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所属組織 |
教育学部 学校教員養成課程 家政教育 |
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教授 |
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研究キーワード |
被服衛生学、被服環境学、被服教育、被服構成学 |
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YNU研究拠点 |
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関連SDGs |
薩本 弥生 (サツモト ヤヨイ)
SATSUMOTO Yayoi
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代表的な業績 【 表示 / 非表示 】
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【論文】 感染症予防のための各種マスクの着用が熱中症リスクおよび温熱的快適性に及ぼす影響(日本家政学会誌) 2024年05月
【論文】 Effects of Shoe Fit and Moisture Permeability of a Leather Shoe on Shoe Microclimate and Air Exchange 2016年06月
【著書】 衣生活の科学-テキスタイルから流通マーケットへ- 2015年03月
直近の代表的な業績 (過去5年) 【 表示 / 非表示 】
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【論文】 若者の性格と日常ファッションとしての着物への嗜好性(横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学) 2025年02月
【論文】 【論文】スポーツ時の熱中症予防のための実態調査と警報メールの有効性の検討(教育デザイン研究) 2025年02月
【論文】 感染症予防のための各種マスクの着用が熱中症リスクおよび温熱的快適性に及ぼす影響(日本家政学会誌) 2024年05月
【論文】 運動発汗時の肌着の熱水分移動(横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学) 2023年02月
【論文】 乳幼児用おむつの熱水分移動性能と温熱的快適性(横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学) 2022年02月
プロフィール 【 表示 / 非表示 】
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お茶の水女子大学家政学部被服学科卒業、同大学院修了
文化女子大学大学院家政学研究科被服環境学専攻博士課程修了
被服の快適性や被服学教育に関する研究に従事。
学歴 【 表示 / 非表示 】
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-1992年
文化女子大学 家政学研究科 被服環境学 修了
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-1989年
お茶の水女子大学 家政学研究科 修了
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-1987年
お茶の水女子大学 家政学部 被服学科 卒業
学内所属歴 【 表示 / 非表示 】
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2021年4月-現在
専任 横浜国立大学 教育学部 学校教員養成課程 家政教育 教授
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2017年4月-2021年3月
専任 横浜国立大学 教育学部 学校教育課程 家政教育 教授
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2011年4月-2017年3月
専任 横浜国立大学 教育人間科学部 学校教育課程 家政教育 教授
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2007年4月-2011年3月
専任 横浜国立大学 教育人間科学部 学校教育課程 家政教育 准教授
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2000年4月-2007年3月
専任 横浜国立大学 教育人間科学部 学校教育課程 家政教育 助教授
所属学協会 【 表示 / 非表示 】
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1994年4月-現在
日本家政学会
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1987年4月-現在
日本繊維製品消費科学会
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2000年4月-現在
人間ー生活環境系学会
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2010年3月-現在
日本家庭科教育学会
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1987年4月-現在
繊維学会
研修受講歴 【 表示 / 非表示 】
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2023年8月
人を対象とする非医科学系研究用2023年度カリキュラム修了証
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2023年4月
人を対象とする医科学系研究用(医学系研究者標準コース)2023年度カリキュラム修了証
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2017年6月-2019年9月
JSTコース(2)(理工系)カリキュラム修了証
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2017年6月-2019年9月
JSTコース(1)(生命医科学系)カリキュラム修了証
研究経歴 【 表示 / 非表示 】
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ビジネスパンプス着用時における歩行動作へのヒールの高さ、年齢の影響
共同研究
研究期間: 2017年4月 - 2020年3月
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紙オムツの着用時の温熱的快適性
研究期間: 2006年4月 - 2010年3月
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靴の熱水分伝達性能と温熱的快適性
研究期間: 2003年4月 - 現在
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着装シミュレーションを用いた被服の家庭科教材研究
研究期間: 2002年4月 - 2005年3月
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ふいご作用の着衣の放熱性能への影響
研究期間: 1998年4月 - 現在
著書 【 表示 / 非表示 】
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家庭科教育ハンドブック
日本家庭科教育学会編( 担当: 分担執筆 , 範囲: 被服文化)
丸善出版 2025年7月 [査読有り]
総ページ数:280 記述言語:日本語 著書種別:学術書
和服には様々な生活文化や文化的意義が日本の気候・風土の中で培われてきたが,日常着が洋装化し,既製服が普及した今日,和服文化に関する知識や技能の継承が危ぶまれている.家庭科での学習のねらい は和服文化を日本の伝統文化の一つとしてとらえ,大切にしようとする態度を育み,生活文化を継承する大切さに気付くようにする ことである.和服文化の良さと価値 を理解し,自信と誇りを持つことは,国際社会において異文化を理解し,尊重する態度を育むことにつながる(薩本ら,2011).浴衣の着装や模様ワークなど体験的に学習すると効果的である.和服の特徴や他国の民族衣装の中の位置づけなどについて記述した.
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未来につなげるESD
倉田薫子,有元典文,一柳廣孝,伊藤裕来,金光真理子,河内啓成,髙本真寛,薩本弥生他( 担当: 分担執筆)
大修館書店 2024年9月 ( ISBN:978-4-469-29118-6 ) [査読有り]
総ページ数:126 担当ページ:6 記述言語:日本語 著書種別:一般書・啓蒙書
分担執筆した章では衣服について取り上げた。最近はファストファッションの流行により衣服が短サイクルに廃棄されるシステムになっている。私たちが着る衣服は、だれが作っているのか、着なくなった衣服はどのように処分されているのか。衣服の購入から廃棄に至るまで、消費者として責任ある行動はどうあるべきなのか。かつての日本の里山の暮らしにおける衣生活の様子、当時の人々の、ものを大切にして無駄なく使いきる人々の暮らしから持続可能な社会をめざす現代の私たちが学び取るヒントを紹介した。
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医療者のための熱中症対策
三宅康史(編著),薩本弥生分担執筆( 担当: 単著)
日本医事新報社 2019年6月 ( ISBN:9784784955862 ) [査読有り]
総ページ数:197 記述言語:日本語 著書種別:学術書
「かかりつけ医のための熱中症対策Q&A」の10章で①熱中症が心配される時期の服装について解説した。熱中症が心配される暑熱環境では熱や汗が蒸発しやすい服装が望まれる。衣服素材の吸水速乾性,吸湿性,通気性,透湿性および,着衣のデザインや着方などの構成要因である開口条件やフィット性等の影響について各々例を挙げながら説明した。また、幼児の熱中症対策についておよびコンプレッションインナーの影響についても解説をした。
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衣服の百科事典
中村 仁 (著), 日本家政学会 (編集), 大塚 美智子 (編集) ,薩本 弥生 ほか( 担当: 共著)
丸善株式会社 2015年4月
記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書
学位論文 【 表示 / 非表示 】
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The convective heat transfer of clothing system
薩本弥生
1992年3月
学位論文(博士) 単著
着衣の伝熱は素材の物性値のみでなく着衣の構成要因によって影響される。そこで着衣状態を考慮し,理論解析の容易な系として人体が立位した姿勢で強制対流がない環境下での定常状態の着装モデルを,垂直発熱平板を用い模擬し,実験的理論的検討を行った。また,最後に乾性伝熱の範囲でサーマルマネキンへの応用を試みた。素材の通気性と隙間の間隙の熱伝達への効果を検討した結果,予想に反して通気性の熱伝達への効果がみられないという新たな知見が得られた。
論文 【 表示 / 非表示 】
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タイ・コンケン大学における着物文化ワークショップの効果検証
大矢幸江, 薩本 弥生, 川端博子, 扇澤美千子, 高橋美紀,スヤラー ワッチャラ―田中 英登
日本衣服学会誌 69 ( 1 ) 31 - 45 2025年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人 日本家政学会 共著
2023年9月タイのコンケン大学にて、地域の学校や一般から参加者を募集し、日本の着物文化を紹介するワークショップを開催した。日本の着物文化を体験することで、日本の伝統文化や自国の伝統文化への興味関心の向上に効果があるか、属性間で違いがあるかを明らかにすることを第1の目的とし、1日目と2日目のプログラムの違いによる効果の差を検証することを第2の目的とした。
1日目プログラムの参加者は着物文化に関する講義や浴衣着装の見学、日本舞踊の鑑賞と見立てワークを体験した。2日目のプログラム参加者は、着物文化に関する講義と浴衣着装実習、見立てワークを実施した。
その結果、高校生、大学生、教員ともに事前に比べ事後には着物文化への興味関心は向上した。着物文化に関する講義に加え見立てワークの体験や日本舞踊の鑑賞が、着物の美しさや日本舞踊の美しさを実感させる効果となった。また全属性で他の日本の伝統文化やタイの伝統文化への興味関心を高めたことが示された。属性間では、事前事後ともに着物文化への興味関心の平均値は教員、大学生、高校生の順に低くなったが、事後に興味関心を高める変化率は高校生が最も高かった。これまで触れる機会がなく知らなかった知識を得て興味を高め、その価値を評価したと考えられた。1日目と2日目のプログラムの違いによる効果の差は統計解析からは得られなかった。しかし、自由記述からは、1日目が見立てワーク中心の感想であったのに対し、2日目は浴衣を自分で着装したこと、見立てを体験したことが多く記述され、体験ワークに関する感想が詳細に記されていた。ワークを実践することが印象に残る経験となっていた。
本研究により、対面のワークショップによる体験型の実践が効果を高めることが実感された。ワークショップ時の盛況な様子ばかりでなく、終了後も日本舞踊家の藤蔭里燕氏や他の日本人スタッフの周りに参加者が集い、写真撮影をするなど交流を深めていた。
海外における日本文化への関心は高い。日本への旅行者は増加しているが、興味関心は表層的なものに留まる3)と言われている。本ワークショップの結果から、国内授業における体験型の授業が効果的である5)のと同様に、海外においても実際に体験して着物文化を味わい感じてもらうことの重要性が再確認された。日本の伝統文化を表層的な理解に留めないためにも、今後も継続して体験型ワークを柱とした着物文化を発信すること、文化交流を進めることを目指す。教育プログラムの核には実際に楽しく体験する参加型の活動を取り入れることを提案したい -
薩本 弥生, 片野 結夏子
横浜国立大学教育学部紀要. I, 教育科学 8 72 - 81 2025年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:横浜国立大学教育学部 共著
本研究の写真の掲載に関しては河出書房新社に著作物利用申請を行い掲載許可いただいた。ここに記して感謝申し上げる。
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【論文】スポーツ時の熱中症予防のための実態調査と警報メールの有効性の検討
薩本 弥生, 野澤 華織子
教育デザイン研究 16 ( 1 ) 223 - 232 2025年2月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:横浜国立大学大学院 教育学研究科 共著
謝辞
アンケート調査に協力いただいたバレー部、バスケ部、ラクロス部、野球部、ラグビー部、アメフト部の皆様に感謝する。本研究は科学研究費基盤研究C(課題番号23K019830001)の一部として実施した。ここに記して謝意を示す。 -
感染症予防のための各種マスクの着用が熱中症リスクおよび温熱的快適性に及ぼす影響
田村 沙織, 薩本 弥生, 田村 日向子, 大矢 幸江, 田中 英登
日本家政学会誌 75 ( 7 ) 300 - 312 2024年5月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人 日本家政学会 共著
<p> 本研究では, 暑熱環境下での中程度運動時のマスク着用による熱中症リスクと快適性の評価をするため, 感染症予防対策として使用されている3種のマスクを対象とし, 人工気候室での被験者実験を行った. 加えて, 各種マスクの素材物性評価および温熱的快適性に関わる性能評価を実施した. 耳内温の結果より, いずれも熱中症の重症度に値する基準値を超えることはなく, 重大な熱中症を引き起こすリスクは低いことが明らかとなった. ウレタン立体マスク (PT) は平均皮膚温や息苦しさで有意に低値を示したが, 粒子捕集効率が5 %程度と感染症予防効果が非常に低い結果となった. さらに, 運動後の濡れによる不快感が増すことが示唆された. プリーツナノファイバー不織布マスク (NF) は粒子捕集効率が90%以上あり, マスク内温度や不快感も有意に低値となった. N95型立体不織布マスク (3 M) は通気抵抗が大きく, 粒子捕集効率が99%以上と非常に高い値を示したが, このことが息苦しさを感じさせ, 総合的に不快感が強い結果につながることが明らかとなった. これらの結果から, 暑熱環境下での中程度運動時のマスク着用については, 感染症予防と快適性の観点から, NFが最適であることが分かった.</p>
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「繊維製品の快適性・健康研究」分野における変遷ならびに今後の展望について
薩本 弥生, 井上 真理
繊維製品消費科学 64 ( 3 ) 164 - 172 2023年3月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:一般社団法人 日本繊維製品消費科学会 共著
総説・解説記事等 【 表示 / 非表示 】
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空気を上手にまとって冬を暖かく
薩本弥生
健康教室 第902集 96 - 99 2026年1月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:東山書房 単著
人の身体は外部温の変化に関わらず体温を一定に維持しようとする体温調節機構が備わっている、しかし、思春期前までの子どもは大人よりも、体温調節機構が発達途上なので寒さに対する抵抗力が弱い特徴がある。一方、思春期には身長や体重の加速度的な増加が見られ,この時期には第2次成長が発現し、性差が顕著になる。これらの特性を踏まえた衣服による体温調節補助が重要である。室内、屋外で衣服による補助作用の工夫として静止空気の確保、重ね着、防風、活動による行動性体温調節をキーワードに解説した。
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薩本弥生
小学保健ニュース(少年写真新聞社) ( 1962 ) 1 - 1 2025年12月 [査読有り] [依頼有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 単著
思春期までの子どもは大人よりも体重当たりの体表面積が大きく、体温調節機構が発達途上なので大人と比較すると外気温が低いところで放熱しやすく、寒さに対する抵抗力が弱い特徴がある。そのため、衣服による体温調節補助が重要である。子どもの体温調節の特徴を踏まえ、適切な衣服の選択や重ね着の工夫について紹介した。
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薩本弥生
中学保健ニュース(少年写真新聞社) ( 1962 ) 1 - 1 2025年12月 [査読有り] [依頼有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 単著
人の身体は外部温の変化に関わらず体温を一定に維持しようとする体温調節機構が備わっている。しかし、寒い季節になると生体機能だけでは不十分になるので衣服による補助作用が重要である。特に思春期では第2次成長が発現し、性差が顕著になり女性は体脂肪組成が増えるため代謝が男性より10%減少し、より低い代謝で寒さに適応する。この時期の子どもの体温調節の特徴を踏まえ、適切な衣服の選択や重ね着の工夫について紹介した。
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薩本弥生
中学保健ニュース(少年写真新聞社) ( 1948 ) 1 - 1 2025年6月 [査読有り] [依頼有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 単著
新型コロナウイルス感染症の予防対策として手洗いは日常生活の中で取り組みやすい対策として推奨されてきた。コロナ禍が終息した後も、感染症対策として手洗いは重要である。また、手洗い後の手指の乾燥方法として学校現場ではハンカチが用いられるが、ハンカチの衛生的な使用方法に関しては指導基準がない現状である。そこでハンカチの衛生的な使い方に関して紹介した。
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薩本弥生
ほけんニュース(少年写真新聞社) ( 477 ) 1 - 1 2023年11月 [査読有り] [依頼有り]
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 単著
作品・芸術・データベース等 【 表示 / 非表示 】
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きもの文化の伝承と海外発信のための教育プログラムICT教材
薩本弥生、川端博子,堀内かおる,扇澤美千子,斉藤 秀子,呑山 委佐子
2009年4月 - 現在
作品分類:教材
きもの文化の伝承と発信をゆかたに特化して「テーマ学習」教材をe-learning教材として活用するため平成21年から「着方が分かる」「たたみ方が分かる」「産地が分かる」「縫い方が分かる」を切口としたホームページ制作に着手し、平成22年度には平成22年度に作成したDVDを元に「着方が分かる」「たたみ方が分かる」の部分を、視聴者が視聴したいページを選択できるようにすること、ビデオから抜粋した写真やイラストレータに作成を依頼した静止画と同期させ、よりわかりやすく使い勝手が良いようにすること、日本語版、英語版に加え中国版も加えることを目標に再編成した。さらに平成22年度末に完成した「テーマ学習」教材を元に「産地が分かる」「縫い方が分かる」他、浴衣の色・柄、染め、構成、さらに応用編として平面構成の文化、着物の種類とTPOなどを盛り込んだ。平成23年度には作成した英語版および中国語版の浴衣の着装およびたたみ方のDVDを元に、ホームページ上にe-learning教材としてウェブ掲載した。また、和裁が専門の分担者(呑山)が勤務校で作成する和裁のDVDを一部提供いただき、それを元にe-learning教材の「縫い方がわかる」の部分を完成させ、国内向けのe-learning環境の充実を図った。
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家庭科衣生活分野・住生活分野e-learning教材
薩本弥生、佐桑あずさ
2023年4月 - 現在
作品分類:教材
グローバル社会の中で他国と国際交流する機会が増える中、自分の国と郷土を愛するとともに他国の伝統や文化を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うためにはまず、日本の伝統的な生活文化を理解し、それを継承、発展させようとする意欲を育むための伝統文化に関する教育の充実が求められる。そこで衣生活、住生活分野の両研究室で衣生活、住生活に関する伝統文化の一つである「きもの文化」と「和室の畳文化」について理解を深め、次世代に伝える体験的学習を核とした教材を開発し、免許状更新講習等で現場の先生方に試していただき、附属中学校等で授業研究を重ねてきた。その成果を現場の授業で活用いただけるように授業用のe-learning教材として公開することとした。
今後、さらに両分野の共通点である快適性、安全、環境配慮の生活に関する教育内容や方法を検討し、体験的に学ぶことができる教材を開発する。また、それぞれの分野独自の教育内容も含め、両分野のe-learning教材をまとめて家庭科の授業の中で活用し学習に役立ててもらえるようホームページを充実させたいと考えている。 -
「熱中症予防にトライ」e-learning教材
薩本弥生, 町川誠弥,田中英登, 田中稲子,島﨑康弘, 深沢太香子
2023年4月 - 2023年10月
作品分類:教材
本題材は、生活者が暑熱環境下でも快適で健康な生活を送られるように支援するために、生理的視点と被服環境、居住環境、屋外環境での熱中症対策指針を示し熱中症予防に必要な知見を主体的に学ぶために作成したe-learning教材である。「熱中症予防にトライ」と題し、この教育プログラムを用いて体験型のワークショップを実践し、前後のアンケートより、リテラシー向上の効果検証を行うことを目的としている。この教材を用いて大学の教養レベルでの授業で活用したい。科学研究費基盤研究C「熱中症予防支援システム構築のための人―被服ー環境系の最適化」(23K01983 代表:薩本弥生)の研究の一環で作成した。
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「高齢者のための熱中症対策」e-learning教材
薩本弥生, 田中英登, 田中稲子, 藤岡泰寛, 田村沙織
2024年4月 - 2024年7月
作品分類:教材
本題材は、高齢者に特化して生活者が暑熱環境下でも快適で健康な生活を送られるように支援するために、以下の3つの視点での対策を示す教材である。1. 熱中症の機序 (高齢者の熱中症の特徴と予防法,2. 被服環境の 熱中症対策(被服の吸湿性・吸水性 帽子の日射遮蔽効果),3. 居住環境の 熱中症対策(打ち水の効果 日よけ(グリーンカーテン、ひさし、カーテン)の効果)
熱中症予防に必要な知見を主体的に学ぶことができるように工夫したe-learning教材である。「高齢者の熱中症対策」と題し、この教育プログラムを用いて体験型のワークショップを実践し、前後のアンケートより、リテラシー向上の効果検証を行うことを目的としている。この教材を用いて高齢者対象の教育プログラムを実施し、その復習あるいは予習の授業で活用したい。科学研究費基盤研究C「熱中症予防支援システム構築のための人―被服ー環境系の最適化」(23K01983 代表:薩本弥生)の研究の一環で作成した。 -
小学校家庭科-基礎縫いをマスターしてダ―ニングにトライ!e-learning教材
林里桜,薩本弥生
2024年4月 - 2024年8月
作品分類:教材
本題材は、小学校家庭科で学習する生活を豊かにするための布を用いた物の製作をするためのe-learning教材である。基本的な製作技能を身に着けた後、ほころんだ衣服を補修して素敵によみがえらすことができるダ―ニングについて児童が主体的に取り組めるように工夫をした。この教材を現場の小学校の授業で活用してほしい。
受賞 【 表示 / 非表示 】
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石本記念デサントスポーツ科学振興財団研究助成-自由課題研究優秀入選
2018年 石本記念デサントスポーツ科学振興財団 ビジネスパンプス着用時における歩行動作へのヒールの高さ、年齢の影響
受賞者:薩本弥生,竹内正顯 -
石本記念デサントスポーツ科学振興財団研究助成-自由課題研究優秀入選
2012年 石本記念デサントスポーツ科学振興財団 温熱的快適性を向上させた換気機構付きの革靴の開発
受賞者:薩本弥生,竹内正顯 -
石本記念デサントスポーツ科学振興財団研究助成-自由課題研究優秀入選
2007年 石本記念デサントスポーツ科学振興財団 ブラジャーのバックパネルの設計条件が 動作適合性および快適性に及ぼす影響
受賞者:薩本弥生 ,斉藤秀子 ,田村照子 -
日本家政学会被服衛生学部会奨励賞
2005年08月
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守谷育英会研究助成
2000年
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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熱中症予防支援システム構築のための人-被服-環境系の最適化
2023年4月 - 2026年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
代表者:薩本弥生
資金種別:競争的資金
本研究では若年者及び高齢者を対象にコロナ禍での暑熱環境下の熱中症予防に向けて,人-着衣-環境に関わる環境の温熱物理量を計測して集積し,同期して人の温熱的快適性や心身負荷の指標となる温熱生理計測および心理計測をし,環境の刺激に対する世代による生理・心理反応の特徴を把握し、熱中症の予兆を判定する指標を構築する.さらに、熱中症対策として適切な被服や住居の条件を明らかにすることを第1の目的とする.また、生活者が暑熱環境下でも快適で健康な生活を送られるように支援するために、被服および住居による熱中症対策指針を示したICT教材を作成し、それを用いた教育プログラムを用いて体験型のワークショップを実践し、前後のアンケートによりリテラシー向上の効果の検証を行うことを第2の目的とする.
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熱中症予防支援システム構築のための人-着衣-環境系の評価
2020年4月 - 2023年3月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
代表者:薩本弥生
資金種別:競争的資金
(5) 温熱的に快適で健康な生活を支援するために被服環境,屋外環境,居住環境,スポーツ環境に注目し,暑熱環境あるいは温熱負荷の高い作業環境での熱中症予防に向けて,人-着衣-環境に関わる温熱環境物理量を計測・集積し,同期して温熱的快適性や心身負荷の指標となる温熱生理計測や心理計測を行う.スポーツ時や生活時の高齢者に注目し暑熱環境下の生理・心理反応の特徴を把握し,取得したデータから世代別の熱中症行動・状態モデルの構築を行う.これらから新たな評価指標による熱中症予防システムを構築することを目指す.
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着衣と人体生理状態を考慮した無線通信による熱中症予防支援システムの構築
2015年4月 - 2019年3月
科学研究費補助金 基盤研究(B)
代表者:薩本弥生
資金種別:競争的資金
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無線通信による熱中症予防支援システムの構築と被服環境デザインの最適化
2011年5月 - 2015年3月
科学研究費補助金 基盤研究(A)
代表者:薩本弥生
資金種別:競争的資金
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靴の熱・水分伝達性能への靴の材料特性や形態特性の影響と温熱的快適性
2003年4月 - 2005年3月
科学研究費補助金 基盤研究(B)
代表者:薩本弥生
資金種別:競争的資金
素材、足部フィット性の異なる革靴を用いtえ、靴素材および靴のフィット性が靴の熱・水分移動性及び歩行・運動機能性に与える影響に関して検討した。
その他競争的資金獲得・外部資金受入状況 【 表示 / 非表示 】
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児童向け通学用品の熱中症対策に関する研究
2021年11月 - 2022年11月
民間財団等
担当区分:研究代表者
児童向けの通学帽子や通学用リュックなどの通学用品の熱中症予防に関する研究
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寝具および衣料製品の遠赤外線放射測定手法に関する受託研究
2018年4月 - 2019年3月
一般社団法人 遠赤外線協会
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「きもの」文化の伝承と発信のための教育プログラムの開発-「きもの」の着装を含む体験学習と海外への発信-
2009年4月 - 2012年3月
文部科学省 文化ファッション研究機構服飾文化共同研究
日本の「きもの」文化は、日常着が洋装化し既製服が普及した今日、若者に理解されにくくなりつつある。一方、全国規模で外国人観光客が増加傾向にあり、情報のみならず、人やモノの移動を含むグローバル化が進んでいるが、日本の伝統文化をどのように発信するかについての検討は十分でない。このような「きもの」文化をめぐる現状を打開するために、本研究では、「きもの」文化を伝承するための、そして、世界へ発信するための教育プログラムを開発することを目的とした。「きもの」の内でも最も身近でカジュアルな浴衣を取り上げ、その着装を含めた「きもの」文化の理解を深める体験型教育プログラムを開発した。教材として「ゆかたがわかる」をテーマとするテキスト版、デジタル版を作成し、インターネットでの教育サービスの提供を試みた。浴衣の着方に関しては日本語版に加え海外に発信するための、中国語版、英語版のデジタル教材も作成し、海外へのインターネットでの教育サービスの提供を試みた。中学・高等学校の協力校10校(累積数)で授業実践し、授業前後に着物文化や着装感に関わるアンケート調査を実施した。授業実践後の調査結果の分析により日本の若者でも外国の若者でも浴衣の着付けの技能の習得は十分と捉えていないが、着付けの仕方を理解し、着装後に高揚感を感じ、それらの体験が着物文化への興味関心を高めることに貢献していることが確かめられた。「きもの」文化を紹介する本教育プログラムの開発は、日本の若年層に日本の「きもの」文化を尊重し継承・発展させようとする心を育て、外国の若者にも日本の伝統文化に対する関心を高め国際交流にも寄与できることが明らかとなった。
研究発表 【 表示 / 非表示 】
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男性のスカートファッションの許容度に関する研究
薩本弥生,藤巻実優
日本衣服学会2025年度第76回大会 2025年11月 日本衣服学会
開催年月日: 2025年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:金城学院大学(名古屋) 国名:日本国
○薩本弥生(横浜国立大学),藤巻実優(元横浜国立大学)
【目的】本研究の目的は、アンケート調査を用いて、若者や親世代の男性のスカートファッション(以下男SFと略)に対するイメージや許容度を明らかにし、許容度を高めるための特徴や要因を探ること、許容度や嗜好性に起因する意識を明らかにすることである。ジェンダーフリーファッションの一例である男SFに対する許容度とその要因を明らかにすることで、人々の自由な被服行動の実現に向けた要点を探りたい。
【研究方法】大学生を中心とした若者(18歳~29歳)136名、親世代(36歳~61歳)46名、計182名を対象にMicrosoft Formsを利用して回答を収集した。予備調査で質問項目と内容を選定後、意識調査(37項目4件法)と男SFイメージ調査(10写真、SD法10対7段階)を行った。各調査の分析を行った後、意識と男SFの許容度の関係性を明らかにするために双方の分析結果を用いてさらに分析を行った。
【結果及び考察】男SFは、調査写真によってイメージや印象が異なり、そのイメージや印象が許容度や嗜好性に影響を与えることが確認された。具体的に、「派手」や「個性的」だと感じるスタイルは許容されにくく、「上品」や「男性的」な印象を与えるスタイルは許容されやすいことが示された。回答者の評価において、「受け入れられない」と評価された男SFは無く、3つの調査写真で「嫌い」側に評価されたが、「どちらでもない」に極めて近かった。ここから、男SFが嗜好されることは難しくとも、社会に許容される可能性を見出すことができた。
男SFの許容度や嗜好性に起因する意識として、意識調査の因子分析により「性別役割分業意識」「ファッション関心」「服装規範」「男女平等意識」「対異性自己受容」「男性優位イメージ」「異性親密性」「他者からの影響」の8つの意識因子が抽出された。これらの意識の許容度や嗜好性への寄与の有無や度合いは男SFのイメージ評価や属性によって異なった。許容度・嗜好性ごとにグループ分けを行い、意識の寄与を検討した結果、許容度・嗜好性の高いグループほど性別役割分業意識が低く、ファッション関心が高く、対異性自己受容が高く、異性親密性が低かった。属性全体と属性別に、意識の許容度や嗜好性への寄与を検討した結果、共通して性別役割分業意識が低いこと、ファッション関心が高いことが許容度や嗜好性を高める要因であることが示された。属性によっては対異性自己受容が高いことや異性親密性が低いことが許容度や嗜好性を高めることが明らかとなった。対異性自己受容が高いことは自己肯定感が高いと解釈でき、自由なファッションを嗜好し男SFに対する許容度や嗜好性を高めると考えられる。異性親密性が高いことで、生物学的な性に期待される服の着用を望み、男SFに対する抵抗感やタブー感から許容度や嗜好性が低下することが考えられる。また、意識の度合いが許容度や嗜好性に及ぼす影響を検討した結果、全属性で性別役割分業意識の度合いとファッション関心の度合いは男SFの許容度や嗜好性に影響を与えることが明らかとなり、性別役割分業意識が高いことは許容度や嗜好性を低下させ、ファッション関心が高いことは許容度や嗜好性を高めることが示された。他の意識因子に関しても、属性によって意識の度合いが許容度や嗜好性に影響を与えることが明らかとなった。ここから、属性の中でも各意識に差があり、その差が許容度や嗜好性に影響を与えることが示された。
【結論】現状では男SFにおいて「上品」で「男性的」な印象を与えるスタイルが許容されやすく、許容度や嗜好性には「派手」「個性的」というイメージや様々な意識が影響していることが分かった。性別役割分業意識が高いことが男SFの許容度や嗜好性を低下させることが明らかとなり、男女平等やジェンダーフリーがうたわれる現在においても、人々が潜在的に性別役割分業意識を持っていること、その意識がファッションにおける性らしさを求めることに繋がることが分かった。しかし、属性間や属性内で意識や男SFに対する許容度や嗜好性に差があったこと、許容度や嗜好性の評価から男SFが許容される可能性が見出されたこと考えると、少しずつ人々が自己の意識に時代の流れを反映し、男女平等やジェンダーフリーに対する意識が高まりつつあると考えられる。そして、多様性を認める傾向にあり、社会的に異質だとされてきた対象を許容・受容する可能性が示唆された。このように、ジェンダーフリーファッションの一例である男SFが許容される可能性が見出されたことから、人々の自由な被服行動の実現にも可能性を見出すことができた。 -
熱中症症状理解と予防行動に関する教育的介入の効果
深沢太香子,加賀山紗奈,薩本弥生,張静風,傳法谷郁乃,西原直枝
人間-生活環境系学会大会 第49回 人間-生活環境系シンポジウム 2025年11月 人間-生活環境系学会
開催年月日: 2025年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:奈良女子大学開催 (大会長 吉田伸治:奈良女子大学) 国名:日本国
熱中症に関する学習課題を明らかにし,症状理解と予防行動に関する教育的介入の効果を検討することを目的とした.対象は,18 歳以上の 178 名で,学習動画の視聴前後に,罹患経験の有無,経験症状の重症度分類,予防方法に関する同一の設問に回答させた.その結果,罹患経験の判断は有意に改善し,多くの回答者が判断可能となった.他方,経験症状を正しく重症度分類できた者は,僅か 11%にとどまり,誤分類が多くみられた.予防法に関しては,生活習慣項目で高い正答率を示した一方,暑熱順化や衣・住環境に関する項目では低い正答率であった.以上より,教育的介入は罹患経験の判断には有効であるが,症状重症度理解や予防行動の定着には,なお課題があり,理論的解説を補足する教材の改善が必要であることが示唆された.
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浴衣の着装実習とお辞儀ワークの学習が伝統文化の継承意欲に与える効果
薩本弥生,大矢幸江, 大野あすか
日本家庭科教育学会2025年度第68回大会 2025年7月 日本家庭科教育学会
開催年月日: 2025年7月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
国名:日本国
[目的] 和服は日本の伝統文化の一つであるが現代では日常的に和服が着られることは少なく,家庭内での継承機能が弱まっている。この現状を危惧し教育基本法や学習指導要領の改訂により伝統文化の継承の重要性がうたわれ,家庭科でも浴衣の着装実習が取り入れられている。これまで,着装後のワークとして浴衣を着てのファッションショーや模様ワークなどの体験的な学習を行い,それらが着物文化への興味を深めることを明らかにしてきた。お辞儀は日本の伝統的な礼を示す挨拶であり,浴衣を着て挨拶することで立ち居振る舞いの変化を実感する効果が期待される。そこで本研究ではお辞儀ワークを着装後に行うことがどのような効果をもたらすか興味関心を高めるために効果的であるかを目的として授業実践を行った。成長段階による効果の差があるかを検討するためA中学生及びB女子大学生を対象に授業を実践し,授業前後にアンケートを実施した。その解析から本授業の効果について検討した。
[方法] 【A中学校の授業実践】2時間の授業構成で浴衣着装実習に先立ち着物文化に関する講義を実施後,TAの大学生が男女各々の浴衣の着付け示範を示したのち,男女各々班に分かれてTAの指導の下,浴衣の着装実習を行った。その後,浴衣を着てお辞儀をするワークを行い,最後に浴衣の畳み方の示範を見ながら各自で浴衣を畳んだ。対象は1年生3クラス(各クラス40名弱で男女半数)である。
授業の様子のURL https://ynu-satsumoto-labo.ynu.ac.jp/bow-work/index.htm
【B大学の授業】B女子大学では対象者22名に2週にわたり1.5コマの授業を行った。着装実習の前週に着物に関する講義を実施し,着装当日までに動画で浴衣着装の予習をさせた。当日は教員が着付け示範を示した後に各自で浴衣着装を行ったのち構内を散策した。その後お辞儀ワークを行い,最後に浴衣の畳み方示範を見た後各自で浴衣を畳んだ。
[結果と考察] 中学生では事前の着物文化や伝統文化への興味関心は女子よりも男子の方が低い傾向にあったが座礼に関しては男子が高かった。座礼をするスポーツ従事者が多いのかもしれない。男女合わせて授業の前後の比較をしたところ,授業を通して着装意欲やお辞儀習得意識や着物文化への興味関心を高めることができることが明らかになった。B女子大学では授業前後でお辞儀の礼や着物文化,伝統文化に関する興味関心に関して多くの項目で有意に授業を通して高めることができた。
両校の女子を比較した結果,大学生の方が着付けやお辞儀の習得意識では有意に高かったが成長途上の中学生でも,体験的に授業の効果を感じていた。自由記述で「お辞儀の作法が身についた,もっと身につけたい」「お辞儀は礼儀正しい,大切にしたい文化」「正しいお辞儀で気持ちが伝わる」などの記述がみられ,知識や作法を習得することで伝統文化への興味関心や伝統文化の継承意欲を高めることができることが示唆された。
[まとめ] 浴衣の着装やお辞儀ワークは着物文化の興味関心や伝統文化の継承意欲を高めることに有効であることが示された。大学生の方が中学生よりも礼に関する精神的な興味が高まったが中学生でもお辞儀ワークにより着物文化の価値を理解し,伝統文化に興味を持ち,継承する意識を育むことができることが示唆された。 -
高齢者向けのシューズ開発のための要支援要介護認定の高齢者の重心動揺、歩行姿勢及び歩行動作解析
薩本弥生,梅田優衣、丸岡彩乃、大矢幸江、草野拳、市川将
繊維製品消費科学会2025年度年次大会 2025年6月 日本繊維製品消費科学会
開催年月日: 2025年6月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本女子大学(東京)
目的:歩行能力の維持・向上は医療費や介護費の削減、社会保障制度の持続可能性向上にも寄与するため、筋力やバランス能力の低下による転倒リスク軽減が必要である。しかし、先行研究は脚部に留まるものが多く、全身の動作解析や要支援高齢者を対象とした研究は十分なされていない。そこで本研究は若年者とデイサービス利用高齢者を対象に歩行実験を行い、全身の歩行特性を分析し比較することを目的とする。
方法:本実験の被験者は大学生29名(男性10名、女性19名、19~24歳の健康な若者)と、デイサービス利用高齢者53名(男性12名、女性41名、61~99歳、要支援1~要介護5)である。高齢者は骨・関節疾患、脊椎疾患、神経系疾患など多様な主病を持つ。Kinect v2を使用し、身体特徴点20点(頭、肩、肘、手、骨盤、膝、足首、足など)を3次元座標で計測した。また、Foot Scanを用い、立位静止時の体圧分布、重心動揺、歩容を測定した。被験者はKinect v2で6mの歩行を計測後、裸足でFoot Scan測定板に立ち、体圧分布と重心動揺を計測した。その後、1mの往復歩行を5回繰り返し、歩容を記録した。
結果・考察:高齢者と若年者とで静止立位保持能力と歩行能力を比較すると、多くの項目で有意差が認められた。若年者は歩行速度が速く、左右バランスが取れたダイナミックな歩行スタイルで、腕をしっかり振りながら足を高く上げて歩いていた。また、踵でしっかり踏み込んで体重を踵からつま先へスムーズに移動させ、つま先で蹴り出すあおり運動を十分に行えていることが確認された。一方、高齢者は歩行速度が遅く、ふらつきが小さい安定性を重視した歩行スタイルを示した。歩行には左右差があり、腰が曲がり、腕振りは小さく、腕が後方に留まっており、足はあまり上げずに歩くという特徴も確認された。また、あおり運動が十分に行えず、ペタペタとした歩行スタイルになっていた。年齢を重ねると、すべての歩き方が一律に衰えるわけではなく、低下する項目、変わらない項目、さらには向上する項目があることが明らかになった。ふらつきに関しては、高齢者は筋力が弱く、バランス感覚も衰えるため、転倒しそうになった際に持ちこたえる能力が低い。よって全体的に安全性を重視した歩き方を選択する傾向があり、その結果、ふらつき自体は高齢者の方が小さいことが分かった。どの歩行特性も加齢に伴う筋力低下が重要な要因として関係していると考えられる。
高齢者を5m歩行時間で二群に分けて比較すると5m歩行の短時間群の方が、左右とも歩幅、重心動振れ幅、腕振り、肘振り、腿の最大角度が大きく、腰の曲がりが小さかった。このようなダイナミックな歩行スタイルは、若年者において見られた歩行特性である。また、一方で、5m歩行の長時間群では安定性を重視したゆっくりとした歩行スタイルを示すことが分かった。このことから、歩行速度は歩行能力を図る上で有効な指標になると考えられる。
高齢者において性別および年代による静止立位保持能力や歩行能力の有意差は概ね認められなかった。一方で、床反力では世代差がみられ、世代があがるほど、あおり運動が十分に行えていないことが確認された。例えば外反母趾の人はつま先で十分に蹴り出すことができていないことが分かった。外反母趾では親指が外側に曲がるため、通常の歩行時の蹴り出しで重要な役割を果たす母趾球に体重が適切に乗らなくなり、蹴り出しの力が分散されていることが原因であると考えられる。 -
WBGTにおけるスポーツウェアのCAV推定に関する研究
傳法谷郁乃、鈴木あおい、岩本静男、藤本遼、薩本弥生
繊維製品消費科学会2025年度年次大会 2025年6月 日本繊維製品消費科学会
開催年月日: 2025年6月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:日本女子大学(東京)
目的:熱中症予防のための熱ストレス指標としてWBGTが一般に用いられるが、熱ストレスの中に着衣の補正値としてCAVが導入されているが、個々の着衣のCAV値に関しては明確に示されていない。本研究では着衣量が多いスポーツウェアのCAVの補正値を推定することを目的とする。
方法:A大学の運動部を対象に熱中症対策方法、練習・試合の時の服装についてヒアリングを行い、剣道部、合気道部において着衣の熱負荷が大きいことが明らかになったため、これらのウェアのCAVを推定することにした。サーマルマネキンを用いて総蒸発熱抵抗を測定し、CAVの予測式を用いてCAVを推定した。
結果・考察:剣道着のCAVはPET製と比較して綿製のウェアの方がわずかに高くなった。防具の装着で各々0.9℃、0.6℃高くなり、全体でCAV約2℃となった。合気道でもCAVは袴なしで2.2℃、袴ありで3.7℃と訳1.5℃高くなった。
学会誌・論文誌編集等 【 表示 / 非表示 】
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人間―生活環境系学会英文編集委員
英文編集委員
2013年4月-現在 -
日本家庭科教育学会学会誌編集委員
論文編集委員
2011年4月-2015月3日 -
熱物性学会学会誌編集委員
編集委員
2007年4月-2024月3日 -
繊維学会誌学会誌編集委員
論文編集委員
1997年-2002月3日
共同・受託研究情報 【 表示 / 非表示 】
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酸化セルロースナノクリスタルおよびキチンナノクリスタル加工布を使用したインソールの消臭性の検証
提供機関: 一般財団法人ニッセンケン品質評価センター・東京家政大学 国内共同研究
研究期間: 2024年11月 - 2025年3月
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高齢者向けシューズ開発のための要支援要介護認定の高齢者の重心動揺、歩行姿勢および歩行動作解析
提供機関: 株式会社アシックス 国内共同研究
研究期間: 2024年07月 - 2026年3月
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防護服・保護具着用によるWBGT補正値の妥当性についての研究
提供機関: 独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 国内共同研究
研究期間: 2023年04月 - 2026年3月
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児童向け通学用品の熱中症対策に関する研究
提供機関: フットマーク株式会社 国内共同研究
研究期間: 2020年11月 - 2021年5月
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温熱シミュレーションの構築支援及び、夏季における肌着の違いが高齢者と若年者に与える温熱効果について
提供機関: 旭化成株式会社 商品科学研究所 企業等からの受託研究
研究期間: 2018年04月 - 2019年3月
担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示 】
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2025年度 基礎演習
教育学部
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2025年度 スクールデー実践A(教材研究)
教育学部
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2025年度 初等家庭科実習
教育学部
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2025年度 小教専家庭科
教育学部
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2025年度 中等教科教育法(家庭Ⅲ)
教育学部
担当経験のある授業科目(学外) 【 表示 / 非表示 】
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被服学概論
機関名:お茶の水女子大学
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健康科学
機関名:慶応義塾大学
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被服衛生学
機関名:昭和女子大学
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衣環境学
機関名:東京家政大学
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被服構成学実習
機関名:お茶の水女子大学
その他教育活動及び特記事項 【 表示 / 非表示 】
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2024年08月家庭科の授業づくり研修講座2 ~「主体的・対話的で深い学び」を実現するための衣生活の学習~ (教育方法・実践に関する発表、講演)
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2024年05月-2025年02月横須賀高校SSH PrincipiaIの課題研究指導 (教育方法・実践に関する発表、講演)
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2024年02月横浜女学院での環境配慮の衣生活に関する講義と実習を高校の家庭科教員と共同開催 (教育方法・実践に関する発表、講演)
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2023年08月産業・情報技術等指導者養成研修「きもの文化」に関する家庭科中堅研修 (教育方法・実践に関する発表、講演)
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2023年06月附属横浜中学校でのゆかた着装実習とお辞儀ワークを附属横浜中学校の家庭科教員と共同開催 (教育方法・実践に関する発表、講演)
委員歴 【 表示 / 非表示 】
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日本家庭科教育学会理事
2025年04月 - 現在 渉外広報担当理事
委員区分:学協会
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日本家政学会監事
2024年05月 - 現在 日本家政学会監事
委員区分:学協会
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人間-生活環境系学会理事(英文誌担当)
2024年04月 - 現在 人間-生活環境系学会理事(英文誌担当)
委員区分:学協会
人間-生活環境系学会理事(英文誌担当)
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日本家政学会理事(筆頭副会長)
2023年05月 - 2024年5月 日本家政学会理事(筆頭副会長)
委員区分:学協会
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日本家政学会理事
2020年04月 - 2022年3月 情報管理委員会副委員長・生活やものづくりの学びネットワーク世話人担当理事
委員区分:学協会
社会活動(公開講座等) 【 表示 / 非表示 】
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第70回快適性健康を考えるシンポジウム-暑熱環境下の体温調節と熱中症対策-
役割:司会, 運営参加・支援, 報告書執筆
日本繊維製品消費科学会快適健康研究委員会 2025年10月
対象: 大学院生, 研究者, 企業
種別:セミナー・ワークショップ
夏季の酷暑化が進み、屋外での活動が制限されるなど、深刻な社会問題となっている。気温が体温を超える環境下では、放熱が十分になされず、熱が体内にこもることで健康リスクが一層高まっており、熱中症対策を講じるのは急務となっている。
多角的な観点から熱中症対策について考え、対応していく必要がある。体温調節についての理解を深め、冷却手法やモニタリング手法を考えていかなければならない。
本講演では、暑熱環境下における体温調節のメカニズムやウェアやクーリングアイテムによる身体冷却、また、身体状態をモニタリングするウェアラブルに関して、各分野の専門家にご講演をいただいた。総合討論では、研究視点、企業視点などで活発な議論がなされた。体温を超える酷暑化においては、体温をいかに上昇させないかの機能的な技術の発展も必要となるが、加えて、体温などの生体情報を捉え、身体の状態を分析できるセンシング技術、スマートテキスタイルの発展も重要である。バイタルセンシングは簡便化され、普及してきているが、一方で、得られたデータをどう活用するかは、これからの発展に大いに期待すべき点である。熱中症に繋がる生理的な変化を早期に感知できることを期待したい。 -
実践アパレル講座「快適性」入門
役割:講師, 運営参加・支援
日本繊維製品消費科学会快適健康研究委員会 2025年8月
対象: 大学院生, 研究者, 企業
種別:セミナー・ワークショップ
実践アパレル講座「快適性」入門
-快適性の3要素の基礎知識と快適性商品の手法を学ぶ-
<日 時> 2025年8月5日(火)10:30~16:30
10:30~12:00 講義1.衣服の温熱的快適性に関する研究手法と評価手法
横浜国立大学教授 薩本 弥生
13:00~14:30 講義2.圧力測定による衣服の適合性/動作性評価手法と圧感覚を対象と
する研究手法 信州大学教授 金井 博幸
14:40~16:10 講義3.風合い・触感的快適性に関する研究手法と評価手法
神戸大学教授 井上 真理
16:10~16:30 講師を交えた質疑応答
<会 場> 日本女子大学新泉山館1階大会議室
上記プログラムで3人の講師の1人として温熱的快適性に関する基礎的な研究手法と応用事例について紹介した。 -
2025年度一般社団法人繊維学会基礎講座
役割:講師
一般社団法人繊維学会 オンライン開催 2025年8月
対象: 大学院生, 研究者, 企業
種別:講演会
オンライン開催で「快適被服を科学する」のタイトルで着衣の温熱的快適性に関する研究の研究手法や快適性への着衣の素材要因、着衣の構成要因の寄与について解説した。
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附属横浜中学校で中学生対象の浴衣着装WSを実施
役割:講師, 助言・指導, 企画, 実演
薩本研究室および家庭科専攻2年生 横浜国立大学教育学部附属横浜中学校 2025年6月
対象: 中学生, 大学生
種別:出前授業
2025年6月17日に本学教育学部附属横浜中学校1年生3クラス(一クラス約40名)を対象に授業実践を行った。着物文化の学習、浴衣の着装体験とお辞儀ワークを含む授業実践を行った。2時間続きの授業を多目的教室で行った。被服造形学及び実習Ⅰ履修の学部生あわせて15名の協力を得た。
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第69回快適性健康を考えるシンポジウム-情動 〜快・不快〜と行動-
役割:司会, 運営参加・支援, 報告書執筆
日本繊維製品消費科学会快適健康研究委員会 2025年4月
対象: 大学院生, 研究者, 企業
種別:セミナー・ワークショップ
私たちの行動は情動によってコントロールされ、同時に行動が情動を変化させるという相互作用が存在する。「悲しいから泣くのか、それとも泣くから悲しいのか」という疑問に対して、どちらの脳内経路も存在することが現在明らかになっている。「快」と「不快」は行動を決定する非常に重要な要因である。一方、情動はコミュニケーションツールとしての側面もある。表情は情動表現として言語にかかわらず世界共通であり、受け取る側の情動に影響を及ぼす。
衣服の着用行動は情動と深く関わり、心地よさ(温熱環境や動きやすさ)、見た目(視線の感じ方)などは、着衣行動を決める重要な要因であると考えられる。このシンポジウムでは快・不快が生じるメカニズム、実際にどのような状況で快・不快が生じるのか?またその測定法について学び、より良い繊維製品の開発につなげることのヒントを得ることができた。
メディア報道 【 表示 / 非表示 】
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羽鳥慎一モーニングショー「冬の寒さ対策!」に関する実験データの紹介
テレビ朝日 NHK総合 テレビ朝日 2025年11月
執筆者:本人
NHK総合のあさイチ「ツイQ楽ワザ 寒暖差不調最新対策!」をテーマにした番組の中で首元を温めることが保温や寒暖差不調予防に与える影響について実験を交えて解説した。
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NHKあさイチ「ツイQ楽ワザ 寒暖差不調最新対策!」において首元の保温の効果に関する実験を交えて解説
NHK NHK総合 NHK 2025年10月
執筆者:本人
NHK総合のあさイチ「ツイQ楽ワザ 寒暖差不調最新対策!」をテーマにした番組の中で首元を温めることが保温や寒暖差不調予防に与える影響について実験を交えて解説した。
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暑さ対策のコツを知り健康に
朝日学生新聞社 朝日小学生新聞 2025年5月
執筆者:本人以外
大人よりも暑熱環境で発汗能力が未発達の小学生に知ってもらいたい被服の工夫による暑さ対策のコツを紹介した。
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NHKまいにちスクスク「子どもの服(3)安全」出演
NHK NHK教育 NHK 2023年12月
執筆者:本人
NHKのEテレの「まいにちスクスク」において活発に動きまる小さい子にとって安全上、どのような服の選択をすると良いか、解説した。
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NHKまいにちスクスク「子どもの服(2)素材を知る」出演
NHK NHK教育 NHK 2023年12月
執筆者:本人
NHKのEテレの「まいにちスクスク」において小さい子にとってどのような素材の選択をすると良いか、解説した。
学内活動 【 表示 / 非表示 】
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2025年04月-2026年3月教育学部学校教員養成課程運営委員会自然・生活系教育コース代表 (部局内委員会)
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2024年04月-2025年3月教育学部学校教員養成課程運営委員会自然・生活系教育コース副代表 (部局内委員会)
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2006年04月-2019年3月未来情報通信医療社会基盤センター執行委員会委員 (全学委員会)
ORCID