所属組織 |
国際戦略推進機構 |
職名 |
准教授 |
研究キーワード |
USピースコー(米国平和部隊)、エクアドル、ラテンアメリカ地域研究、国際協力、青年海外協力隊、先住民 |
関連SDGs |
河内 久実子 (カワチ クミコ)
KAWACHI Kumiko
|
直近の代表的な業績 (過去5年) 【 表示 / 非表示 】
-
【論文】 冷戦下における米国平和部隊の追放は何を意味するのかーラテンアメリカ5か国の比較ー(国際開発研究) 2022年06月
【論文】 BEVIを用いた「超短期留学」の効果と可能性の検討ー大学生の他者理解とジェンダー観の変化に着目してー(ときわの杜論叢) 2021年03月
学内所属歴 【 表示 / 非表示 】
-
2024年4月-現在
専任 横浜国立大学 国際戦略推進機構 准教授
-
2022年4月-2024年3月
専任 横浜国立大学 国際戦略推進機構 講師
-
2017年4月-2022年3月
専任 横浜国立大学 国際戦略推進機構 特任教員(助教)
所属学協会 【 表示 / 非表示 】
-
2017年8月-現在
国際開発学会
-
2012年-現在
日本ラテンアメリカ学会
-
2012年-現在
ラサ(Latin American Studies Associations)
著書 【 表示 / 非表示 】
-
「政府系ボランティアのパイオニア・米国平和部隊の非政治性:ラテンアメリカの事例を中心に」『青年海外協力隊はなにをもたらしたか』
岡部恭宜(編著)ほか19名( 担当: 共著)
ミネルヴァ書房 2018年5月 ( ISBN:978-4-623-076 )
総ページ数:326 担当ページ:263-280 記述言語:日本語 著書種別:学術書
-
「エクアドル:多文化・多民族国家と歩む21世紀の女性たち」国本伊代編『ラテンアメリカ21世紀の社会と女性』
国本 伊代ほか( 担当: 分担執筆)
新評論 2015年11月 ( ISBN:9784794810243 )
総ページ数:390 記述言語:日本語 著書種別:学術書
-
「ドミニカ共和国に先住民はいないのか:'先住民絶滅説'の再考」他3章 国本伊代編『ドミニカ共和国を知るための60章(エリア・スタディーズ122)』
国本伊代編( 担当: 共著)
明石書店 2013年7月 ( ISBN:4750338613 )
記述言語:日本語 著書種別:一般書・啓蒙書
学位論文 【 表示 / 非表示 】
-
Constructing Notions of Development: An Analysis of the Experiences of Japan Overseas Cooperation Volunteers and the Peace Corps in Latin America and Their Interaction with Indigenous Communities in Ecuadorian Highlands
河内 久実子
2013年8月
未設定 単著
論文 【 表示 / 非表示 】
-
冷戦下における米国平和部隊の追放は何を意味するのかーラテンアメリカ5か国の比較ー
河内久実子
国際開発研究 31 ( 1 ) 85 - 101 2022年6月 [査読有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:国際開発学会 単著
<p>This study compared the cases of expulsion from Latin American countries experienced by the United States Peace Corps (hereafter, Peace Corps), a government sponsored volunteer agency. The investigation period was set from 1971 to 1981, when the Peace Corps withdrew the most from the Latin American region, and it investigated five selected countries (Bolivia, Peru, Panama, Brazil, and Guyana) that the Peace Corps was asked to leave from host countries. The study compared the situations in these five countries when expulsions occurred, and it explored (1) what was the background of expulsion of the Peace Corps, and (2) how the United States perceived the expulsion of the Peace Corps. The study mainly used letters and newspaper articles, Peace Corps internal documents as well as telegrams including materials declassified under the author's request from the National Archives and Records Administration and LBJ Presidential Library. The results showed a common trend among the host countries that expelled the Peace Corps, that those host countries' governments were implementing policies against the will of the United States, and those governments were in a period of expansion of multilateral economic and diplomatic relations including communist countries. In addition, the rise of international anti-American movements in the 1960s and 1970s made it easier to expel the Peace Corps. On the other hand, as for the United States, it became clear that even if the diplomatic relations between the two countries were not good, they tended not to make decisions to withdraw volunteers by themselves. The result of the study showed how both host countries and the US sides utilized international volunteer program for constructing their own image and appealing its own political position towards international community.</p>
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jids/31/1/31_85/_article/-char/ja
-
<研究ノート> 1965年ドミニカ共和国軍事侵攻と米国平和部隊 -ソフトパワーとしての役割と限界点に着目して-
河内 久実子
ときわの杜論叢 ( 11 ) 1 - 14 2024年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:横浜国立大学国際戦略推進機構 単著
政府系国際ボランティア組織である平和部隊(Peace Corps)は、ジョン・F・ケネディ大統領によって創設されて以来、半世紀以上にわたり、市民参加型の国際ボランティア事業を牽引してきた。本研究では、1965年にドミニカ共和国で起こった4月革命、それに続く米国海兵隊の軍事侵攻下における平和部隊のボランティア(以下、隊員)の経験に焦点を当てた。本研究ノートでは、隊員の証言、機関内書簡、電報などの一時史料に加え、先行研究や新聞報道記事を用い、当時の隊員たちの状況や退避をめぐる議論、ソフトパワーのエージェントとして、国際ボランティアである隊員たちに課せられた役割とその限界点について分析した。
-
Uematsu-Ervasti, K; Kawachi, K
ASIA PACIFIC EDUCATION REVIEW 2022年12月 [査読有り]
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 共著
-
BEVIを用いた「超短期留学」の効果と可能性の検討ー大学生の他者理解とジェンダー観の変化に着目してー
河内久実子, 植松希世子
ときわの杜論叢 8 1 - 24 2021年3月 [査読有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要) 出版者・発行元:横浜国立大学国際戦略推進機構 共著
-
反米運動から平和部隊の追放へ:―ボリビア追放事例の可視化から見る政府系国際ボランティアの課題―
河内 久実子
国際開発研究 28 ( 2 ) 109 - 121 2019年 [査読有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:国際開発学会 単著
<p>The Peace Corps, a governmental agency founded in 1961, has sent more than 230,000 US citizens to volunteer all over the world. Since the agency began in the middle of the Cold War, it has been stigmatized as US Imperialism in some countries. In its first decade of operations, the Peace Corps was expelled from eleven host countries, including Bolivia, due to rising anti-American sentiment. In case of Bolivia, scholars link the expulsion to the country's opposition to US policy and political tension due to the Peace Corps' population control efforts. Public opinion there was strongly influenced by the political left-wing groups at that time. The academic literature has focused on the reasons behind the ejection of the program from Bolivia and has rarely examined the safety and security issues of volunteers. As a result, this paper aims to explore the experience of Peace Corps volunteers and its office in Bolivia from the period when sentiment began to turn against the agency to the evacuation of volunteers and closure of the program office. The research analyzes data collected at the National Archives and Records Administration in Maryland, USA and mainly relies on official documents, telegrams, memos and program evaluations of the Peace Corps. The example of Bolivia demonstrates that international governmental volunteers who work in countries with significant anti-American sentiment face higher risks of violence, including attacks by mobs. The study concluded that the Peace Corps must prioritize the safety and security management of its volunteers who work under these challenging conditions.</p>
受賞 【 表示 / 非表示 】
-
Best Paper Award (ILASSA 33 Conference, USA)
2013年03月 “Comparative Studies of the ‘Japanese Peace Corps’ and U.S. Peace Corps: Program Terminations in El Salvador and Colombia”
受賞者:河内 久実子
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
-
女性ボランティアの国際協力活動史:ジェンダー格差是正を目指した活動に着目して
研究課題/領域番号:24K15561 2024年4月 - 2028年3月
基盤研究(C)
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
-
国際関係における弱者の意思表示メカニズム:米国ピースコーの追放をめぐる検証
2019年4月 - 2025年3月
科学研究費補助金 若手研究(B)
代表者:河内 久実子
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
冷戦期のラテンアメリカでは、米国の政府系国際協力組織・ピースコーの撤退が相次いだ。その撤退要因には、政情不安や治安悪化のみならず、米国と任国間の政治的な問題によるものも存在する。ピースコーの追放に関する研究は、一部の国を対象とした事例研究は存在するが、域内の傾向を網羅する研究は皆無である。そこで、本研究では、ラテンアメリカ6ヶ国における追放事例をアーカイブ調査によってミクロに検討し、ピースコー追放に至る背景と米国との交渉過程を明らかにし、比較検証を行う。本研究の目的は、ピースコーの追放という米国への抵抗手段の分析を通し、国際関係における弱者の意思表示のメカニズムを明らかにすることである。
-
政情不安および災害時における米国ピースコーの隊員撤退事例の研究
2017年10月 - 2019年3月
科学研究費補助金 研究活動スタート支援
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
本研究は、国際ボランティア組織ピースコー(Peace Corps)の「隊員撤退」の要因・経緯・撤退時のプロセスなどを分析し、撤退事例を通した開発支援をめぐる国際関係の歴史的検証を目的としている。「隊員撤退」の現場で何が起こっていたのかを明らかにすることで、国際支援従事者の安全に関する研究に寄与する。紛争地域における国際支援活動の安全に関する研究は従来、国連や大規模NGOを対象として進められてきたが、ピースコーのような市民参加型の国際ボランティア組織の事例は検討されておらず、治安状況が懸念される国における彼らの活動状況や安全管理をめぐる経験が体系的に検討されることもなかった。本研究では、20世紀中盤の南米3カ国(コロンビア・ボリビア・ペルー)におけるピースコーの撤退事例に着目することで、国際協力に携わる多様な組織との比較を可能にし、当該分野における開発支援をめぐる国際関係の検証と支援従事者の安全管理の改善に寄与することが期待される。
研究発表 【 表示 / 非表示 】
-
ボランティア事業における非政治性と平和部隊の隊員管理ー冷戦下のラテンアメリカ地域での経験からー
河内久実子
国際開発学会第25回春季大会 2024年6月 国際開発学会
開催年月日: 2024年6月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:宇都宮大学
-
新型コロナウィルス感染症拡大と国際ボランティアの一斉帰国ーJICA海外協力隊を事例として
河内久実子
国際開発学会第24回春季大会 2023年6月 国際開発学会
開催年月日: 2023年6月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:秋田文化創造館 国名:日本国
-
1965年ドミニカ共和国侵攻時における米国平和部隊ーソフトパワーとしての政府系ボランティア組織の位置づけー
河内久実子
日本ラテンアメリカ学会 第43回定期大会 2022年6月 日本ラテンアメリカ学会
開催年月日: 2022年6月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:同志社大学 国名:日本国
-
冷戦下における米国平和部隊の追放は何を意味するのか ―ラテンアメリカ 5 カ国の比較検証―
河内久実子
第32回国際開発学会 2021年11月 国際開発学会
開催年月日: 2021年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:金沢大学 国名:日本国
-
エクアドルにおけるベネズエラ移民と難民ー受け入れ国は何を思うのかー
河内久実子
国際開発学会第31回全国大会 国際開発学会
開催年月日: 2020年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:津田塾(オンライン開催)
共同・受託研究情報 【 表示 / 非表示 】
-
国際ボランティアが途上国にもたらす変化とグローバル市民社会の形成
提供機関: JICA研究所 その他
研究期間: 2021年04月 - 2023年
担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示 】
-
2024年度 Gender and Inclusive Societies in Japan and Latin America
国際交流科目
-
2024年度 Anthropology and Development
国際交流科目
-
2024年度 Thesis Project #2
都市科学部
-
2024年度 Thesis Project #1
都市科学部
-
2024年度 Graduate Thesis Seminar #1
都市科学部
担当経験のある授業科目(学外) 【 表示 / 非表示 】
-
文化人類学特講5(ラテンアメリカ地域)
機関名:聖心女子大学
-
国際開発政策
機関名:青山学院大学
-
国際事情(英語)
機関名:専修大学
-
フィールドワーク入門ほか
2014年4月 - 2015年6月 機関名:長崎大学
科目区分:学部専門科目
委員歴 【 表示 / 非表示 】
-
第42回定期大会(日本ラテンアメリカ学会)
2021年01月 - 2021年6月 学会実行委員会(事務局担当)
委員区分:学協会
-
横浜RCE推進ネットワーク推進協議会
2022年04月 - 現在
委員区分:自治体
社会活動(公開講座等) 【 表示 / 非表示 】
-
特定非営利法人 エクアドルの子どものための友人の会(環境教育部会)
役割:企画, 調査担当, 報告書執筆
2023年12月 - 現在
対象: 市民団体
種別:ボランティア活動
エクアドルのアンデス先住民コミュニティの小学校における学校給食及び家庭菜園普及プロジェクトに関わっている。立案補助及び先住民コミュニティの文化に関するアドバイスを主に役担っている。
-
子供たちへのエクアドルに関する授業と留学生による文化紹介
役割:講師, 運営参加・支援
NPO法人 エデュケーションキューブ 2023年5月
-
JICA研究所ランチセミナー
役割:講師
JICA研究所 東京、日本 2019年1月
対象: 行政機関
種別:セミナー・ワークショップ
セミナー講義:「国際協力と安全管理—コロンビアの青年海外協力隊報告書の記録から—」
-
JICA研究所公開シンポジウム「青年海外協力隊の学際的研究」
役割:パネリスト
JICA研究所 東京、日本 2015年11月
対象: 研究者, 社会人・一般, 行政機関
種別:公開講座
「政府系ボランティアのパイオ ニア—米国平和部隊(ピースコー)の「非政治性」に関する考察—」パネル発表
-
役割:パネリスト
JICA研究所 東京、日本 2014年6月
対象: 大学院生, 研究者, 社会人・一般, 市民団体, 行政機関, その他
種別:セミナー・ワークショップ
本セミナーは、外国の海外ボランティア事業に焦点を当て、米国政府の平和部隊(Peace Corps)と英国のNPOが運営するVSO(Voluntary Service Overseas)を取り上げ、特に両組織の事業の目的、成果、歴史について考察するとともに、JOCV事業との比較を行いました(JICA研究所HPより)。本セミナーでは、ピースコーのパネリストとして参加しました。
学内活動 【 表示 / 非表示 】
-
2023年04月-現在アドミッション部会 (全学委員会)
-
2021年04月-2023年3月国際教育WG (全学委員会)
-
2019年04月-現在学内紀要編集委員(ときわの杜論叢) (その他の主要活動)
-
2024年04月-現在ソクラテスプログラム委員会 (部局内委員会)
-
2024年01月-現在都市科学部入試広報委員会(オブザーバー参加) (部局内委員会)