著書 - 于 臣
件数 12 件-
東アジアの近代と企業家 : ダイナミックな経済発展のキーパーソン
金 明洙, 于 臣( 担当: 単著)
明誠書林 2023年 ( ISBN:9784909942326 )
記述言語:日本語 著書種別:学術書
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Strands of Modernization:The Circulation of Technology and Business Practices in East Asia, 1850-1920
Yu Chen, David B. Sicilia, David G. Wittner, Tze-ki Hon, Jeffer Daykin, M. William Steele, Kimura Masato, Kim Myungsoo( 担当: 共著 , 範囲: Zhang Jian and the Transfer of Western Business Practices through Japan into China)
University of Toronto Press 2021年11月 ( ISBN:978-1487509088 ) [査読有り]
総ページ数:191 担当ページ:121-138 記述言語:英語 著書種別:学術書
The chapter is divided into four parts. Part 1 discusses the historical circumstances within which Zhang Jian was active and Zhang's blueprint for local self-government. Part 2 examines Zhang’s views on the transfer of Western technologies and business practices from Japan to China. In particular, this part explores his 1903 visit to Japan to uncover the origins of his ideas about local self-government from the perspective of knowledge acquisition. Part 3 illustrates Zhang’s efforts to improve political conditions in Nantong City and introduce his concept of “people’s or citizen’s diplomacy,” which was promoted by industrialists who sought local self-government and greater participation in the state. The last part deals with Zhang’s ideas concerning managerial systems in modern Chinese enterprises.
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講座 近代日本と漢学 第8巻 漢学と東アジア
江藤茂博,于臣,中村聡,松本和明など( 担当: 分担執筆 , 範囲: 渋沢栄一と『論語』)
戎光祥出版 2020年4月 ( ISBN:9784864033480 )
総ページ数:332 担当ページ:300‐316 記述言語:日本語 著書種別:学術書
『論語』は孔子と弟子の言行を、孔子の死後に弟子たちが編纂した書物である。そのなかで理想社会を実現するための政治理念や倫理思想、道徳観念、ならびに教育原則などをめぐる言説がとりあげられ、現代にいたるまで東アジア諸国に大きな影響を与えている。日本資本主義の最高指導者である渋沢栄一は生涯を通じて『論語』を座右の銘としていた。彼の『論語』解釈は日本における経営倫理の形成に寄与し、中国人の読み方にみられない一つの手本となった。筆者は具体的に栄一がどのように『論語』を読んでいたかを考察することで栄一の独自性をあらためて解明すると同時に現代人の古典読みに一石を投じることとした。
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国際交流に託した渋沢栄一の望み:「民」による平和と共存の模索
于 臣,飯森明子,櫻井良樹,木村昌人,中嶋啓雄,ジェファー・デイキン,高光佳絵など( 担当: 分担執筆 , 範囲: 中国メディアによる報道と渋沢栄一のジレンマ―1914年の中国訪問を手掛かりに)
ミネルヴァ書房 2019年10月 ( ISBN:978-4623086580 )
総ページ数:232 担当ページ:175-194 記述言語:日本語 著書種別:学術書
渋沢栄一は三度にわたり中国を訪れたことがあり、1914年の中国訪問は三度目の訪中であり、最後の中国訪問でもある。ずっと国民外交を唱道していた渋沢は、両国が同文同種の関係であり、思想や風俗、趣味において共通している点が多いので提携しなければならないと主張した。筆者は1910年代の日中関係ならび渋沢栄一の持論を念頭に置きながら、訪中時の彼の言動に対する現地のマスコミやメディアの見方を取り上げることで当時の中国がどのように渋沢栄一を見ていたか、また何故そうみたのか、その原因を究明した。
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渋沢栄一は漢学とどう関わったか―『論語と算盤』が出会う東アジアの近代
木村昌人,町泉寿郎,見城悌治,桐原健真,朴暎美等( 担当: 分担執筆 , 範囲: 近代中国の「孔教」論と『論語と算盤』)
ミネルヴァ書房 2017年2月 ( ISBN:9784623077786 )
総ページ数:248 担当ページ:61-90 記述言語:日本語 著書種別:学術書
渋沢栄一の『論語』解釈の特徴を明らかにするため、筆者は中国最後の儒者と称される梁漱溟の伝統思想に対する見方を考察した。梁は『論語』を人生実践の学問とし、孔子学問の宗教性を否定し、人間の生活を指導するものであると主張した。また梁は『論語』による道徳規範の強調よりも理性の開発における孔子の貢献を讃えた。さらに渋沢栄一が商工業立国の理念をアピールするために『論語』を解釈したこととは対照的に、梁漱溟は農業に着目し、農民の性情、農業の性質、ならびに農村環境の特殊性を論拠に農村建設の必然性と必要性を力説し、郷村建設理念を展開したのである。
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渋沢栄一と中国――一九一四年の中国訪問
田彤 (著), 于臣 (抄訳) ( 担当: 単訳)
不二出版 2016年7月 ( ISBN:9784835077154 )
総ページ数:248 担当ページ:1-248 記述言語:日本語 著書種別:学術書
本書は主に二つの部分に分かれており、第一部は渋沢栄一が神戸から出航し、上海、杭州、蘇州、南京、九江、大冶、武漢、北京、天津、大連、旅順を経て最終的に帰国するまでの旅先およびその間の言動を詳細に記載している。具体的に、渋沢栄一の演説、中華民国大総統袁世凱への謁見、中国の官僚、商人および在中国日本人外交官、日本居留民開催のパーティーへの出席などの史実をすべて収録している。第二部は渋沢栄一の訪中をめぐる同時期の日本の外交と内政の諸般要素を反映する新聞の記述等を取り上げている。
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『公共する人間2 石田梅岩 公共商道の志を実践した町人教育者』
片岡龍・金泰昌( 担当: 共著)
東京大学出版会 2011年10月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
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『近代東アジアの経済倫理とその実践―渋沢栄一と張謇を中心に』
馬敏等( 担当: 共著)
日本経済評論社 2009年3月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
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『渋沢栄一と<義利>思想―近代東アジアの実業と教育』
( 担当: 単著)
ぺりかん社 2008年3月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
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『国際日本学とは何か―日中文化の交差点』
王敏等( 担当: 共著)
三和書籍 2008年3月
記述言語:日本語 著書種別:学術書