論文 - 鈴木 允
件数 13 件-
大正期における山村地域からの出寄留についての考察―愛知県東加茂郡賀茂村『寄留届綴』の分析から―
鈴木 允
地理学評論 91 ( 2 ) 125 - 145 2018年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本地理学会 単著
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/grj/91/2/91_125/_article/-char/ja
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明治・大正期の東海三県における市郡別人口動態と都市化:戸口調査人口統計の分析から
鈴木 允
人文地理 56 ( 5 ) 22 - 42 2004年10月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:人文地理学会 単著
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjhg1948/56/5/56_5_470/_article
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小中高一貫カリキュラムの検討に向けた論点―高等学校「地理総合」を念頭に置いて―
鈴木 允
新地理 71 ( 3 ) 72 - 74 2023年12月 [招待有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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学校教育で統計地図や新旧地形図を活用する
鈴木 允
日本地理学会発表要旨集 2023s ( 0 ) 166 2023年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:公益社団法人 日本地理学会 単著
<p>本報告では,学校教育でwebGISにより統計地図や新旧地形図を活用することが,特にどのような技能の育成に貢献できるかを,高等学校「地理総合」を事例に検討したい.</p><p>「地理総合」は,2018年版学習指導要領で新設された.その目標と学習内容は,次の通りとなっている.</p><p>【目標】</p><p>地理に関わる事象の意味や意義,特色や相互の関連を,位置や分布,場所,人間と自然環境との相互依存関係,空間的相互依存作用,地域などに着目して,概念などを活用して多面的・多角的に考察したり, 地理的な課題の解決に向けて構想したりする力や,考察・構想したことを効果的に説明したり,それらを基に議論したりする力を養う.</p><p>【学習内容(項目)】</p><p>A 地図や地理情報システムで捉える現代社会</p><p>B 国際理解と国際協力</p><p>(1) 生活や文化の多様性と国際理解 </p><p>(2) 地球的課題と国際協力</p><p>C 持続可能な地域づくりと私たち</p><p>(1) 自然環境と防災 </p><p>(2) 生活圏の調査と地域の展望</p><p>すなわち,「地理総合」は主題に関わる地理的な課題の解決を重視する科目であると言えよう.地理的な認識や技能を基礎から学習する科目というよりは,応用的な主題についての考察を進める中で,それらが深められたり活用できるようになったりすることが求められている.</p><p>他方で,地理学習を通じて育成・習得が目指されるものとして,地理的技能(広義には,思考力等も含む概念として)があることは,これまでにも指摘されてきた.</p><p>西脇(1998)の整理によると,技能とは「問題に対処するための一般化された技術や操作方法」であり,具体的には,問題解決にあたって「どのように情報を収集しなければならないのか,また,収集した情報をどのように活用するのか,といった一連の思考技術」であるという.これ以降,多くの論者が地理的技能の体系化と,その習得を図る授業のあり様を提示してきたが,地理的技能は,地理的な情報の収集と,収集した情報を使った思考・考察の技能として捉えられてきた.</p><p>2018年版学習指導要領において,「地理総合」で習得すべき技能は,「地図や地理情報システムなどを用いて,調査や諸資料から地理に関する様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能」であるとされている.技能について『学習指導要領解説』では,情報を収集する技能,情報を読み取る技能,情報をまとめる技能の三つの技能に分けて考えることができるとされている.</p><p>以上を踏まえると,「地理総合」の授業では,地理的技能として位置づけられた地理的な情報の収集,選択や,地図化された情報の読み取りが求められるが,それは多面的・多角的な考察や課題の解決に向けた構想につながるものである必要がある.言い換えれば,地理的技能の習得につながる授業は,地理的な情報の収集段階から,思考・考察が伴うものである必要があると言える.また,地理的技能を直接教え込むような授業ではなく,学習者主体の学習活動・方法による授業を通じて,地理的技能が習得されていく授業づくりが求められる.そのためには,学習指導要領でも強調されているような探究的な学習の実現が必要であり,地理的技能の習得につながる探究的な学習の実現のためには,地理的な情報を含む教材から思考・考察が生まれることが必要であると言える.</p><p>GIGAスクール構想の推進や,Covid-19の感染拡大による休校措置などを機に,教育現場におけるICT環境は急速に整備されてきており,「今昔マップ」や「MANDARA」を含むwebGISは,授業の中でより活用しやすくなってきた.webGISは,自在に地形図の範囲やスケールを選択したり,様々な統計データから,自分の描きたい方法で主題図を作成したりすることを可能にする.学校教育の現場でwebGISの活用が容易となったことは,特に,生徒たちが自ら地理的情報を収集し,分析できる機会が多くもたらされたことを意味する.探究的な学習の実現のためには,webGISのソフトを活用するスキル以上に,「調査や諸資料から地理に関する様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能」の指導の充実が求められる.</p>
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鈴木 允
新地理 69 ( 1 ) 90 - 94 2021年4月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 単著
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地理学習における地域の変容過程の教材化―学園都市「国立」の成立と発展についての授業実践を事例に―
鈴木 允
歴史地理学 62 ( 1 ) 1 - 18 2020年1月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:歴史地理学会 単著
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学習材としての地図・統計とその活用についての実践的課題
鈴木 允
新地理 67 ( 2 ) 49 - 60 2019年8月 [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本地理教育学会 単著
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日本における社会科教育研究の動向(2017年度)
鈴木 允
社会科教育研究 134 86 - 97 2018年9月 [査読有り] [招待有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本社会科教育学会 単著
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日本の人口問題を扱う動態地誌的学習の方法と意義:愛知県藤岡町を事例とした高校地理B学習指導案作成と授業実践から
鈴木 允
新地理 65 ( 1 ) 1 - 24 2017年4月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本地理教育学会 単著
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/newgeo/65/1/65_1/_article/-char/ja/
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動態地誌による中学校社会科授業の可能性と課題:「企業城下町」豊田の地域変容に関する授業実践から
鈴木 允
横浜国立大学教育人間科学部紀要Ⅲ(社会科学) 19 53 - 76 2017年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:横浜国立大学教育人間科学部 単著
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愛知県藤岡町の地区別人口変化
鈴木 允
桐朋学報 ( 57 ) 1 - 20 2007年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 単著
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愛知県藤岡町の人口変化とその要因―人口地理学からのアプローチ―
鈴木 允
桐朋学報 ( 56 ) 1 - 30 2006年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 単著
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明治・大正期における人口統計発達史と統計の利用について
鈴木 允
桐朋学報 ( 55 ) 1 - 11 2006年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 単著