバウンディングなどの跳躍パフォーマンスとの相互関係について検討することを目的とした.男子の短距離選手5名および跳躍選手2名を対象とした.テスト試技に用いた「駆け上がり型のボードジャンプ」(以下BJ)は,6歩の助走から2種類の台高(5cmと10cm)を連続して片脚跳躍を行い,できるだけ遠くまで跳ぶ跳躍運動である.助走路に2m間隔でリファンレンスマークを設置し側方から高速度カメラによって撮影した.得られた画像から,各歩の跳躍距離,支持時間,滞空時間,水平速度を測定した.被験者の脚長のデータを加えて,簡易的に脚のスティフネスを算出した.また,計10項目の観点から質的な評価を行い,乗り込み,振り下ろし,挟み込みの動作を5点満点で得点化した.6歩助走からのバウンディングと比較したところ,各歩の跳躍間に有意な正の相関関係が認められた.跳躍距離に有意な差は見られなかったが,BJは脚のスティフネスが有意に大きく,振り下ろしおよび乗り込みの評価得点が有意に大きくなったことから,BJでは,接地後のつぶれ動作が抑制された良好な跳躍動作に近づいたことが示唆された.</p>
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Kinematic Factors Associated with Hitting Hurdles during the Initial Phase of a 110-m Hurdle Race
Iwasaki Ryo, Shinkai Hironari, Nunome Hiroyuki, Ito Nobuyuki
JOURNAL OF HUMAN KINETICS 83 ( 1 ) 5 - 12 2022年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
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女子跳躍・混成競技者を対象としたパフォーマンス測定プロジェクトに関する報告
犬井亮介,植松倫理,柴田篤志,図子あまね,山元康平,熊野陽人,伊藤信之,木越清信
陸上競技研究紀要 17 98 - 104 2021年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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110mハードル走レース中におけるハードル接触の影響
岩崎領,深海宏成,伊藤信之
トレーニング科学 32 ( 3 ) 141 - 147 2020年10月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本トレーニング科学会 共著
110mハードル走レース中のハードル接触の特徴およびハードル接触とレースパフォーマンスの関係を検討した.レース中における接触の特徴としてレース前半ではNo hit,レース中盤ではSlight hit,レース後半ではKnocking over the hurdleが多くなる傾向が確認された.
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7秒間走の実施が小学校中・高学年の児童の疾走パフォーマンスに与える影響
伊藤信之
教育デザイン研究 ( 11 ) 71 - 80 2020年2月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学教育学研究科 単著
疾走中の走速度の変化と走動作の観点から,7秒間走の実施が小学校中・高学年の児童の疾走パフォーマンスに与える影響について検討した.7秒間走での最大速度は,HG,LG両群とも有意に増大した.接地距離と支持前半大腿角速度には有意な交互作用が見られ,疾走能力の優れるHGの方が,7秒間走の走動作に望ましくない傾向が現れていた.2回目の50m走では,1回目に比べて有意にタイムが短縮し,最大速度も増大したが,その最大速度の値は7秒間走のものと変わらなかった.以上のことから,7秒間走では,走能力の高い低いを問わず,練習実施後すぐに走速度改善の効果が得られるものの,疾走動作が改善されたためではなく,目標が明確になることで,走る際に発揮される出力が大きくなるためと考えられた.疾走能力をより高めていくためには,疾走技術を改善するための別の練習手段を実施する必要性があることが示唆された.
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00012931
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100mにおける競技会での最大走速度の発揮度合い
伊藤信之
スプリント研究 27 57 - 59 2018年7月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
本研究では,日々の練習で行われることの多いスタートダッシュのタイムから,最大速度を推定する方法を開発し,練習時と比較して,競技会においてどの程度の走速度が発揮されているかについて検討した.主な結果は以下の通りである.1) 推定式を用いることで,SD40およびSD60mのタイムから最大走速度を推定することができる.2) 100m選手の試合時の発揮度合いは平均で105%,シーズンベスト時は107%程度となり,競技会での成績に強い影響を与えている.3) シーズン中は,試合での発揮度合いが100mパフォーマンスに大きな影響を与えるが,年度をまたぐ際は,その間の準備期のトレーニングの影響が大きい.以上のことから,競技会での発揮度合いの表れ方は個人差が大きく,一人ひとりの課題について,練習と試合の双方から検討していく必要があることが示唆された.
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対角線方向への片脚跳躍を用いたBSSC運動の遂行能力と陸上競技パフォーマンスとの関係性
渡辺和希,伊藤信之
日本体育学会大会予稿集 69 ( 1 ) 215 - 215 2018年7月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 共著
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走幅跳におけるパフォーマンス研究の現状とパフォーマンス向上のためのトレーニング
伊藤 信之
Strenghth and Conditioning Journal 23 ( 9 ) 3 - 13 2016年10月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:NSCAジャパン日本ストレングス&コンディショニング協会 単著
走幅跳のパフォーマンスを高めるには,助走のスピードだけではなく,水平速度を鉛直方向の速度に変換する踏切技術や,踏切板に正確に足を合わせられる助走の安定性などが要求される.そのため,単にスピードや筋力,パワーが高まっても,跳躍記録には直結しないことも多い.競技パフォーマンスの向上は,現状を詳細に把握し,制限要因やその原因となっていることを究明することによって,効果的な課題の改善法を検討し,実践していくというプロセスを通してなされる.制限要因を検討するためには,パフォーマンスを高めるための運動構造について明確にしておく必要がある.本稿では,走幅跳において,より遠くへ跳躍するための運動構造について考えた上で,パフォーマンスを高めていくための評価および練習方法について検討した.
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陸上競技走り幅跳びにおけるバイオメカニクスデータの活用
伊藤 信之
バイオメカニクス研究 18 ( 2 ) 82 - 93 2014年9月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本バイオメカニクス学会 単著
走り幅跳びのトレーニングにおいてバイオメカニクスの有用性を体験した事例を示し,トレーニングや競技現場における科学的データの利用について,バイオメカニクスデータの取得および提供方法,現場でのディスカッションや課題の設定について検討した.
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木村文子選手の大学4年間のトレーニング
伊藤 信之
陸上競技研究 2012 ( 1 ) 52 - 57 2012年3月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等) 出版者・発行元:日本学生陸上競技連合 単著
2011年と2012年の日本選手権女子100mハードルで2連覇し,2012年のロンドン・オリンピックの日本代表となった木村文子選手の大学4年間のトレーニングを,選手とコーチの関係という観点から4つの段階に整理し,トレーニングの状況と試合の結果について考察した.
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走幅跳びの跳躍動作の評価法
伊藤信之
体育の科学 62 ( 3 ) 210 - 215 2012年3月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:杏林書院 単著
動作の分析や評価に関しては,まず分析対象となる跳躍運動の構造および構成要素を明確にし,評価の観点に即した合理的・客観的尺度を作成する必要がある.ハイスピードカメラを用いることで,接地瞬時,離地瞬時のタイミングや動作を正確に把握することが可能となる.このハイスピードカメラで撮影された映像を利用した走幅跳の跳躍動作の評価システムと,実際のトレーニングへの適用例について解説した.
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走り幅跳びにおける走動作評価システムの提案
伊藤信之
陸上競技学会誌 10 76 - 79 2012年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
日本選手が海外のトップ選手と戦っていくためには,跳躍につながるスピードとパワーを高めていくことが求められる.そのためには,選手の個性を生かし,それぞれに応じた力を発揮しやすい方法を獲得して行くことが重要となる.その過程で定期的な動作評価を行っていく必要がある.そこでの評価は,単に跳躍距離との関連で良し悪しを言うのではなく,動作間の因果関係を踏まえたものでなければならない.
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走幅跳びのバイオメカニクス
伊藤信之
体育の科学 62 ( 2 ) 131 - 136 2012年2月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:杏林書院 単著
走幅跳では,助走のスタートから着地までの5~7秒という短い時間の中にさまざまな局面があり,非常に多数のチェックポイントがあるため,トレーニングの現場では,撮影されたVTR画像のスローやコマ送り再生によって,その動作を確認することは有効であるといえる.しかし,各局面での望ましい動作をなぞるように動くことは困難であるだけでなく,動作間の因果関係を考慮しなければパフォーマンスの低下を招くことにもつながる.因果関係性を考慮した技術練習の課題を適切にとらえることについて論じた.
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跳躍距離の異なる走幅跳選手の助走動作のバイオメカニクス的比較
阿江通良,小山宏之,西薗秀嗣,松尾彰文,平野裕一
スプリント研究 20 19 - 32 2010年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本スプリント学会 共著
日本一流走幅跳選手と大学生選手の助走動作の比較を通して,合理的な助走動作を明らかにした.支持前半の大腿角速度に有意差が,助走速度との間に有意な相関関係がそれぞれ認められた.この測定値の大きさは,一流選手の短い支持時間の要因となっていると考えられた.
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日本一流走幅跳選手における踏切準備動作
阿江通良,小山宏之,村木有也,図子浩二,松尾彰文,山田真由美,平野裕一
陸上競技学会誌 7 ( 1 ) 8 - 17 2009年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本陸上競技学会 共著
助走局面との動作の比較によって,踏切準備局面で身体重心を低下させる要因について明らかにした.重心の低下は,踏切2歩前の鉛直方向の極小の鉛直速度のそれに起因する.重心が低くなるのは,関節の屈曲動作によるものではないと示唆された.
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一流走幅跳選手の助走から見たスプリントと助走における走動作の違いと共通点について
伊藤 信之
スプリント研究 17 1 - 9 2007年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本スプリント学会 単著
カール・ルイス選手や朝原宣治選手のように,優れた走幅跳選手が,優れたスプリンターとなるケースがある.走動作においては,走幅跳とスプリントに共通して重要となる要素があると考えられる.トップ選手の助走で見られた合理的なキック動作は,滞空期の拡大によってもたらされたと考えられたことから,走幅跳の助走的な走りを,スプリント能力を高める一つの練習方法として応用可能なことが示唆された.
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走幅跳の指導
伊藤信之
体育の科学 57 ( 7 ) 501 - 506 2007年7月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:杏林書院 単著
走幅跳の選手に要求される体力的な要素としては,走速度の大きさや短時間に大きなパワーを発揮する能力である.これらの能力を,走幅跳の跳躍距離に活かすための指導法について解説した.
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一流走幅跳選手の技術と戦術について
伊藤 信之
陸上競技学会誌 特集号 6 75 - 81 2007年7月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本陸上競技学会 単著
世界選手権などの非常に高いレベルの競技会で,一流走幅跳選手はどのような跳躍を行っているのか,動作的な観点と戦術的な観点から論じた.
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水平跳躍種目の助走における疾走動作の特徴について:日本一流走幅跳及び三段跳選手の場合
伊藤信之・阿江通良・村木有也ほか
スプリント研究 16 60 - 71 2006年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本スプリント学会 共著
日本一流選手を対象に,助走とスプリントの疾走動作をバイオメカニクス的に分析した.助走におけるキック動作の効率化が生み出す滞空期の時空間的余裕がより合理的なキック動作の習得に繋がる.
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競技会における一流男女走幅跳,三段跳および棒高跳選手の助走速度分析
小山宏之,村木有也,武田理,阿江通良,伊藤信之
陸上競技研究紀要 2 129 - 143 2006年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:日本陸上競技連盟 共著
レーザーを利用した速度測定装置を用いて,一流走幅跳選手,三段跳および棒高跳選手の助走速度を分析した.棒高跳では,バーの高さと助走速度との関連について調べた.
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競技会における一流男女走幅跳、三段跳および棒高跳選手の助走分析
小山宏之,村木有也,阿江通良,伊藤信之,山下訓史,越川一紀
陸上競技研究紀要 1 128 - 136 2005年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:日本陸上競技連盟 共著
レーザーを利用した速度測定装置を用いて,一流走幅跳選手,三段跳および棒高跳選手の助走速度を分析した.個人間だけなく,個人内のデータの比較を行うことにより,望ましい助走の特徴について検討した.
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一流男子走幅跳選手の踏切準備および踏切局面における身体重心速度変化
伊藤信之・阿江通良・村木有也ほか
陸上競技研究紀要 1 142 - 146 2005年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:日本陸上競技連盟 共著
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2004年度日本選手権出場者の跳躍動作の事例報告
小山宏之・村木有也・伊藤信之ほか
陸上競技研究紀要 1 147 - 151 2005年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
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競技会における一流女子走幅跳選手および男女三段跳選手の助走速度分析
小山宏之,村木有也,阿江通良,伊藤信之,山下訓史
陸上競技の医科学サポート研究REPORT2003 3 ( 1 ) 78 - 80 2004年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
レーザーを利用した速度測定装置を用いて,一流選手の助走速度を分析した.この装置では,助走の最高速度だけでなく,速度の増加パターンや最高速度到達地点についても測定が可能であり,選手へフィードバックされる測定データが,より有益な情報となった.
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男子走幅跳の踏切準備および踏切局面における動作変化パターン
村木有也,阿江通良,小山宏之,伊藤信之,山下訓史
陸上競技の医科学サポート研究REPORT2003 3 ( 1 ) 81 - 86 2004年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
一流男子走幅跳選手の踏切準備および踏切局面における動作変化パターンをバイオメカニクス的に分析し,跳躍技術に関する基礎的知見を得ようとした.分析の結果,踏切1歩前の減速の少ない選手の動作の特徴が明らかとなった.
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水平跳躍種目の助走とスプリントとの違いについて
伊藤信之
J Research and Development for Future 2 ( 1 ) 1 - 5 2003年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
日本一流選手に全助走とスプリントを行わせ,助走とスプリントにはどのような違いが表れるかについて検討した.助走では,走区間中に得られる最大速度はスプリントのものと変わらなかったことから,単にスピードや努力度合いをコントロールするだけでは,良い助走とはならないと示唆された.
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日本一流女子走り幅跳び選手の助走分析
大村一光,飯干明,伊藤信之,村木有也,小山宏之,阿江通良,杉田正明,小林寛道
陸上競技学会誌 1 7 - 16 2003年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本陸上競技学会 共著
日本一流女子選手6名を対象に,走幅跳の助走に関する基礎的知見を得るため,ピッチ,支持時間,非支持時間等をもとに世界一流女子選手のデータも交えながら比較・検討した.
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走幅跳における助走の流れについて-滞空時間の変化に着目して-
伊藤 信之
J Research and Development for Future 1 ( 2 ) 20 - 23 2002年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
助走の流れは,跳躍練習を行う際に,最も重要視されている.スプリント走とは異なる,走幅跳の助走独自のパターンを滞空時間の変化から考察した.この助走独自のパターンは,助走に要求される3つの課題(velocity, position, accuracy)と関連しあうと考えられた.
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シドニーオリンピックにおける女子走幅跳の助走分析
飯干明,大村一光,伊藤信之,杉田正明,小林寛道
日本陸連科学委員会研究報告 陸上競技の医科学サポート研究REPORT 1 ( 1 ) 19 - 33 2002年4月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
シドニーオリンピックの女子走幅跳で決勝に進出した12名の選手を対象に,助走の特徴をピッチ,支持時間と非支持時間に着目して検討するとともに,助走のスタート方法とファウル数との関係等についても検討した.
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遠泳実習における遠泳時体温変動
田中英登,斎藤喜欠能,佐野裕,田村誠,落合優,蝶間林利男,横山直也,木村昌彦,伊藤信之
横浜国立大学教育人間科学部紀要Ⅰ 3 117 - 123 2000年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 単著
自然環境下で行われる遠泳においては,泳者の体温は水温の変化によって大きく影響されることになる.2時間の遠泳時に体温が環境条件や個体条件によってどのように影響されるかを明らかにすることを目的とした.
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トップアスリートは何が違うのか?
伊藤信之
体育科教育 48 ( 13 ) 50 - 53 2000年9月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
速く走るための適切な技術を身につけることで,より速く走るようになることは可能である.速く走るための脚の動き,接地の仕方などを述べ,体育の授業でも活用できる,楽しく,スピードに乗って走る方法を探った.
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走幅跳のコーチングと科学
伊藤 信之
第1回陸上競技のコーチング国際会議講演・発表論文集 128 - 132 1999年12月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス) 単著
走幅跳では助走速度だけでなく,踏切への望ましい姿勢並びに正確性が要求される.すぐれた走幅跳のコーチは,単に踏切時のスピードの高さだけでなく,助走全体の流れや速度勾配といったことをコーチングの際のポイントとしている.世界一流選手の助走の特徴を明らかにすることで,日本の選手が世界の舞台で戦うためにどのような課題を持つべきか検討した.
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一流走幅跳選手の踏切準備動作のバイオメカニクス的分析
阿江通良,大村一光,金高宏文,山田哲,伊藤信之,植田恭史
日本体育協会スポーツ医・科学研究報告№Ⅱ競技種目別競技力に関する研究(第22報) 22 183 - 186 1999年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
国内の一流走幅跳選手の踏切準備動作をバイオメカニクス的に分析し,世界一流選手との比較を行った.国内の一流選手では,踏切1歩前での減速が大きかったのに対して,世界一流選手では加速しながら踏切に入っていく傾向が見られた.
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動滑車を用いた牽引法が疾走運動に与える影響
伊藤 信之
スプリント研究 8 29 - 37 1998年8月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
動滑車牽引法において,適正な効果を期待できる牽引方法について検討した.支持部重量の変化によって,走速度をコントロールし得ることが示唆された.
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ブロッキングウォークの特性 -動作と足底圧-
籾山隆裕,新井健之,小林隆宏,伊藤信之,黒田一寿,蝶間林利男,荒井康夫
陸上競技研究 26 35 - 43 1996年9月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
ブロッキングウォークの特性を検討するため,通常の歩行と比較を行ったところ,ブロッキングウォークのスキル特性は,接地衝撃圧のリスクを負うことなく,自体重を利用して無理なく圧力負荷を加えられる動作技術であることが示唆された.
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一流走幅跳選手の助走の特徴について
伊藤信之,深代千之,阿江通良,新井健之
日本体育協会スポーツ医・科学研究報告№Ⅱ競技種目別競技力に関する研究(第19報) 19 149 - 152 1996年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
男子一流走幅跳選手の助走の速度,ストライド,ピッチの変化及び一歩ごとの足跡の位置を分析することにより,一流選手の特徴を明らかにすること試みた.
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男子三段跳の踏み切りに関するバイオメカニクス的分析
阿江通良,深代千之,山本恵美,伊藤信之,斎藤望
世界一流競技者の技術(㈱ベースボールマガジン社) 152 - 166 1994年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等) 共著
第3回世界陸上選手権の男子三段跳決勝進出者のうちの9名の選手のホップ,ステップ,ジャンプの各踏切に関するキネマティスク的分析を行った.世界の一流三段跳選手に共通な点をいくつか見いだせたが,これらの選手はいずれも何らかの特徴的な動きを有しており,共通点をすべて引き出し,原則のようなかたちでまとめることは不可能であった. -
水平跳躍種目の助走分析
深代千之,若山章信,小嶋俊久,伊藤信之,新井健之,飯干彰,淵本隆文,湯海鵬
世界一流競技者の技術(㈱ベースボールマガジン社) 123 - 134 1994年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等) 出版者・発行元:ベースボールマガジン社 共著
第3回世界陸上選手権の男女走幅跳の跳躍試技を,高速度カメラ4代とホームビデオカメラ2台を用いて撮影し,トップアスリートの跳躍動作の3次元解析を行った.この試合で世界記録を出したパウエル選手は,踏切脚の膝を屈曲させないようにつっぱって,高く跳躍しようとしてたのに対して,2位となったルイス選手は膝をつっぱらずにクッションのように使い水平速度を維持しようとしていたことから,高い跳躍を目指す動作と助走速度を生かす動作の特徴が浮き彫りにされた.
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走幅跳のバイオメカニクス
伊藤信之,新井健之,深代千之,阿江通良
世界一流競技者の技術(㈱ベースボールマガジン社) 135 - 151 1994年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等) 出版者・発行元:ベースボールマガジン社 共著
水平跳躍種目(走幅跳男女,三段跳)において世界トップの競技者がどのような助走を行っているかについて,種目間の違い,スタート方法の違いに着目して調べた.助走は大きく6つのタイプに分類され,出だしの加速局面でピッチが最大近くまで高められ,ストライドはそれに対して徐々に増大する者の割合が多かった.
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伊藤 信之・後藤 由紀子・梅沢 佳子・斉藤 隆志
横浜国立大学教育紀要 32 283 - 294 1992年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学 共著
スポーツの活動レベルによって,横浜国立大学体育実技受講生をいくつかのグループに分類し,学生のスポーツの生活様式としてのスポーツ・スタイルの特徴を明らかにすることを試みた.
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1991世界陸上における走幅跳・三段跳の解析
深代千之、若山章信、伊藤信之、小嶋俊久、山本恵美、阿江通良
Japanese Journal of Sports Science 11 ( 10 ) 622 - 635 1992年5月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
世界一流競技者の走幅跳及び三段跳における助走の速度,ストライド,ピッチの変化及び助走の正確性について明らかにし,ヴィジュアル・コントロールが助走にどのような影響を与えるかについて検討した.
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水平跳躍(走幅跳)におけるトウ・トレーニング法の実験的研究
村木征人,宮下憲,阿江 通良,伊藤信之,森田正利
日本体育協会スポーツ医・科学研究報告№Ⅶ「スプリントアシステッド・トレーニングに関する研究」(第3報) 28 - 39 1991年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等) 共著
走幅跳におけるトウ・トレーニングの有効性について,主にキネマティックな観点から検討するとともに,新しいトレーニング方法に関する基礎的知見を得ることを目的とした.
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漸進的トウ・トレーニングが100mの疾走フォームに及ぼす効果
宮下 憲, 森田 正利, 村木 征人, 阿江 通良, 伊藤 信之
筑波大学体育科学系運動学研究 6 11 - 20 1991年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
宮下憲,森田正利,村木征人,阿江通良,伊藤信之
最大下の走速度を始点に、超最大速度に移行する4週間のモデル的な漸進的トウ・トレーニングを立案し,その効果を実験的に検討した. -
牽引走を最大下の努力度合で行うことによる影響
伊藤信之,村木征人,宮下 憲,阿江通良,森田正利
日本体育協会スポーツ医・科学研究報告№Ⅶ「スプリントアシステッド・トレーニングに関する研究」(第2報) 9 - 19 1991年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等) 出版者・発行元:社団法人日本体育学会 共著
通常牽引走は超最大速度で行われるが,最大下の努力度合で行うことによる疾走動作の改善がなされる可能性について検討した結果,牽引力をやや小さめの2kg程度として行う方法が望ましいと考えられた.
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牽引走が100m走の加速および速度持続局面に及ぼす影響について
阿江 通良, 村木 征人, 宮下 憲, 伊藤 信之, 森田正利
日本体育協会スポーツ医・科学研究報告№Ⅶ「スプリントアシステッド・トレーニングに関する研究」(第2報) 37 - 45 1991年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等) 共著
100m牽引走中の加速, 全速, 持続の各局面における疾走速度, 関節角度,下肢筋群の力学的仕事などを全力走の場合と比較し,牽引走が100m走の各局面に及ぼす影響をとらえ,疾走能力のトレーニング手段としての有効性を検討した.
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等張性トウ・トレーニングにおける適正牽引力とトレーニングの即時効果
伊藤信之,村木征人,阿江通良,宮下憲
筑波大学体育科学系紀要 14 189 - 199 1991年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
トウ・トレーニングの活用に際して,適正な牽引力及びトレーニングの即時効果について検討した.強化的な方向でのトレーニング手段として牽引走を用いる場合の適正牽引力としては,3.0kgを支持する見解が得られた.競技レベル応じて適正負荷の設定がなされた場合,牽引後の通常の全力走に対してプラスの即時効果が期待できることが示唆された.
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筑波大学生の価値類型とその特徴に関する調査研究
伊藤信之,斉藤隆志,嵯峨 寿,柵木聖也
大学体育研究 13 15 - 33 1991年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:筑波大学体育センター 共著
一般体育受講者をライフスタイル別に類型化し,体育の授業に対する意識の特徴を明らかにした.受講学生は7タイプに分類され,それぞれの特徴が示された.
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正課体育・体操トレーニング受講生の年間にわたる体組成と筋力の変化に及ぼす影響
齊藤 慎一, 伊藤 信之, 坂本 昭裕, 柵木 聖也
筑波大学体育センター大学体育研究 13 35 - 42 1991年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
正課体育「体操トレーニング」受講生の形態と筋力を追跡的に測定し,そのトレーニング効果を食生活調査との関係より検討した.
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筑波大学生のスポーツ活動選好の類似性によるスポーツの分類
斉藤隆志,伊藤信之,嵯峨 寿,柵木聖也
筑波大学体育センター大学体育研究 13 57 - 84 1991年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
嗜好類似性からスポーツ種目の分類を試み,各領域を欲求レベルと具体的な活動レベル,属性による活動選好度の違い及びスポーツ感・人生観によるスポーツの価値から特徴づけようとした.
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各種の牽引走が疾走中の地面反力に及ぼす効果
阿江通良,村木征人,宮下 憲,伊藤信之,森田正利
日本体育協会スポーツ医・科学研究報告Ⅷ「スプリントアシステッド・トレーニングに関する研究」(第3報) 10 - 15 1991年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等) 共著
牽引疾走中の地面反力を測定し,牽引走が地面反力に及ぼす影響を検討した.支持期中の地面反力の変化パターンから,二つのタイプの接地の仕方が認められた.
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等張性トウ・トレーニングにおける適正牽引力とトレーニングの即時効果
村木征人・阿江通良・宮下憲・伊藤信之
日本体育協会スポーツ医・科学研究報告№Ⅹ「スプリントアシステッド・トレーニングに関する研究」(第1報) 9 - 27 1989年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等) 共著
トウ・トレーニングの合理的で実践的な活用に際して,適正な牽引力及びトレーニングの即時効果について検討した.疾走能力の高い走者の方が,より大きな牽引力下での高速疾走に対応でき,即時効果も大きい傾向が見られた.
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トルクおよびパワーからみた走幅跳の踏切脚筋群の機能
阿江通良, 村木征人, 石川信治, 金高宏文, 伊藤信之
陸上競技紀要 2 2 - 9 1989年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
走幅跳の踏切における踏切脚の関節のトルク,パワーを測定し,踏切脚筋群の機能を明らかにするとともに,効果的な踏切をするための踏切脚の動きについて考察した.