総説・解説記事等 - 竹内 竜介
件数 7 件-
書評「若林幸男・大島久幸・山藤竜太郎編『国際人的資源管理の経営史-戦前期日本商社の豪州羊毛ビジネスー』」
竹内竜介
企業家研究 ( 21 ) 67 - 69 2023年2月
記述言語:日本語 掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等 単著
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書評「西牟田祐二著『語られざるGM社-多国籍企業と戦争の試練』」
竹内竜介
経営史学 56 ( 3 ) 56 - 58 2021年12月
記述言語:日本語 掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等 出版者・発行元:経営史学会 単著
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竹内 竜介, 陰山 孔貴
国際ビジネス研究 12 ( 1 ) 43 - 54 2020年4月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) 出版者・発行元:国際ビジネス研究学会 共著
<p>本稿の目的は、外資系企業の参入を起点とした食品市場(具体的には、シリアル食品市場)の生成と発展の歴史を解き明かすことである。</p><p>これまでの先行研究では、外資系企業の参入後すぐに市場が発展した事例が取り扱われている。もとより、外資系企業のもたらしたすべての新製品・市場がすぐに発展を遂げたわけではない。外資系企業の参入とその後の成果は多様である。そこで本稿は、外資系食品企業の参入を起点として導入された製品を対象に、市場の生成後その発展に時間がかかった事例についての歴史を明らかにすることを課題とする。市場の発展に時間がかかった事例を取りあげ、その歴史を丹念に追うことによって、外資系企業の参入を契機として生成した市場の発展に関する歴史像を描き出すことができると考える。</p><p>本稿では、シリアル食品市場の生成と発展の歴史を「製品カテゴリーの創造」という視点から考察する。その結果、シリアル食品に対する製品カテゴリーの定義づけが変わり、同製品は何度も新たな製品カテゴリーとして創造されてきたという経緯が明らかになった。具体的には、以下のような変遷をたどった。シリアル食品は、日本市場に本格的に登場した1960 年代は「日本の従来の朝食とは異なる新しい朝食」という製品カテゴリーの創造が目指されたものの、なかなかうまくいかず、紆余曲折があり「おやつ」の一製品カテゴリーとして再定義された。その後、「朝食の主食」という製品カテゴリーに転じることを目指し、長い年月をかけその認知度を高めたが、「おやつ」としての扱いが主であり、市場に大きな変化は生じなかった。多くの企業努力もあり、2010 年代に入り、シリアル食品は「健康価値の高い朝食の食材」という製品カテゴリーに再定義された。この結果、日本の食文化や時代のニーズとも適合し、ようやく市場は大きな発展を遂げることに成功した。</p><p>本稿で明らかにされた事項は、次の二点である。第一、外資系企業と日本企業が相互作用しながら、新たに導入したシリアル食品に関する製品カテゴリーをつくりあげ、そしてその製品カテゴリーの再定義を幾度も試みていった。第二、試行錯誤の末、現地の食文化に適合し、かつ魅力的な製品カテゴリーとして再定義されたことによって、ようやくシリアル食品市場の発展がみられた。</p>
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Book Review: Pierre-Yves Donzé and Shigehiro Nishimura, eds., Organizing Global Technology Flows: Institutions, Actors, and Processes
Ryosuke TAKEUCHI
East Asian Science, Technology and Society 12 ( 4 ) 555 - 558 2018年12月
記述言語:英語 掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等 単著
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横浜国立大学経営学部での歩みと思い出-山倉健嗣先生に聞く-
横浜経営研究 37 ( 1 ) 391 - 404 2016年6月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜経営学会 単著
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戦後の外資系製薬企業-日本事業の展開プロセス
竹内竜介
適塾 47 64 - 72 2014年12月 [依頼有り]
記述言語:日本語 掲載種別:講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他) 出版者・発行元:適塾記念館 単著
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戦後の外資系化学企業による日本事業についての回顧
桑原哲也,竹内竜介
横浜経営研究 35 ( 1 ) 47 - 69 2014年6月
記述言語:日本語 掲載種別:速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜経営学会 共著
インタビュー記録をまとめた資料である。