間嶋 隆一 (マジマ リュウイチ)

MAJIMA Ryuichi

所属組織

大学院環境情報研究院 自然環境と情報部門

職名

教授

生年

1955年

研究分野・キーワード

古生物学,地質学,分類学

メールアドレス

メールアドレス



代表的な業績 【 表示 / 非表示

出身学校 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1978年

    横浜国立大学   教育学部   中学校教員養成課程   卒業

出身大学院 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1985年

    筑波大学  地球科学研究科  古生物学    修了

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 理学博士 -  筑波大学

所属学会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     
     

    日本地質学会

  •  
     
     
     

    日本ベントス学会

  •  
     
     
     

    日本貝類学会

  •  
     
     
     

    日本古生物学会

専門分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

  • 層位・古生物学

  • 分類学

  • 地質学

  • 古生物学

 

研究経歴 【 表示 / 非表示

  • 新生界軟体動物の古生物学的研究

    研究期間:  - 

  • 軟体動物化石のタホノミ-

    研究期間:  - 

  • 化学合成化石群集

    科学研究費補助金  

    研究期間:  - 

  • 掛川型動物群の系統分類学的研究

    研究期間:  - 

著書 【 表示 / 非表示

  • 古生物学入門

    間嶋隆一,池谷仙之 (担当: 共著 , 担当範囲: 共同執筆につき分割できない )

    朝倉書店  1996年01月 ISBN: 978-4254162745

     概要を見る

    最近の古生物学の学問的進歩は著しく,初心者向けにこれらの進歩をふまえた入門書の要望が高まっていた.本書はこうした要求に答え,古生物学の現代的全貌を分りやすく解説した.前半は古生物学の方法論とその特殊性を解説し,古生物学の目的が「過去の地球上に生存していた全ての生物を描きつくすこと」にあることを明らかにした.後半は初心者が知っていなければならない基礎的な野外や室内における技法を,具体的な研究例に基づいて解説した.

  • 古生物の科学 4 古生物の進化

    速見 格,千葉 聡,山口寿之,大路樹生,間嶋隆一,塚越 哲,小澤智生,遠藤一佳,小林巌雄,郡司ペギオ幸夫,青野真士,高地康宏 (担当: 共著 , 担当範囲: 4.異時性-巻貝と貝形虫の事例」の内p.71-77を執筆. )

    朝倉書店  2004年08月 ISBN: 978-4254168242

     概要を見る

    新生界から産出する化石巻貝類(ツメタガイ類,深海性サザエ類)が,特異な異時性で進化することを解説した.これらの巻貝類は,同一時間面に生息する貝殻に大きな形態変異が存在し,これらの形態変異は,変異の特徴を引き継いだまま,異時性の規則に従って進化している.この結論は,生物進化の際の形態的適応の意味に重大な影響を与える.

  • 環境教育 -基礎と実践-

    堀 雅宏,大矢勝,加藤圭司,下城一,吉田圭一郎,菊池知彦,岸本清明,金馬国晴,小泉秀夫,鈴木勝久,谷生重晴,中村栄子,西栄二郎,西岡正江,西村隆男,原田洋,本田清,間嶋隆一,松本真哉,村山治太,持田幸良,山本光 (担当: 共著 , 担当範囲: 8.地球の歴史から見た現在の環境問題 )

    共立出版  2007年10月 ISBN: 978-4320071674

     概要を見る

    担当章で地球年表は,生命の絶滅と誕生によって区切られ,これらの区切(地質年代)りの存在は,地球環境が私たちの想像を絶するほど激しく変動していることを示し,地球環境の変動を考える際には,私たちの文明が経験してきた短周期のものだけではなく,地層にしか記録されていない長周期(数千年,数万年,数十万年,数千万年,数億年に一度起こるような変動)のものまで考えに入れ必要があることを解説した. [担当部分]「8.地球の歴史から見た現在の環境問題」p.70-75

学位論文 【 表示 / 非表示

  • Paleontological study of the Cenozoic Naticidae in Japan.

    Majima, Ryuichi

      1985年03月

    学位論文(博士)   単著

     概要を見る

    タマガイ類はその形態の単純さから研究が著しく遅れていたグループである.日本の新生代タマガイ類化石を検討し,その分布,分類,および進化過程を明らかにした

論文 【 表示 / 非表示

  • 千葉県君津市川谷地域に露出する中部更新統柿ノ木台層から産出する冷湧水化石群集:その時空分布と共産する自生炭酸塩

    間嶋隆一,越智眞弓,三浦美佐,人見真紀子,齋藤 猛,並木勇樹,大塚悠佑,清水秀倫,野崎 篤,宇都宮正志,楠 稚枝,佐藤 圭,河潟俊吾,和仁良二,中村栄子,坂井三郎,和田秀樹,北里 洋

    地質学雑誌 ( 日本地質学会 )    2019年  [査読有り]

    共著

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    冷湧水性群集が房総半島の中部更新統柿ノ木台層の陸棚相から産出する.群集は,化学合成二枚貝類から排他的になり,著しく13Cに枯渇した自生炭酸塩と共産することから,AOM(嫌気的メタン酸化)に依存していたと考えられる.自生炭酸塩は巣穴壁面と巣穴周囲の堆積物中に沈殿し,巣穴からスナモグリ類の爪化石と糞化石が産出することから,これらはスナモグリ類の巣穴であると考えられる.スナモグリ類はメタン生成帯まで巣穴を堀り,海水を巣穴深部へ供給し,AOMを活性化させることによって巣穴中の硫化水素イオン濃度を上昇させた.溶存酸素濃度が高い巣穴浅部では,硫黄酸化菌が繁茂し,スナモグリ類の食糧となった.巣穴深部では,浮遊する生物源炭酸塩などを核とした針状アラゴナイトが重力方向に沈下して炭酸塩ジオペタル状構造を形成し,巣穴周囲の堆積物中では,リン酸イオン濃度の上昇により高Mgカルサイトが,また硫酸イオンの枯渇によりドロマイトが沈殿した.

  • 神奈川県相模原市に露出する下部更新統中津層群上部から産出した冷湧水性化学合成化石群集

    瀬戸大暉・間嶋隆一・彌勒祥一・中村栄子

    化石 ( 日本古生物学会 )    2019年  [査読有り]

    共著

     概要を見る

    神奈川県相模原市に露出する下部更新統中津層群上部から産出した冷湧水性化学合成化石群集を詳細な野外調査に基づき記載した.

  • Chronostratigraphy of the Pliocenee-Pleistocene boundary in forearc basin fill on the Pacific side of central Japan: Constraints on the spatial distribution of an unconformity resulting from a widespread tectonic event

    Masayuki Utsunomiya, Chie Kusu, Ryuichi Majima, Yuichiro Tanaka, Makoto Okada

    Quaternary International ( Elsevier )  456   125 - 137   2017年11月  [査読有り]

    共著

     概要を見る

    The upper Ikego Formation (Pliocene) and the Urago Formation (Pliocene to Lower Pleistocene) have been examined for their lithostratigraphy, calcareous nannofossil biostratigraphy, and magnetostratigraphy. Both formations are forearc basin fills exposed on the Miura Peninsula on the Pacific side of central Japan. The boundary between these formations has been previously treated as the western extension of the Kurotaki Unconformity, which was considered to be related to widespread tectonic change at ca. 3 Ma in the Japanese forearc region. However, the presence of the unconformity on the Miura Peninsula remains unclear due to sparse lithostratigraphic and chronostratigraphic data around the boundary between the both formations. In the study area, the Ikego Formation consists mainly of sandy mudstone and the Urago Formation of sandstone and muddy sandstone; both formations contain numerous tuff beds. Key tuff beds and the last appearance of Discoaster tamalis have been identified in the upper Ikego Formation and the lower Urago Formation, allowing these formations to be considered conformable. The following continuous stratigraphic markers were identified (in ascending order): top of the Mammoth Subchronozone (3.21 Ma); base (3.13 Ma) and top (3.05 Ma) of the Kaena Subchronozone; last appearance of Discoaster tamalis (2.76 Ma); the widespread tuff bed KGP (ca. 2.5 Ma); and the last appearance of Discoaster pentaradiatus (2.41 Ma). Sedimentation rates are almost constant among these age-controlled horizons, which indicates continuous sedimentation from 3.2 to 2.4 Ma. The results indicate that the Kazusa Group conformably overlies the Miura Group on the Miura Peninsula, which provides a well-established continuous stratigraphic section for analyses of regional paleoenvironmental and tectonic evolution in the Japanese forearc region.

    DOI

  • 下部更新統上総層群野島層今泉砂礫岩部層から採取されたタマガイ科絶滅種

    神保幸則・間嶋隆一・市村俊樹・楠 稚枝・野崎 篤・宇都宮正志

    化石 ( 日本古生物学会 )  ( 102 ) 63 - 71   2017年09月  [査読有り]

    共著

  • A record of the upper Olduvai geomagnetic polarity transition from a sediment core in southern Yokohama City, Pacific side of central Japan

    楠 稚枝,岡田 誠,野崎篤,間嶋隆一,和田秀樹

    Progress in Earth and Planetary Science   3   3 - 26   2016年09月  [査読有り]

    共著

    Web of Science DOI

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総説・解説記事 【 表示 / 非表示

  • 地球環境問題と地球の歴史

    環境教育―基礎と実践     2007年

    総説・解説(その他)   共著

  • 巻貝に見る異時性

    瀬戸口烈司,小澤智生,速見 格編

    古生物の進化     71 - 76   2004年08月

    総説・解説(その他)   共著

学術関係受賞 【 表示 / 非表示

  • 日本地質学会論文賞

    2017年   日本地質学会   Atsushi Nozaki, Ryuichi Majima, Koji Kameo, Saburo Sakai, Atsuro Kouda, Shungo Kawagata, Hideki Wada and Hiroshi Kitazato, 2014, Geology and age model of the Lower Pleistocene Nojima, Ofuna, and Koshiba Formations of the middle Kazusa Group, a forearc bas  

    受賞者:  Atsushi Nozaki, Ryuichi Majima, Koji Kameo, Saburo Sakai, Atsuro Kouda, Shungo Kawagata, Hideki Wada and Hiroshi Kitazato

     概要を見る

    本論文は、詳細な野外調査と複数のボーリングコア観察に基づき、三浦半島北部に分布する上総層群中部野島層、大船層、小柴層の岩相層序を確立し、さらに石灰質ナンノ化石層序、浮遊性有孔虫の酸素安定同位体比測定によって、野島層上部から小柴層下部に酸素同位体比ステージ(MIS49-61)を認定し、精度の高い年代モデルを構築したものである。本邦だけでなく、北西太平洋海域においても,この時代の複合年代モデルを構築した例はほとんどなく、特筆すべき研究成果である。また、筆者らは本研究の年代モデルに基づいて、コアに挟在する24枚のテフラ層の堆積年代を決定することに成功した。特に飛騨山脈が給源とされ、多摩丘陵や房総半島に広く認められるとされる広域テフラKd24およびKd25両テフラの年代値を更新したことは、関東平野のみならず、日本各地に分布する前期更新統の年代観に新たな知見を与え、ひいては今後、高精度の年代に基づく地層形成過程の復元や堆積盆発達史を考察する上で重要な意味を持つと考えられる。本論文は、詳細な野外調査による岩相記載、微化石年代と酸素安定同位体比を駆使した複合年代層序といった、層序学のオーソドックスな手法を用い、地道なデータを丹念に積み重ねが結実した優れた論文であると評価できる。以上の理由より、本論文を地質学会論文賞に推薦する。

  • 日本古生物学会論文賞

    2015年   日本古生物学会   An in situ vesicomyid-dominated cold-seep assemblage from the lowermost Pleistocene Urago Formation, Kazusa Group, forearc basin fill on the northern Miura Peninsula, Pacific side of central Japan.  

    受賞者:  宇都宮正志・間嶋隆一・田口公則・和田秀樹

  • 日本古生物学会論文賞

    2013年   日本古生物学会   Shell microstructures of five recent solemyids from Japan (Mollusca: Bivalvia)  

    受賞者:  佐藤 圭・中島 礼・間嶋隆一・渡部裕美・佐々木猛智

  • 日本古生物学会論文賞

    2012年   日本古生物学会   Ontogenetic changes in shell microstructures in the cold seep-associated bivalve, Conchocele bisecta (Bivalvia: Thyasiridae).  

    受賞者:  西田 梢・中島 礼・間嶋隆一・疋田吉識

  • 日本古生物学会優秀ポスター賞

    2005年07月   日本古生物学会   浅海域 の冷湧水は氷河性海水準変動に同期して活動していたー横浜市南部の上総層群の例ー  

    受賞者:  甲田篤郎・間嶋隆一・北里 洋・北崎朋美・和田秀樹・加藤和浩

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科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • フィリピンから産出する化学合成化石群集の成立条件の解明

    基盤研究(B) 海外学術調査

    研究期間:  2008年  -  2011年  代表者:  間嶋隆一

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    フィリピン,レイテ島北西部の海岸に沿って露出する鮮新統から更新統の海成層から産出する冷湧水性化学合成化石群集を調査した.これらの群集は東南アジアで最初に報告される冷湧水性化学合成化石群集である.化学合成化石群集は,メタン湧水を示唆する13Cに枯渇した自生炭酸塩岩と共産し,多様な産状を示して産出する. Cambantug岬ではシロウリガイの,またAntipolo岬では大型ツキガイ類の自生群集が発見された.

  • 浅海域の冷湧水性化学合成群集は氷河性海水準変動に同期して産出する

    基盤研究(A)

    研究期間:  2004年  -  2007年  代表者:  間嶋隆一

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    本研究で明らかになった最も重要な成果を以下にあげる. 1.化学合成化石群集に層理面に垂直に掘削したコアの解析から冷湧水は周期的な活動を繰り返し,この活動は有孔虫の酸素安定同位体比曲線から復元される氷河性海水準変動と同期していることが横浜と宮崎のコアで確認された. 2.湧水場で沈殿した自生炭酸塩は,過去の間隙水垂直プロファイルを極めて良く保存している.すなわち,炭素の安定同位体比は,間隙水DICと極めて類似した変化を示し,この事からSMI(硫酸イオンとメタンの濃度が等しくなる深度)とAOMゾーン(嫌気的メタン酸化帯)の識別が過去の地層中で可能となった.また,嫌気的メタン酸化菌のバイオマーカーは,想定されたSMIゾーンで最も濃度が高くなる事を示した.この結果は,湧水場の自生炭酸塩が湧水期間中の極めて短い時間に沈殿したことを強く示唆する. 3.化学合成化石群集を含むスランプなどの異常堆積構造とメタン湧水,特にメタンハイドレート分解が密接に関係していることを強く示唆する化石の産状を堆積深度500m程度の地層から複数発見した. 4.水深200m以浅の化学合成群集が現在と1000年前に生息していることを確認した.これは世界で最も浅い場所に生息する化学合成二枚貝からなる湧水群集である. 5.これまで空白域であった東南アジアの新生界(フィリピン,レイテ島)から初めて冷湧水性の化学合成化石群集を多数発見した.これらの化石群集は極めて多様な産状を示す.

  • 浅海堆積物中の湧水性化学合成群集化石は海退相から産出する!?

    基盤研究(C)(2)

    研究期間:  2001年  -  2003年  代表者:  間嶋隆一

     概要を見る

    神奈川県の更新統小柴層,宮崎県の鮮新統高鍋層などの湧水性化学合成群集化石を産する産地周辺の詳細な地質調査を行った. (1)日本の化石化学合成群集は陸棚堆積相から普通に産出する. (2)化学合成化石群集の種構成は水深に大きく依存している. 小柴層にボーリングを実施し,以下の点が明らかとなった. (1)化学合成群集とそれに伴う炭酸塩コンクリーションが層理面に垂直に110mに渡って産出した.凝灰岩のFT年代とナノ化石層序(藤岡ほか,2003)から,湧水は極めて狭い範囲(直径が数10m)で少なくとも38万年間以上継続していたことが判明した. (2)化学合成細菌と共生する大型二枚貝化石の密集度とメタン湧水の証拠となる^<13>Cに枯渇した炭酸塩コンクリーション(∂^<13>C=-40〜-60‰)の密度はコア中で大きく変化し,両者の密度の大きい層準が6ヵ所認められた.これを有孔虫の酸素同位体比曲線(氷河性海水準変動曲線)と比較すると,湧水の消長と酸素同位体比曲線のパターンはほぼ同期していることが判明した. 2003年11月に米国シアトルで開催されたGSA(Geological Society of America)の総会において,上記成果につき2件の発表を行った.

  • 陸棚域の化学合成独立栄養化石群集の立体復元と消長

    基盤研究(B) 一般

    研究期間:  1998年  -  2000年  代表者:  間嶋隆一

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    本研究は,付加帯の化学合成群集の内,主に水深500m以浅に生息した化石群集の解析を行ったものである.研究成果の概要を以下に示す. 1)更新統小柴層の化学合成群集を産出する露頭に100mのボーリングを実施した結果,この群集は,層理面に垂直な方向に約40m,水平な方向に約20mの規模で分布することが判明した.コアの一部には,基質が完全に白色の炭酸塩でできている部分,大型二枚貝が破砕されている部分,また,岩相の境界が推定される地層境界の地層の傾斜と斜交している部分が見い出された.この事実は爆発的なメタンの噴出により,地層中の基質が吹き飛ばされたり,地層の一部が礫化していると考えないと説明がつかない.また,コアと周囲の露頭の対比を試みた結果,粒度に基づく岩相区分はほぼ対比できるものの,鍵層となる凝灰岩層は,全く対比できないことが判明した.この理由は,化学合成群集生息域の著しく活発な内生生物活動により凝灰岩層が乱され散逸してしまったことが考えられる. 2)宮崎県の鮮新統高鍋層から発見した陸棚域に生息する化学合成群集の産状を調査した結果,少なくとも厚さ10mで,走向方向に100mの規模で分布していることを確認した.この群集は,走向方向の広がりでは日本最大の化石化学合成群種である. 3)北海道稚内沖で,約1000年前のオウナガイ類と約10000年前のシロウリガイ類を含むコンクリーション岩塊を発見した.また,魚群探知機を使用して発見地点の海底地形調査を行った結果,一部に凹凸の地形を見い出した. 4)北海道の中新統望来層のシロウリガイ類を含む化学合成群集を調査した結果,シロウリガイ類がCalyptogena pacificaであることと産状が2つの層準にまたがることを確認した.

  • 同一環境内化石群集の均質性の検証

    一般研究(C)(2)

    研究期間:  1996年  -  1997年  代表者:  間嶋隆一

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    海底底生生物を小さな区画(数m四方)で採集しても,生物個体はパッチ状に分布するため,群集全体を把握することはできない.一方,遺骸群集は,長い時間を経た死骸の集積となるので,群集全体を把握しやすいと言われている.特に貝類などの遺骸が死後も長く分解されない硬組織を持つ生物では,群集全体を把握できると言われている. 化石群集は遺骸群集なので,小区画の採集でも群集全体の把握が可能であると言われてきた.特に死後の移動を被らない自生化石群集では,同じ環境であれば,どこから化石を採取しても均質であることが予想せれていた.ところが,このことを検証した研究はほとんどない.化石群集の均質性を検証するため,高知県の唐浜層群穴内層の泥質砂岩から3ヵ所(1,2,3)のサンプリングを行い,化石群集の均質性を検証した.調査を行った池の谷の沢では,外側陸棚(水深約50m)と推定される泥質砂岩の同一層準が200mに渡って追跡可能である.採集地点1と2は120m,2と3は60m離れている.各地点で縦1〜2m,横2mの区画を設定し,ランダムな採集を行い,貝類の種構成を比較した.採集された貝類は25種979個体からなる.結果は以下のようになった. 1)各地点共最も優占する4種は同じ種からなる(Angulus vestarioides,Nassarius (Hinia) caeratus,Fulvia mutica,Acila (Acila) divaricata). 2)5番目に優先する種は,地点1,2でOblimopa japonica(地点1で,20個体,地点2で41個体)であったが,本種は地点3で1個体しか産出しなかった.地点3ではGarianomalaが5番目の優先種であった. 3)6番目に優先するのは,地点1と2で,Ammussiopecten praesignisで,地点3ではPaphia sp.であった. 結果,最も優先する4種については,各地点均質と言えるが,Oblimopa japonicaは,地点間に産出頻度の明らかな相違が見られた.

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研究発表 【 表示 / 非表示

  • 中部更新統上総層群柿ノ木台層に産出するスナモグリ類の巣穴周辺に発達した冷湧水性自生炭酸塩の形成過程

    清水秀倫・西田梢・石村豊穂・並木勇樹・間嶋隆一

    日本古生物学会第168回例会  (神奈川県立生命の星・地球博物館)  2019年01月25日   日本古生物学会

  • 千葉県君津市川谷に露出する下部更新統柿ノ台層から産出する化学合成化石群集と共産する巣穴と自生炭酸塩

    間嶋隆一,越智眞弓,三浦美佐,人見真紀子,斎藤 猛,並木勇樹,大塚悠佑,清水秀倫,野崎 篤,宇都宮正志,楠 稚枝,佐藤 圭,西田 梢,河潟俊吾,和仁良二,中村栄子

    日本古生物学会2018 年年会  (東北大学)  2018年06月22日   日本古生物学会

     概要を見る

    千葉県君津市川谷地域に露出する上総層群柿ノ木台層(中部更新統)から産出する化学合成化石群集は,有孔虫の酸素安定同位体比変動に基づく年代モデルより707.5Ka~697.5Kaと688.9Ka~667.2Kaの2つの層準から産出する.川谷地域の化学合成群集は,巣穴起源の自生炭酸塩と共産する.巣穴内部と周囲の堆積物からは十脚甲殻類の爪化石が産出し,少なくともその一部は,スナモグリ類に同定された.また,巣穴周辺の基質からは過去の湧水場から頻繁に報告されている糞化石Palaxiusが産出した. 自生炭酸塩が沈殿した巣穴を観察した結果,巣穴内部はgeopetal構造状に晶出したアラゴナイトの針状自形結晶からなり,壁面付近の基質部では高Mgカルサイトが,壁面から離れるとドロマイトが卓越し,この順に自生炭酸塩の炭素安定同位体比は次第に重くなった(-56.61‰~-37.05‰).これらの事実から,巣穴を作った生物は湧水場特有の環境に強く依存したスナモグリ類,あるいはそれに近縁な種と考えられる.巣穴内部のアラゴナイトの沈殿は溶存酸素に枯渇した海水で起こった嫌気的メタン酸化により,また基質中の高Mgカルサイトとドロマイトは,有機物分解によるリン酸イオン濃度の上昇と硫酸イオンの枯渇などの間隙水の変化により沈殿したと考えられる.

  • 気候変動”などのイベントはどの程度地層に残されるのか?-横浜の第四紀の地層を例として-

    間嶋隆一  [招待有り]

    気候変動シンポジウム~激変する地球と災害リスク~  (横浜国立大学教育文化ホール大集会室)  2018年03月17日   一般社団法人日本地質学会関東支部

  • 会長講演 横浜市瀬上の更新世化学合成化石群集の解析から導かれた1つの解釈

    間嶋隆一  [招待有り]

    日本古生物学会2014 年年会  (九州大学総合研究博物館)  2014年06月27日   日本古生物学会

  • 新生代化学合成化石群集の研究から分かった事 ‐日本とフィリピンでの研究例‐

    間嶋隆一  [招待有り]

    日本古生物学会第162 回例会  (横浜国立大学ほか)  2013年01月25日   日本古生物学会

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担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 大学院環境情報学府  地球生命史学

  • 大学院環境情報学府  地球科学特別講義

  • 大学院環境情報学府  海洋古環境学Ⅱ

  • 大学院環境情報学府  海洋古環境学Ⅰ

  • 大学院環境情報学府  自然環境概論Ⅱ

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社会活動(公開講座等) 【 表示 / 非表示

  • サイエンスカフェ

    横浜国立大学  (鎌倉市) 

    2007年10月
     
     

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    化石が語る地球環境問題の「真実」  ・・・ 地球は人間に“やさ しく”などない・

  • 横浜市栄区文化講演会

    栄区 

    2006年10月
     
     

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    横浜市瀬上市民の森から産出する化学合成化石群集の解説

  • 横浜タウン新聞文化講座

    横浜タウン新聞  (横浜市) 

    2006年07月
     
     

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    横浜市瀬上市民の森から産出する化学合成化石群集の解説

  • 世界レベルの文化遺産 瀬上沢の貝化石

    瀬上の森・パートナーシップ 

    2005年11月
     
     

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    瀬上市民の森の化学合成化石群集の文化材的意義を講演

  • 新富町(宮崎県)文化財特別講座

    新富町教育委員会  (宮崎県新富町) 

    2005年09月
     
     

     概要を見る

    宮崎県新富町から産出する化学合成化石群集の解説