論文 - 高本 真寛
件数 20 件-
高校生の学校生活における不安と不安への対処に関する尺度作成
田中 美由貴・岡安 孝弘・髙本 真寛
教育デザイン研究Ⅱ 12 ( 2 ) 24 - 33 2021年1月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
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髙本 真寛, 中村 美祐希, 相川 充
日本心理学会大会発表論文集 84 ( 0 ) PC-057 - PC-057 2020年9月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:公益社団法人 日本心理学会 共著
<p>本発表では「高校生用ライフスキル尺度」の作成に関する研究報告を行う。ライフスキルとは,「日常生活で生じるさまざまな問題や要求に対して,建設的かつ効果的に対処するために必要な能力」(World Health Organization, 1994 川畑他訳 1997)と定義される。こうした能力(スキル)は,個人が普段の日常生活を円滑に送るために必要不可欠である。本邦では,嘉瀬他(2016)や島本・石井(2006)などがライフスキルを測定する尺度を作成し,青年~成人を対象としたライフスキルに関する研究に利用されている。一方で,これらの尺度はWHOが提唱する定義に準拠しながらも,いずれの尺度も探索的因子分析を経て因子数が決定されており,WHOが提唱する10の下位概念を測定する尺度として構成されていない。そこで,本研究では,10の下位概念をそれぞれ測定する「高校生用ライフスキル尺度」の作成を目的とした。通信制高校に通う高校生631名を対象とした調査を実施し,(1)項目応答理論に基づく項目分析,(2)検証的因子分析による因子負荷量の推定,という手続きによって尺度を構成する項目を選定した。その後,関連する概念との相関分析を行い,本尺度の妥当性検証を行った。</p>
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高本 真寛, 古村 健太郎
教育心理学年報 59 ( 0 ) 371 - 373 2020年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人 日本教育心理学会 共著
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児童によるFM活動を通した学習計画の立案が学習動機づけに及ぼす影響(1)
川中 紫音, 中村 美祐希, 佐久間 賢志, 吉井 毅, 高本 真寛
日本教育心理学会総会発表論文集 62 ( 0 ) 126 2020年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人 日本教育心理学会 共著
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児童によるFM活動を通した学習計画の立案が学習動機づけに及ぼす影響(2)
中村 美祐希, 川中 紫音, 佐久間 賢志, 吉井 毅, 高本 真寛
日本教育心理学会総会発表論文集 62 ( 0 ) 127 2020年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人 日本教育心理学会 共著
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出生順位による性格特性と集団課題時の行動の相違に関する検討
樋口 万里子, 髙本 真寛
横浜国立大学教育相談・支援総合センター研究論集 19 81 - 90 2019年11月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:教育相談・支援総合センター 共著
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世代間における養育態度の変容を規定する要因の検討
遠西信一郎, 髙本真寛
横浜国立大学教育相談・支援総合センター研究論集 18 79 - 89 2018年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:教育相談・支援総合センター 共著
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心理学における数量化理論第Ⅲ類の利用について
松井豊, 髙本真寛
筑波大学心理学研究 56 59 - 66 2018年8月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:筑波大学人間系心理学域 共著
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高本真寛, 古村健太郎
教育心理学研究 66 ( 1 ) 14 - 27 2018年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育心理学会 共著
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/66/1/66_14/_article/-char/ja/
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Yamauchi, T., Yoshikawa, T., Takamoto, M., Sasaki, T., Matsumoto, S., Kayashima, T., & Takahashi, M.
Industrial Health 55 ( 3 ) 293 - 302 2017年6月 [査読有り]
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 共著
その他リンク: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28154338?dopt=AbstractPlus
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髙本 真寛
教育心理学研究 65 ( 1 ) 52 - 63 2017年4月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本教育心理学会 単著
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/65/1/65_52/_article/-char/ja/
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対人ストレスの経験時において、コーピングとサポートのどちらが先か
髙本真寛, 高田治樹
心理学研究 86 ( 6 ) 596 - 602 2016年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本心理学会 共著
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/86/6/86_86.14336/_article/-char/ja/
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髙本真寛, 服部環
心理学評論 58 ( 2 ) 220 - 235 2015年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:心理学評論刊行会 共著
本論文は、日本国内における心理尺度の作成論文に関して、信頼性の観点からレビューし、心理学領域における測定に関する議論をまとめた。具体的には、心理尺度の作成研究の動向の把握と当該研究における信頼性係数の利用状況を概観した。その後、近年の古典的テスト理論に関する研究動向をまとめ,今後,心理尺度の「信頼性」を評価する際に必要となる最低限の信頼性係数に関する開示内容を示した。その上で、最後に、これまでの信頼性に関する定型的な考え方と検証手続きからの脱却の必要性を論じた。
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/sjpr/58/2/58_220/_pdf/-char/ja
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髙本真寛
心理学研究 86 ( 4 ) 302 - 312 2015年10月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本心理学会 単著
本研究は大学生103名を対象に日誌法を実施し、対人ストレスへの脅威性が日々の感情状態を予測し、その関連をコーピングが媒介すること、それぞれの関連が個人特性によって調整されるかを検討した。分析の結果、個人内水準において、問題焦点型対処の行使が不適応的方略であり、肯定的解釈の行使が適応的方略であった。また、コーピングと感情との関連を神経症傾向が調整する可能性が示唆された。さらに、脅威性を高く評価することが積極的行動を行使させ、結果として非活動的快を低めるというプロセスが示された。
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/86/4/86_86.14040/_article/-char/ja/
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コーピング行使が翌日の感情へ及ぼす影響に関する日誌法による検討
髙本真寛
心理学研究 86 ( 1 ) 10 - 20 2015年4月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本心理学会 単著
本研究は日誌法を用いて、コーピングと感情状態との間の個人内水準の関連性を検討した。大学生62名を対象に、2週間にわたって対人ストレスとストレス出来事、コーピング、1日の感情状態について回答を求めた。階層線形モデルによる分析の結果、個人内水準において、積極的行動と回避的思考の行使は適応的な方略であり、対人接近型行動と回避型行動、肯定的解釈は個人にとって不適応的な方略であることが明らかとなった。
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/86/1/86_86.13070/_article/-char/ja/
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対人ストレス・コーピングがストレッサーの解決認知を媒介して精神的健康に及ぼす確証的検討
髙本真寛, 松井豊
筑波大学心理学研究 48 29 - 35 2014年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:筑波大学人間系心理学域 共著
本研究は、対人ストレス・コーピングが解決認知を媒介して精神的健康に及ぼす影響を検討した。分析の結果、積極的行動は解決認知を媒介した精神的不健康への負の間接効果を示し、主観的幸福感への正の直接効果も示した。また、回避型行動は、精神的不健康への解決認知を媒介した正の間接的効果と直接効果が見られた。これらの結果から、問題焦点型対処と情動焦点型対処は精神的健康に対して異なる効果を有することが示された。
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コーピングとコーピング評価が精神的健康と後続のコーピングに及ぼす影響
髙本真寛, 相川充
心理学研究 83 ( 6 ) 566 - 575 2013年2月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本心理学会 共著
本研究は対人ストレス・コーピングとコーピング評価が精神的健康と後続のコーピング選択に及ぼす影響について検討することを目的に実施した。二つの横断的・縦断的調査を実施した結果、実際のコーピング行使とコーピング評価は精神的健康と後続のコーピングに影響を及ぼすことが明らかとなった。ただし、コーピング評価による影響は行使コーピングと比較するとその影響力は限定的なものであった。
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/83/6/83_566/_article/-char/ja/
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対人ストレス・コーピング尺度の改訂と妥当性の検討
髙本真寛, 松井豊
筑波大学心理学研究 44 39 - 47 2012年9月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:筑波大学心理学系 共著
本研究は対人ストレス・コーピング尺度の改訂と妥当性の検討を目的とした。まず、妥当性を高めるために、理論的観点から項目の修正と追加を行った。その後、実証的研究(N=218)では探索的因子分析、確認的因子分析を用いて「内的構造における証拠」を、外的基準との相関分析から「外的変数との関連における証拠」を検討した。その結果、一定の妥当性を伴いながら、対人ストレス・コーピングを測定していると結論づけた。
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髙本真寛, 相川充
心理学研究 83 ( 2 ) 108 - 116 2012年6月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本心理学会 共著
本研究は予備研究と三つの研究を実施し、コーピングの行使意図を考慮することで、従来までの尺度と比較して測定誤差が小さいコーピング尺度の開発を試みた。コーピング尺度は問題焦点型対処尺度、情動焦点型行動的対処尺度、情動焦点型認知的対処尺度によって構成される。一連の研究を通して、コーピング尺度の妥当性のうち、妥当性の諸側面のうち4側面からの証拠を支持する結果が得られたと判断される。
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/83/2/83_108/_article/-char/ja/
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相川充, 髙本真寛, 杉森伸吉, 古屋真
社会心理学研究 27 ( 3 ) 139 - 150 2012年3月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本社会心理学会 共著
本研究は、特定のチームに限定されない個人のチームワーク能力(「コミュニケーション」「チーム志向」「バックアップ」「モニタリング」「リーダーシップ」の五つの要素)を測定するための尺度を作成することを目的とした。一般大学生と企業従業員を対象にした三つの研究を通して、尺度化と妥当性の検討を行った結果、一定の妥当性を伴いながら、チームワーク能力の各側面を測定していると結論づけた。
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssp/27/3/27_KJ00008019341/_article/-char/ja/