論文 - 野中 陽一
件数 120 件-
東アジア型教育の情報化モデルとそれに対応した教師教育のデザイン原理の検討 ―日中比較を中心に―
野中 陽一 胡 啓慧
横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学 6 224 - 233 2023年2月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
東アジア型教育情報化モデルと対応する教師教育デザイン原理について,以下の3点に整理した。
(1)教育,授業方法の変革,ICTの効果的な活用の主体を教師から学習者に転換するために必要な施策や教師教育の取り組み(2)地域格差 ,学校間格差への対応(3)日本の強みは何か,それをどのようにモデルに組み込むか
特に(1)については, 教育における個別最適化という考え方が欧米,少なくとも英国では基本にあり,ICT の効果的な活用の主体が教師から学習者へ転換することに関しては,スムーズに移行,あるいは従来からベースにあったのではないかと考えられ,東アジアでは,教師主導の授業形態が長く続いてきたことから学習者主体のICT活用へ転換が難しくいことが東アジア共通の重要課題だと考えた。日中双方の教育の情報化の取り組みをそれぞれの強みとして捉え直し,中国との比較をベースに東アジア型教育の情報化モデルと変容プロセスのフェーズごとの教師教育のデザイン原理を検討した。「令和の日本型学校教育」に対応した情報化のプロセスモデル(野中,2021)の変容プロセスは東アジアに共通すると判断し,教師教育のデザイン原理を対応させた「東アジア型教育の情報化モデル(試案)」をまとめた。その他リンク: http://doi.org/10.18880/00015035
-
教職大学院実務家教員による教育実践研究の実態−教師教育者としての取り組みに注目して−
木原俊行,小柳和喜雄,野中 陽一
日本教育工学会論文誌 45 ( 2 ) 235 - 245 2021年9月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
再帰性等の教職の特性から,教員養成の高度化を図るためには,教職大学院の「実務家教員」が「教師教育者」として教育実践研究を企画・運営する能力を高めることが望まれる.そこで,本研究では,実務家教員がそうした能力を高めるためのプログラムの開発を最終ゴールに据え,そのための基礎研究として,質問紙調査を実施した.具体的には,実務家教員を対象にして,その授業改善や大学院生の指導等に関する質問項目を構成し実施した.それは,「問題の同定」「解決のためのプランの策定」「解決のためのアクションの遂行」「アクションの評価と研究的展開」の状況等を調査内容とするものである.それらに属する活動を自身が行っているか,それを大学院生に指導しているかの両面を実務家教員たちにたずねた.162名からの回答を分析した結果,「アクションの評価と研究的展開」といった場面に,あるいは「協働性」といった要件を満たすことに,実務家教員の教育実践研究の困難点がある等の知見が得られた.
-
野中陽一、堀田龍也,アブリルラブレス
日本教育工学会論文誌 32 ( 3 ) 315 - 322 2008年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
学力向上 に ICT活用が寄与するこ とが検証され ,関連する研究成果が蓄積されてい る英国にお いて,国レベ ル で進められたICT環境整備に関わる施策につ い て分析した.その結果,英国にお けるICT活用の普及の 背景には,自己評価フ レーム ワークとい う学校の 情報化の あるべ き姿を示 す指標が設定されてい ること,それらに基づき,iCT機器等の整備と併せ,国の 組織が連携して 教師の負担を軽減する条件整備を進めて きたこ と, 学校長を中心としたシ ニ ア リーダーシ ッ プチ ームによっ て学校を単位として情報化が推進されてきたこ とが明らかとなっ た.また,これらを 推進する Becta の ような組織の 重要性 も示唆 された .
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/32/3/32_KJ00005126131/_article/-char/ja/
-
情報化の状況を診断し対応策を示す「学校情報化診断システム」の開発
野中陽一,豊田充崇
日本教育工学会論文誌 35 ( 3 ) 197 - 200 2011年11月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
2009年度に,学校の情報化の状況を「教科指導におけるICT活用」「情報教育」「校務の情報化」「情報化の推進体制」の4カテゴリ20項目の指標で自己評価する「学校情報化チェックリスト」を開発した(豊田ら2010).このチェックリストを用いて学校が自己評価し,診断結果の出力,履歴の確認,登録済みデータの平均との比較,次のステップへのアドバイスの参照等が行なえるWebベースの「学校情報化診断システム」を開発した.このシステムは,Web上で利用登録を含む運用管理が可能であり,アドバイスや参考情報等の書き換え・追加等も容易におこなえる機能を有している.
-
オンライン学習と反転学習を組み込むことによる輪読式学習の改善の試み−深い学習を促す視点から−
胡 啓慧, 野中 陽一
日本教育工学会論文誌 41 ( 2 ) 137 - 147 2017年9月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
本研究は,事前学習を前提とした発表聴講及び討論から構成される輪読式学習において,授業外学習及び討論の充実を目指し,深い学習を促すための改善を試みた.対面学習を基本とした輪読式学習に,発表聴講と討論をオンラインで行うオンライン学習と,発表聴講はオンラインで事前に行い,討論は対面で行う反転学習の二つの学習形態を部分的に組み入れ,3つの学習形態が深い学習に及ぼす影響について分析した.3つの学習形態の授業前後の学習アプローチ得点に対する分散分析,対面討論及び電子掲示板での討論に対する記述分析及びインタビュー分析により,輪読式学習をオンライン学習及び反転学習で行うことは深い学習を促す可能性が示唆された.そして,オンライン学習では知識の整理や発言の見直しが行われ,全体論的な理解が深まる可能性があり,反転学習では学習者の主体性や理解度といった個人差に対応できる可能性が示唆された.
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/41/2/41_40106/_article/-char/ja
-
教職大学院実務家教員は研究の計画・実施をどのように工夫しているか -3つのケースの共通点の導出-
木原 俊行,野中 陽一,小柳 和喜雄
大阪公立大学教育学会『教育学論集』 通号50号 ( 3 ) 1 - 12 2025年4月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:大阪公立大学教育学会 共著
教職大学院の実務家教員(以下,実務家教員)は,教師教育者に位置づく。それゆえ,その役割の1つは,研究者としてのものである。実務家教員による研究の計画・実施にかかる工夫を明らかにするために,筆者らは,実務家教員による学術論文(学会誌もしくは大学紀要に掲載された論文,以下,論文)から,いくつかの観点を満たす,3つの事例を抽出した。そして,当該論文を執筆した著者に,実務家教員になった経緯や実務家教員としての職務の状況と,当該論文のもととなった学術研究(学術論文において知見を提示することを志向した研究,以下,研究)の計画・実施上の工夫に関するインタビューを実施した。インタビュープロトコルを整理した結果, 3人の著者たちは,異なるスタイルの論文を執筆しているにもかかわらず,1)研究テーマにおける連続性と非連続性の統合,2)専門性や経験を異にする人材との連携,3)知的資源の確保と活用に共通して取り組んでいることが明らかになった。
-
学会誌等における教育実践研究の定義の分析 -教職大学院に求められる教育実践研究の視点から-
野中 陽一, 木原 俊行, 小柳 和喜雄
横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学 8 218 - 231 2025年2月
担当区分:筆頭著者, 責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学教育学部 共著
本研究はJSPS 科研費 JP23K02708,JP22K02889 の助成を受けたものである
-
胡 啓慧,周 強,呉 良林,野中 陽一
教育デザイン研究 16 ( 1 ) 37 - 44 2025年2月 [査読有り]
担当区分:最終著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
中国の教育博士の歴史と現状を明らかにするために,文献調査によって,中国の制度を整理分析し,その特徴を考察する.
本論文は発展の歴史,制度の内容,実施の現状,実施の効果と2023年の動向の5つ部分から構成されている.発展の歴史,実施の現状と実施の効果については,中国知網(CiNiiと同様の学術的なデータベース)で関連論文を検索し主要なものを抽出した.制度の内容と2023年の動向については,政府と各大学のウェブサイトの関連政策,通知などを参照した. -
中国小学校における情報モラル教育の現状:J市を調査対象として
胡 啓慧,劉 宇洋,張 海蘭,野中 陽一
教育デザイン研究 16 ( 1 ) 215 - 222 2025年2月 [査読有り]
担当区分:最終著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
中国の教育博士の歴史と現状を明らかにするために,文献調査によって,中国の制度を整理分析し,その特徴を考察する.
本論文は発展の歴史,制度の内容,実施の現状,実施の効果と2023年の動向の5つ部分から構成されている.発展の歴史,実施の現状と実施の効果については,中国知網(CiNiiと同様の学術的なデータベース)で関連論文を検索し主要なものを抽出した.制度の内容と2023年の動向については,政府と各大学のウェブサイトの関連政策,通知などを参照した. -
教師教育者を支援する国際的な取り組みに関するインタビュー調査
小柳 和喜雄, 木原 俊行, 野中 陽一
日本教育工学会研究報告集 2024 ( 2 ) 171 - 178 2024年7月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人 日本教育工学会 共著
<p>本報告では,大学を基盤とする教師教育者の職能成長,専門的な学びの支援に関わるヨーロッパでの取り組みに目を向けている.その目的や進め方に特徴的な違いがあるオランダとノルウェーの大学での取り組みを取り上げ,プロジェクト報告等を通してその推進リードしてきたそれぞれの中心人物から聞き取りを行った.結果,教師教育者の職能成長の支援は,教師の教師としての教師教育者の役割を拡張し,研究者としての新たな役割を探求することに価値を置く傾向や,従来の学術モデルに近く教育,研究,大学への貢献に価値を置く傾向など多様に展開されていた.その背景には,国の教育政策,誰がその国の教師教育者として存在してきたかといった歩み,教師教育者コミュニティのアイデンティティの確立などが,教師教育者の職能成長支援に影響していることが明らかになった.</p>
-
野中陽一,木原俊行,小柳和喜雄
横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学 7 239 - 253 2024年2月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学教育学部 共著
これまでの施策や法令等から,教員養成において,実務家教員の重要性は高まっていると考えられるが, 教職大学院の 実務家教員の 実態については,限定された 情報しか公表されていない。 そこで,教職大学院の実務家教員に関わる公表されている情報を整理 し,公表されている情報から 実務家教員の実態を把握し,これまで明らかにされてこなかった実務家教員の研究業績について の実態把握についても 試みる。
-
田 暁燕, 野中 陽一
教育メディア研究 30 ( 2 ) 55 - 68 2024年2月 [査読有り]
担当区分:最終著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育メディア学会 共著
近年,中国において,「双師授業」という新しい授業形態が現れた。「双師授業」は授業の主担当教師と遠隔地の教室でのサポート教師が協働して授業前の準備,授業,授業後の評価を行い,質の高い授業が実現されている。これまで,中国の初等中等教育においては,主に地方の教育レベルを向上するために「双師授業」が行われてきたが,高等教育においては,「双師授業」はまだ行われていない。しかし,初等中等教育における「双師授業」の成果を活かし,高等教育においても「双師授業」に取り組むことは学術的には提案されてきた。本研究では,田・野中(2021b)が提案した「国際双師授業」のデザインをもとに,高等教育における日本語教育の「国際双師授業」を試行した。その実践を記述し,日中教員間の遠隔協働に着目して,授業前,授業,授業後に分けて,その有効性や課題を明らかにすることを試みた。
-
胡 啓慧,野中 陽一
教育デザイン研究 15 ( 1 ) 63 - 72 2024年2月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
中国の教育博士の歴史と現状を明らかにするために,文献調査によって,中国の制度を整理分析し,その特徴を考察する.
本論文は発展の歴史,制度の内容,実施の現状,実施の効果と2023年の動向の5つ部分から構成されている.発展の歴史,実施の現状と実施の効果については,中国知網(CiNiiと同様の学術的なデータベース)で関連論文を検索し主要なものを抽出した.制度の内容と2023年の動向については,政府と各大学のウェブサイトの関連政策,通知などを参照した. -
教職大学院実務家教員による研究の特徴と課題-学術論文のレビューを通じて-
木原 俊行 野中 陽一,小柳, 和喜雄
教育デザイン研究 15 ( 2 ) 32 - 41 2024年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
木原ほか(2021)は,実務家教員は,教育実践研究の知見の報告や論文化といった場面,あるいは協働性という要件を満たすことに,教育実践研究の困難点があるという知見を見出している。 この知見を踏まえ,実務家教員が上記の困難点を克服する手がかりを得ることを目的として,比較的順調に教育実践研究を企画・運営し,その成果を論文等で公開している実務家教員を対象に,教育実践研究の企画・運営に関してインタビュー調査を実施し,その結果をもとに,実務家教員の教育実践研究の工夫点を明らかにした。
-
教職大学院実務家教員が研究活動の見通しを確かにするための協働的プログラムの開発
木原 俊行, 野中 陽一, 小柳 和喜雄
日本教育工学会論文誌 47 ( Suppl ) 141 - 144 2023年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人 日本教育工学会 共著
教職大学院の実務家教員が研究活動の見通しを確かにするための協働的プログラムを開発し た.当該プログラムでは,教職大学院のスタッフ(実務家教員,研究者教員)が,自らの取り組 み(教育や研究等)を文章化したもの(論文,書籍,報告書等)を持ち寄り,その特長等を語り 合った.プログラムにおける参加者の発言の計量テキスト分析の結果から,プログラムの部構成 の妥当性,所属する大学による参加者の発言内容の違いが確認された.また,終了後のアンケー トに対する実務家教員の回答から,プログラムの目標がある程度達成されたことが確認された.
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/47/Suppl./47_S47074/_pdf/-char/ja
-
日本数字化转型期中小学教师数字素养能力标准的特征及其对中国的启示
胡启慧,野中阳一,逯行
现代教育技术 33 ( 7 ) 5 - 15 2023年7月 [査読有り]
記述言語:中国語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
-
野中 陽一,胡 啓慧
教育デザイン研究 14 ( 2 ) 29 - 35 2023年1月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
「東アジア型教育の情報化モデルとそれに対応した教師教育のデザイン原理― 日中比較を中心に―」(野中,2023)で提案した「東アジア型教育の情報化モデル(試案)」に基づき,スキルの向上と授業改革への志向性を同時に高める授業として,教職大学院の必修科目「EdTech を活用した授業の方法」を構想し実践を試みた。
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00014896
-
胡 啓慧,李 鋒,野中 陽一
教育デザイン研究 14 ( 1 ) 40 - 49 2023年1月 [査読有り]
担当区分:最終著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00014909
-
教職大学院実務家教員による教育実践研究の工夫点-3つのケースの比較検討を通じて-
木原 俊行,野中 陽一,小柳 和喜雄
教育デザイン研究 14 ( 1 ) 56 - 63 2023年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
木原ほか(2021)は,実務家教員は,教育実践研究の知見の報告や論文化といった場面,あるいは協働性という要件を満たすことに,教育実践研究の困難点があるという知見を見出している。 この知見を踏まえ,実務家教員が上記の困難点を克服する手がかりを得ることを目的として,比較的順調に教育実践研究を企画・運営し,その成果を論文等で公開している実務家教員を対象に,教育実践研究の企画・運営に関してインタビュー調査を実施し,その結果をもとに,実務家教員の教育実践研究の工夫点を明らかにした。
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00011549
-
異なる教職大学院に属する実務家教員の交流プログラムの開発
木原 俊行, 野中 陽一, 小柳 和喜雄
日本教育工学会論文誌 46 ( Suppl ) 177 - 180 2022年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人 日本教育工学会 共著
<p>教職大学院の実務家教員(以下,実務家教員)は,教師教育者に位置づくが,その役割は多様である.筆者らは,実務家教員たちが,そうした役割を意識するための機会として,異なる教職大学院の実務家教員間の交流プログラムを開発した.このプログラムでは,2大学の教職大学院の5名の実務家教員に自らの実務家教員としての来し方や現状を報告するシート(報告シート)を準備してもらい,それに基づいた報告と意見交換を繰り返してもらった.プログラム終了後に,参加者に,プログラムの印象等をWeb 上のアンケート(匿名)により回答してもらった.そのコメントから,参加者である実務家教員たちが,「教師教育者としての役割」を追究しようとする姿勢を高めたこと,他大学の実務家教員との交流の意義を実感していることが確認された.</p>
-
胡 啓慧 野中 陽一
横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学 5 185 - 197 2022年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
-
中国における塾型「双師授業」の特徴―中国K 塾の実践事例を中心に―
田 暁燕 野中 陽一
教育デザイン研究 13 ( 1 ) 186 - 195 2022年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
「同期双方向型」の塾型「双師授業」において,受講者側の質問や意見などに即時に反応し,またフィードバックも同時に実現でき,生徒の参与感
が高まることで,生徒と保護者に歓迎されている.主担当教師と異なる
遠隔地にいる生徒がリアルタイムでコミュニケーションでき,対面授業のような臨場感,双方向感がある遠隔授業を実現するために,本研究は塾
型「双師授業」の特徴や課題などを検討した。 -
1人1台端末環境下における小学生の初期段階のキーボード入力スキルに関する実態調査
石橋 純一郎 草柳 譲治 野中 陽一
教育デザイン研究 13 ( 1 ) 179 - 185 2022年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
本研究では,1人1台端末の導入初期段階におけるキーボード入力スキルの習得状況と、学習活動を円滑に進めるためのキーボード入力の操作スキルのレベルを明らかにするため、学習活動においてキーボード入力スキルがどのような影響を与えているのかを調査した。市内市立小学校一学級を対象に,キーボード入力の習得の時間を週1回5分間確保し3ヶ月間実施した結果,1分間の入力文字数の向上が確認された。また,タブレットPCで課題に回答する際に,キーボード入力による回答方法と,画面への手がきによる回答方法を選択できる学習活動では,キーボード入力スキルが60文字以上の児童は,キーボード入力による回答方法を選択し回答していることが示唆された。キーボード入力を選択した児童の1カードあたりの入力文字数は手がきによる回答方法を選択している児童より多い可能性があることがわかった。キーボード入力のスキルに関わらず,児童がタブレットPCを使った学習において,キーボード入力スキルが重要で学習に役立つものだと認識していることが示唆された。一方で、PCやキーボード入力の操作が苦手な児童がいることがわかった。
-
中国の小中高の情報教育におけるカリキュラム体系の歴史と現状に関する一考察ー新旧カリキュラム体系の比較を通してー
胡 啓慧 野中 陽一
教育デザイン研究 13 ( 1 ) 109 - 117 2022年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 共著
中国の情報技術教育は,2001年から小中学校は「総合実践活動」の中に,高校では情報技術が一つの教科として行われている.これまでの2つのカリキュラムを比べると,小中学校の授業時数は変わらないが,内容はより高度になり,高校では内容の更新だけではなく,必修単位が増加し,その位置付けがより重要になったと考えられる.さらに,小中学校と高校の内容及び目標がより体系的になった.内容として,2000年から重視されてきた基本的知識及びICT活用のほかに,3Dデザイン,プログラミングに関する内容が共に追加され,目標は情報への意識,計算論的思考,デジタル学習及びイノベーション,情報に対する社会的責任と一致するようになった.
-
中国における拡張現実技術を活用する教育研究の発展について―2010年から2019年までの文献調査を通して―
史 珍妮,胡 啓慧,野中 陽一
教育デザイン研究 12 ( 1 ) 253 - 262 2021年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 単著
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00013545
-
野中 陽一 ,胡 啓慧
教育デザイン研究 12 ( 1 ) 218 - 224 2021年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00013549
-
中国における公立学校型「双師授業」の特徴~中国人民大学附属中学校の実践事例を中心に~
田 暁燕 ,野中 陽一
教育デザイン研究 12 ( 1 ) 182 - 189 2021年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00013553
-
胡 啓慧, 野中 陽一
日本教育工学会研究報告集 2021 ( 2 ) 78 - 85 2021年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:一般社団法人 日本教育工学会 共著
本論文は中国における小中高の情報教育の歴史的経緯を整理し,これまでに発行されたカリキュラムの内容を比較し,カリキュラム体系の歴史と現状を明らかにした.中国の情報教育は1970年代末のコンピュータ教育から始まり,2000年から情報技術教育に変更され,2001年から小中学校は「総合実践活動」の中に位置づけられ,高校では単独の教科として行われている.そして,小中学校及び高校の内容はより高度になり,3D設計,プログラミング等が追加され,小中学校と高校の内容及び目標がより体系的になった.
-
胡 啓慧, 野中 陽一
日本教育工学会研究報告集 2021 ( 3 ) 25 - 32 2021年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:一般社団法人 日本教育工学会 共著
<p>本論文では中国の小中高情報技術教員の教師資格制度の歴史と現状を分析した.まず,中国の教師資格制度の歴史を整理し,これまで教師資格制度である「双軌制」と「教師資格国家試験」を比較することで,現行の「教師資格国家試験」の重要性が示唆された.さらに,情報技術教員の「教師資格国家試験」の詳細について分析し,小中高情報技術教員に求められている資質・能力を明らかにした.</p>
-
指導主事に求められる資質・能力に関する課題の整理―指導主事の力量向上のための研修の在り方―
持田 訓子 , 野中 陽一 , 泉 真由子 , 小野寺 泰子 , 名執 宗彦 , 石塚 等 , 椎名 美由紀 , 柳澤 尚利 , 大内 美智子 , 北村 公一 , 脇本 健弘
教育デザイン研究 11 198 - 207 2020年2月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
-
生活科・総合的な学習の時間の授業研究会改善のための研修会のデザインと評価~生活科・総合的な学習時間における子どもの姿をロールモデルとして~
鈴木 紀知 , 大内 美智子 , 野中 陽一
教育デザイン研究 11 135 - 144 2020年2月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:Journal of education design 共著
-
川崎市における小学校プログラミング教育の実施に求められる課題の整理―情報教育学校担当者に対する実施状況調査からの一考察―
福山 創 , 草柳 譲治 , 野中 陽一
教育デザイン研究 11 154 - 161 2020年2月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
-
中国における同期協働遠隔授業である「双師授業」の現状と課題
田 暁燕 , 胡 啓慧 , 野中 陽一
教育デザイン研究 11 172 - 179 2020年2月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
-
教育職員の懲戒処分の推移から見えるリスクマネジメント上の課題~神奈川県内のセクシュアル・ハラスメント防止の取組を中心に~
小宮 龍一 , 松原 雅俊 , 小松 典子 , 水木 尚充 , 野中 陽一
教育デザイン研究 11 188 - 197 2020年2月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
-
胡 啓慧,野中 陽一
学校教育学研究論集 / 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科 編 39 1 - 10 2019年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科 共著
その他リンク: https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000104967-00
-
反省的実践家としての教師の成長過程解明への一考察―カード構造化法から見えてきたこと―
山田 剛輔,野中 陽一
教育デザイン研究 10 159 - 168 2019年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00012230
-
指導主事に求められる資質・能力に関する課題の整理 ―中間報告―
持田 訓子,石塚 等,椎名 美由紀,柳澤 尚利,小野寺 泰子,脇本 健弘,野中 陽一
教育デザイン研究 10 187 - 194 2019年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00012233
-
同和教育に関する学生アンケートの分析―身分制度に関する教科書記述の変遷からの検討―
小宮 龍一,持田 訓子,野中 陽一
教育デザイン研究 10 169 - 176 2019年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00012231
-
胡啓慧,野中陽一
学校教育学研究論集 38 84 - 95 2018年10月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 単著
-
髙木 まさき,野中 陽一,脇本 健弘,泉 真由子
教育デザイン研究 9 3 - 8 2018年1月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
-
野中 陽一,胡 啓慧
教育デザイン研究 9 222 - 231 2018年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
その他リンク: http://doi.org/10.18880/00011549
-
中学生のキーボード入力スキルに関する実態調査:一人一台の情報端末の活用による影響
胡 啓慧, 野中 陽一
日本教育工学会論文誌 42 ( Suppl. ) 153 - 156 2018年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
<p>本研究では,一人一台の情報端末を導入した二つの中学校を対象として,キーボード入力スキル,ソフトウェアの基本的な操作スキル,情報活用の実践力に関する調査を行った.学校間,学年間における比較により,一人一台の情報端末の活用は生徒のキーボード入力スキルを向上させることが明らかとなった.また,スキル習得のためのトレーニングを行うことで更に向上させることが可能であることが明らかとなった.これらのスキルには関連性がみられなかったことから,それぞれにトレーニングが必要となる可能性が示唆された.</p>
-
教師たちのICT活用に対する熱意に影響を及ぼす要因のモデル化−日英の教師たちの実践史の比較分析を通じて−
木原 俊行, 野中 陽一, 堀田 龍也, 高橋 純, 豊田 充崇, 岸 磨貴子
日本教育工学会論文誌 38 ( 2 ) 157 - 165 2016年8月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
我が国の教師たちのICT活用に関する熱意に影響を与える要因を実践的な見地からモデル化するために,筆者らは,日本のある小学校の3人の教師に「ICT活用に対する熱意」曲線を描いてもらうとともに,それに影響を及ぼした事象を語ってもらった.3者の共通点を導出するとともに,それらを英国の教師たちの場合と比較検討した.分析の結果,我が国の教師たちのICT活用に対する熱意に影響を及ぼす3つの要因が存在すること,そのうちの1つが我が国の教師たちの場合に固有であることを明らかにし,その構造をモデル化した.
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/38/2/38_KJ00009595648/_article/-char/ja
-
『教育工学的な視点に基づく教師教育ハンドブック』の形成的評価
木原俊行, 中山実, 吉崎静夫, 堀田龍也, 野中陽一
日本教育工学会研究報告集 15 ( 5 ) 153 - 158 2015年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 単著
-
野中 陽一
教育デザイン研究 6 20 - 25 2015年1月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学教育人間科学部 大学院 教育学研究科 単著
-
英語科教員によるデジタル教科書とその他の教材の活用に関する研究
藤本義博,野中陽一,園田文
教育システム情報学会誌 31 ( 1 ) 153 - 158 2014年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:教育システム情報学会 共著
-
Makiko Kishi, Loveless Avril, Yoichi Nonaka
International Journal for Educational Media and Technology 8 ( 1 ) 2014年 [査読有り]
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
その他リンク: http://jaems.jp/contents/icomej/vol8/5_Kishi_20140718_Edited.pdf
-
我が国の教師たちのICT活用に関する熱意に影響を及ぼす要因の具体的検討 : 日英の教師たちの実践史の分析を通じて
木原俊行, 野中陽一,堀田龍也,
日本教育工学会研究報告集 13 ( 5 ) 69 - 76 2013年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 単著
-
教師のICT活用に対する熱意に影響を及ぼす要因の具体的検討−英国の教師たちの実践史の分析を通じて−
木原 俊行,野中 陽一,堀田 龍也,高橋 純,豊田 充崇,岸 磨貴子
日本教育工学会論文誌 37 ( 3 ) 85 - 88 2013年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
ICT活用に対する熱意に影響を及ぼす要因を具体的に検討するために,英国の3人の教師に「ICT活用に関する熱意」曲線を描いてもらい,それに影響を与えた事象を語ってもらった。3者の曲線の共通性や個々の独自性を明らかにした後,それらに影響を及ぼす要因を,個人的要因,環境要因に整理した.また,環境要因については,ICTの使いやすさという教師たちの感情を伴うものであることを確認した.これらの結果をもとに,ICT活用に対する熱意に影響を及ぼす要因の関係性をモデル化した.
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/37/Suppl./37_KJ00009957521/_article/-char/ja/
-
金隆子,村松浩幸,堀田龍也,野中陽一
日本教育工学会論文誌 37 ( 3 ) 197 - 200 2013年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
ICTの急速な発展・普及に伴い,著作権および情報活用の観点から適切な引用指導が必要になってきている.そこで本研究は,中学校国語科において適切な引用方法やその目的の指導を試み,教育効果を検証した.Y県A中学校において,2010-2012年の3年間で129名を対象に,毎年の指導計画に引用指導を試行的に組み込んだ.そして,2012年12月に著作権意識尺度を用いた著作権意識および鑑賞文での引用技能を調査した.調査の結果,1)3年間指導を継続したグループは,1年生のみ指導および指導歴無しのグループよりも「F2著作権の尊重」因子得点が有意に高いこと,2)3年間指導したグループは引用の技能評価において下位評価の生徒が有意に少ないこと,が確認できた.以上のことから,中学校国語科での引用指導は,著作権の尊重の意識向上に効果があり,指導の継続により引用技能が定着することが明らかになった.
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/37/Suppl./37_KJ00009957549/_article/-char/ja/
-
デジタル教科書・教材の活用に関する教育工学的アプローチ(国語教育研究手法の開発(3)-デジタル教科書・教材を対象とした研究手法の開発,題研究発表)
野中陽一
全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集 124 189 - 192 2013年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:全国大学国語教育学会 単著
-
大学生を対象とした小中高等学校段階における情報教育の学習経験に関する調査
高橋純、野中陽一、堀田龍也
日本教育工学会研究報告集 2012 ( 3 ) 51 - 58 2012年7月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
小学生を対象とした著作権に関する意識・知識に関する調査
野中陽一,吉野和美,中尾教子
日本教育工学会研究報告集 2012 ( 3 ) 51 - 58 2012年5月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
普通教室における大型提示装置の適正な配置と見やすさに関する検討
山田智之,野中陽一,青木栄太
日本教育工学会研究報告集 2011 ( 5 ) 161 - 166 2011年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
英国の小学校の授業過程における ICT活用の目的・頻度・タイミングに関する調査
高橋純,デイブ スミス,野中 陽一,堀田 龍也
日本教育工学会論文誌 35 ( 3 ) 73 - 76 2011年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
英国において,日常的にICTを活用している小学校教員の国語と算数の授業過程におけるICT活用の目的・頻度・タイミングを調査した.その結果,1)教員のICT活用の目的は,一般的な授業過程における目的と類似し,2)一授業におけるICT活用の回数は3,5回,一回のICT活用の時間の平均は9.6分であり,3)授業の前半の15分と,後半の5分は,70%を超えた授業でICT活用が行われ,4)授業過程の前半ではPCが,後半にはVisualizer(実物投影機)がIWB(電子黒板)と組み合わされて活用されることが多い等が明らかとなった.
-
教員のICTの活用頻度及びICT活用に関する意識の分析
中尾教子,野中陽一,高橋純
日本教育工学会研究報告集 2011 ( 5 ) 81 - 88 2011年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
現実的なICT活用のための普通教室のICT環境(シンポジウム 学校現場の情報化をどのように推進し支援するか,教育情報のイノベーション~デジタル世代をどう導くか~)
野中陽一
年会論文集 27 16 - 17 2011年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育情報学会 単著
いくつかの調査結果を元に,普通教室におけるICT環境整備,ICT活用状況について整理し,ICT活用の普及過程について検討した。ICT機器が既存の教室環境に埋め込まれ,「統合」されるためには,授業スタイルを変えずに日常的なICT活用の定着が図れる実物投影機の常設が重要であることが明らかになった。
-
教員による指導者用デジタル教科書の活用の分析
高橋純、野中陽一、堀田龍也
日本教育工学会研究報告集 2011 ( 2 ) 129 - 136 2011年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
山田智之, 石塚丈晴, 高橋純, 堀田龍也, 畠田浩史, 小柴薫
日本教育工学会論文誌 34 ( 3 ) 61 - 64 2010年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/34/Suppl./34_KJ00007086677/_article/-char/ja/
-
普通教室のICT環境整備及び活用に関する全国調査の分析
中尾教子、野中陽一、山田智之、高橋純、堀田龍也
日本教育工学会研究報告集 2010 ( 5 ) 127 - 134 2010年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
普通教室のICTが活用されるまでの過程に関する事例研究
野中陽一、山田智之, 中尾教子, 高橋純, 堀田龍也
日本教育工学会研究報告集 2010 ( 5 ) 135 - 140 2010年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
英国の小学校におけるICT活用に関する授業観察による調査
高橋純、野中陽一、堀田龍也
日本教育工学会研究報告集 2010 ( 5 ) 141 - 146 2010年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
電子黒板の機能標準化に関する検討-日本国内への普及の系譜から-
梅香家絢子,高橋純,堀田龍也,畠田浩史,森下誠太,野中陽一
日本教育工学会研究報告集 2010 ( 1 ) 207 - 214 2010年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
普通教室でICTを日常的に活用するための環境構成に関する調査
野中陽一、石塚丈晴、高橋純、堀田龍也、青木栄太、山田智之
日本教育工学会論文誌 33 ( 3 ) 129 - 132 2009年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
野中ら(2008b)が抽出したICT機器の日常的な活用のための環境構成において検討すべき4つの要件のうち,「板書とプロジェクタによる投影を組み合わせる」,「機器の配置や投影場所等を完全に固定せず,必要に応じて配置の変更ができるように配慮する」,という二つの要件を検証するために,ICTを日常的に活用している教員を対象としたアンケート調査を実施し検討した.その結果,ICTを日常的に活用している教員は,これらの要件を重視していることが確認された.
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/33/Suppl./33_KJ00005927794/_article/-char/ja/
-
普通教室における日常的なICT活用を支えるための教室環境の構築および活用の特徴
山田智之、野中陽一、石塚丈晴、高橋純、堀田龍也、畠田浩史、小柴薫
日本教育工学会研究報告集 2009 ( 5 ) 251 - 254 2009年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
教室のICT環境と算数における学習指導での活用に関する調査
石塚丈晴・堀田龍也・野中陽一・高橋純・青木栄太・山田智之
日本教育工学会研究報告集 2008 ( 4 ) 75 - 78 2008年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
A Survey on Current and Ideal Classroom Teaching Environment with ICT for Public Primary and Secondary School in Japan
Takeharu ISHIZUKA, Tatsuya HORITA, Shin SASADA, Tomoyuki YAMADA,NONAKA Yoichi
Proceedings of ICoME 2008 337 - 342 2008年8月 [査読有り]
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス) 共著
-
公立小中学校教員の実物投影機等の利用に関する調査
石塚丈晴・堀田龍也・野中陽一・笹田森・山田智之
日本教育工学会研究報告集 2008 ( 2 ) 177 - 182 2008年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
International Perspectives: a Comparison of the ICT Environment in Japanese and British Classrooms
NONAKA Yoichi,Tatsuya HORITA, Avril LOVELESS
Proceedings of SITE 2008 pp.2368 - 2374 2008年3月 [査読有り]
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス) 共著
-
公立小中学校教員を対象としたプロジェクタ等の活用頻度と理想の教室環境
石塚丈晴・堀田龍也・野中陽一・笹田森・山田智之
日本教育工学会研究報告集 2008 ( 1 ) 131 - 136 2008年1月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
普通教室のICT環境における日本型モデルの検討
野中陽一
日本教育工学会第24回全国大会講演論文集 2008 655 - 656 2008年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 単著
-
英国の教育におけるICTの普及の背景
堀田龍也・Avril M.Loveless
日本教育工学会研究報告集 JSET07 ( 5 ) 253 - 256 2007年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 共著
-
公立小中学校における電子提示装置等の利用の現状と理想の環境に関する調査
石塚丈晴・堀田龍也・野中陽一・笹田森・山田智之
日本教育工学会研究報告集 JSET07 ( 5 ) 243 - 246 2007年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
ICT活用授業による学力向上効果の検証 : 長期・常時のICT活用授業における子ども・教師の変容を探る
豊田充崇、野中陽一、望月純子
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 17 15 - 22 2007年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
教育学部入学者への普通教科「情報」の影響
豊田充崇、野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 17 9 - 13 2007年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
教室のICT環境に関する日英比較
野中陽一・堀田龍也・Avril M. loveless
日本教育工学会研究報告集 JSET07 ( 2 ) 105 - 112 2007年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
メディア・リテラシーの視点を取り入れた小学校における情報教育カリキュラム開発の試み
望月純子、野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 16 49 - 57 2006年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
算数科におけるIT活用の効果に関する事例研究
宇田智津、野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 16 43 - 48 2006年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
英国の教育におけるCreativityとICT
野中陽一、アブリル ラブレス
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 16 145 - 151 2006年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
「教育の情報化」に関する附属小学校との連携事業報告
豊田充崇、野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 16 37 - 42 2006年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
教育実習の評価に関する事例研究 -英国ブライトン大学の事例分析-
野中陽一、Avril Loveless
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 15 171 - 178 2005年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
教育の情報化を進めるための地域貢献事業の取り組み
野中 陽一
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 15 9 - 14 2005年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:和歌山大学 単著
-
低学年における情報機器を活用した授業実践の報告 -デジタルカメラを活用した情報教育-
宇田智津、野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 15 15 - 20 2005年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
教員養成におけるICT活用指導力育成の試みと評価
野中陽一、豊田充崇
日本教育工学会研究報告集 2005 ( 3 ) 67 - 70 2005年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
中日の情報技術教育に関する比較
呉文勝、野中陽一
和歌山大学教育学部紀要.教育科学 55 127 - 134 2005年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
教員養成におけるICT活用指導力育成の日英比較
野中陽一、 Avril M.Loveless
日本教育工学会第21回全国大会講演論文集 21 101 - 104 2005年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 共著
-
英国ブライトン大学教育学部におけるICT教育カリキュラムの分析
野中陽一、 Avril M.Loveless
日本教育工学会大会講演論文集 20 467 - 468 2004年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
「模擬授業」を取り入れた実践的教職授業カリキュラムの構築 -『(教科または教職科目)学習指導におけるコンピュータ活用』を通して-
豊田充崇、野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 14 217 - 225 2004年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
教育の情報化に対応した教員養成の在り方に関する日英比較:Brighton大学の教員養成カリキュラムを中心に
野中陽一、Avril Loveless、武田勝昭、豊田充崇
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 14 207 - 215 2004年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
教育現場、教育委員会、大学の連携による実践研究 -『教育の情報化』に関わる人材育成と普及啓蒙-
野中陽一、井口章、桑木義典、嶋田雅昭、宇田智津、中井章博、雜賀聰、豊田充崇、津守泰子
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 14 ( 14 ) 31 - 38 2004年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
インターネットを利用した国際授業協力および学生の自主的な国際交流の推進 : 和歌山大学における最近の取り組みと今後の課題
藤永博、遠藤史、岩田英朗、八丁直行、武田勝昭、長友文子、富田晃彦、野中陽一
経済理論 320 1 - 22 2004年7月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
-
基礎教養科目「コンピュータ入門」における授業改善の試み:教育学部学生を対象とした「情報活用の実践力」調査を通して
豊田充崇、野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 13 101 - 109 2003年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
「きのくにデジタルコンテンツ活用コンソーシアムの取り組み」の評価
野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 13 1 - 6 2003年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 単著
-
SPP授業「天体までの距離と年齢の推定」での教材開発
富田晃彦、曽我真人、野中陽一ほか
日本教育工学会研究報告集 2003 ( 1 ) 51 - 54 2003年1月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
中学校理科第1分野におけるデジタルコンテンツの活用について
井口章、野中陽一
日本教育工学会研究報告集 2003 ( 1 ) 1 - 8 2003年1月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
教科学習におけるデジタルコンテンツの活用事例の分析
山中昭岳、野中陽一、有田佳乃巳
日本教育工学会研究報告集 JET03 ( 1 ) 9 - 14 2003年1月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
テレビ会議システムを活用した情報教育研究プロジェクトの推進に関する研究
野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 12 1 - 8 2002年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:和歌山大学 単著
インターネット回線を利用したテレビ会議の接続実験を繰り返しながら,教育実践総合センターが組織する情報教育研究プロジェクトの研究会をテレビ会議システムを利用して3回実施した。その結果,オンライン研究会の実現はテレビ会議システムの性能よりも,ネットワーク接続環境に依存することが明らかとなった。また,発表者のプレゼンテーションの工夫や会場の技術担当者の力量によって円滑な研究会が実現し,双方向のコミュニケーションが可能となることが明らかとなった。
-
教員養成学部学生の資質能力の育成についての研究 -学生が運用するメールボランティアの取り組みを通して-
馬場敦義、野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 11 63 - 70 2001年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
この論文は,メールボランティア活動を通して明らかになってきたことをメールボランティアからの電子メール(以下,メールログ)をもとに検討を行い,考察したものである。平成14年度からの学習指導要領では,「総合的な学習の時間」が全面的に実施されるようになる。それに伴い子どもたちの興味・関心・疑問に基づいた授業を計画し,行われることが多くなると考えられる。その際,子どもたちの学習を支援するメールボランティアが活用されることもあるであろう。そのようなメールボランティア活動に関わった学生は,子どもたちがどのようなことに興味を抱き,質問をするのかを学んだのであるが,そのこと以上にメールボランティアのサポーター(以下,めるぼAD)として関わることで身につけることのできることが明らかになってきた。
-
高等学校普通科「情報」における授業設計の課題
野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 11 37 - 42 2001年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 単著
平成12年度に実施された和歌山県における新教科「情報」現職教員等講習会において,受講者の自己評価及び講師による評価から,授業設計の段階において,情報モラルの育成に関する学習活動を盛り込むこと,多様な評価方法を取り入れることが不充分であることが明らかになった。この結果から,講習の在り方について見直しを行い,特に教科教育法に関わる講習内容及び方法について検討した。
-
新学習指導要領における技術科「情報とコンピュータ」のカリキュラムのあり方
豊田充崇、野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 11 43 - 50 2001年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
平成14年度からの新学習指導要領の完全実施により,中学校「技術・家庭科」の内容が大幅に変更となった。これまで技術分野の1領域で選択履修であった「情報基礎」が,今回の改訂によって,「情報とコンピュータ」という実質,技術科の半分の領域を占めるまでに拡大され必修となったのである。「情報とコンピュータ」では,コンピュータの操作技能の習得をはじめ,ネットワーク上のエチケットや情報モラル,著作権等への理解も重要視されてきている。さらに,「情報とコンピュータ」で育成される技能は,他の教科や総合的な学習への応用が期待されている。しかし学校教育現場では情報環境整備が進んでいるにも関わらず,今回の技術分野の大幅改訂,つまり時間枠の拡大や授業内容・進行方法の裁量権の拡大等によって,カリキュラム作成に困惑している状況である。そこで,新指導要領完全実施に伴う「情報とコンピュータ」のカリキュラムを検討・作成し,実際に先行実践をすることで,現状の問題点や今後の望ましいカリキュラムのあり方を提案した。
-
和歌山県内の中学校における交流学習の実態と教師意識に関する調査
窪田恵津子、野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 11 51 - 62 2001年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
和歌山県内の中学校において,どのような形態,内容の交流学習が実際取り組まれているか,またそれは生徒たちのどのような力を育成することをねらいとしているかについての具体的な調査記録は現時点では見当たらない。本調査は,県内の交流学習の実態と,それに関わる教師の意識に焦点をあてて,交流学習のねらいをより具体的にすることを目的とした調査である。またその際,その地理的条件から交流学習が継続的に取り組まれている可能性の高いと考えられるへき地中学校に焦点を当て,へき地校の課題との関連性を考えた。あわせて,近年導入が進められている情報機器の利用との関わりも考察することを試みた。
-
教育実践研究指導センターとの連携による教育改善の試み -下津小学校における総合的な学習への取り組みと連携の在り方-
山中幸也、野中陽一、一色秀之
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 8 41 - 56 1998年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
下津町立下津小学校における教育改善の試みを,教育実践研究指導センターの教育システム改革研究プロジェクトと連携して取り組んだ。学校の教育課題の解決に向けて,学年ティームティーチンクで環境をテーマに情報教育の内容を加えて総合的な学習を試みた。授業の構想,計画,実施,評価,発展という一連の過程において研究プロジェクトのメンバーが参画した。この取り組みにおける実践の内容と連携の在り方について検討し,今後の展開について展望した。
-
ティームティーチングと情報教育
野中陽一
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 7 5 - 8 1997年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 単著
中央教育審議会答申の情報教育に関連する記述に関して分析し,現状を踏まえた上で今後の課題に関して考察した。今後,学校教育に情報教育が根付いていくためには,各学校が教科や総合学習の中にどれだけ情報教育の内容を盛り込むことができるかにかかっている。また,情報環境の整備から,カリキュラムの開発まで各学校が主体的に創意工夫しながら進めていくことが望ましいが,これを実現するためにはコンピュータを学校の教育に様々な視点から根付かせていく人材が不可欠であり,こうした人材をうまく活用したティームティーチングによる実践を積極的に進めていかなければならない。
-
メディアの選択利用による授業改善の試み : 「みんなで研究し, 発表しよう」の実践から
野中陽一、今田実、豊田充崇
日本教育工学会大会講演論文集 12 203 - 204 1996年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
地域学習のためのマルチメディア教材の開発(1) : 小学校 中学年向け社会科副読本のデジタル化
豊田充崇、野中陽一
日本教育工学会大会講演論文集 12 463 - 464 1996年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
教員養成における情報教育カリキュラムの開発(1) -平成8年度入学生のコンピュータ利用経験の実態調査-
野中陽一、豊田充祟
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 6 21 - 30 1996年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
教員養成において,情報教育の実践的力量を形成することはますます重要になってきている。本学部では,平成8年度入学生より,1年次に基礎教育科目「コンピュータ入門」 (必修)を開講し,基本的なコンピュータリテラシーの育成することになった。そこで,新入生のコンピュータ利用経験について調査を行い,実態を明らかにすることにした。その結果,ほとんどの学生はコンピュータの利用経験がないことがわかった。
-
小・中学生のネットワークコミュニケーション分析 -『メディアキッズ』プロジェクトの「わいわいクラブ」を通して
豊田充崇、野中陽一
日本教育工学会研究報告集 JET95 ( 6 ) 81 - 88 1995年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 共著
-
和歌山県の「情報基礎」実施状況に関する実態調査報告
野中陽一、山口晴久、吉本富士市、豊田充崇
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 5 25 - 42 1995年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
平成6年11月に実施した和歌山県内の中学校を対象とした「情報基礎」領域及び情報教育全般にわたる実践の実態調査についてまとめた。その結果,コンピュータの導入は進んでいるものの設備,台数,ソフトウェアの整備等に関しては不十分であること,また,導入機種の違いによって情報交換が難しくなっていること,生徒の興味関心は高いもののカリキュラムの開発や指導法の工夫への対応が遅れていること,教師の指導力と研修の在り方に問題があることが明らかになった
-
教育実習カリキュラム開発に関する総合研究Ⅰ -事前・事後の指導の現状と課題
野中陽一、市川純夫、松浦善満ほか
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 4 199 - 233 1994年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
教育実践力を育成するための授業の工夫(1) : 「情報教育論」「教育実践研究論」の授業評価
野中 陽一
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 4 171 - 178 1994年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 単著
教職専門科目「教育の方法及び技術に関する科目」として実施した「情報教育論」と 「教育実践研究論」の授業内容及び方法について,受講生及び実践者の授業評価を行い,教育実践力育成のための授業の在り方について考察した。教育実践力の育成において,学習者と授業者の複眼的な視点をもつこと,自らを主体的な学習者として認識することの必要性を指摘した。
-
教育実践学とカリキュラム構造(1) -教育実践教室の開設にあたって-
野中陽一・松浦善満
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 3 123 - 132 1994年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 共著
-
コンピュータの分散配置による情報教育システムの事例研究(2)
野中 陽一
日本教育工学会研究報告集 1994 ( 2 ) 5 - 8 1994年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 単著
-
学校としての情報教育実践を考える -コンピュータが導入された小学校の事例分析から-
野中 陽一
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 2 189 - 198 1993年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:和歌山大学 単著
コンピュータが導入された小学校の教師の意識調査と紀要分析から,学校としての情報教育実践を左右する要因について検討した。コンピュータの配置やそれに伴う教育観,校内研修の在り方など情報教育実践に影響を与える要因は,イノベーション普及を実際に進めていく立場にある情報主任(チェンジエージェント)の働きかけによってコントロールが可能であり,学校としての情報教育を実践してくには,情報主任の育成が重要である。
-
情報教育にかかわる現職教育の課題
野中 陽一
教育工学実践研究 107 4 - 9 1992年12月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
-
学校でのコンピュータ利用が児童に及ぼす影響について(2) -コンピュータに対する関心態度について-
野中 陽一
日本教育工学会研究報告集 JET91 ( 6 ) 41 - 46 1991年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育工学会 単著
-
学校でのコンピュータ利用が児童に及ぼす影響について(1) : 導入時の指導が児童のコンピュータイメージに及ぼす影響について
野中 陽一
日本教育心理学会総会発表論文集 33 655 - 656 1991年8月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育心理学会 単著
-
子ども達のコンピュータに対するイメージの変容について -学習の道具としてのコンピュータ活用を通して-
野中 陽一
日本教育工学会研究報告集 1990 ( 4 ) 37 - 44 1990年7月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 単著
-
玉川小学校におけるコンピュータを利用した授業実験(その1)
大島聡、井上裕光、野中陽一、本田真奈美、川田国昭
横浜国立大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 5 1 - 48 1989年1月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学 共著
-
てんびん課題における解決方略の発達的研究:Sieglerの発達モデルの検討
野中陽一・福田幸男
横浜国立大学教育紀要 28 41 - 56 1988年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学 共著
-
てんびん課題における解決方略の発達に応じたCAIの検討
野中 陽一
日本教育工学会研究報告集 JET88 ( 4 ) 27~32頁 1988年6月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:日本教育工学会 単著