白崎 良演 (シラサキ リョウエン)

SHIRASAKI Ryoen

所属組織

大学院工学研究院 知的構造の創生部門

職名

准教授

生年

1965年

研究キーワード

量子ホール効果、FNFトンネル磁気抵抗、スピントロニクス、ソリトン、ポーラロン、擬一次元電子系、強相関電子系、固体物理、光誘起相転移、場の量子論、二次元電子系、熱流磁気効果、非線形波動

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関連SDGs




代表的な業績 【 表示 / 非表示

  • 【論文】 Delocalization of Polaron of the Extended Peierls-Hubbard System in the Mott Phase   2003年11月

    【論文】 Effects of the lattice discreteness on a soliton in the Su-Schrieffer-Heeger model  1996年03月

    【論文】 Non-Abelian gauge field theory of the spin-orbit interaction and a perfect spin filter  2007年03月

直近の代表的な業績 (過去5年) 【 表示 / 非表示

  • 【論文】 DiPIC のダイラタンシー性に関する過渡的ゲル化理論を用いた考察(日本物理学会講演概要集)   2020年03月

    【論文】 粘弾性の定式化―線型から非線形まで(日本物理学会講演概要集)  2020年03月

学歴 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1993年

    東京大学   理学系研究科   物理学専攻   博士課程   修了

学位 【 表示 / 非表示

  • 博士(理学) - 東京大学

学内所属歴 【 表示 / 非表示

  • 2007年4月
    -
    現在

    専任   横浜国立大学   大学院工学研究院   知的構造の創生部門   准教授  

  • 2001年4月
    -
    2007年3月

    専任   横浜国立大学   大学院工学研究院   知的構造の創生部門   助教授  

  • 1997年10月
    -
    2001年3月

    専任   横浜国立大学   工学部   助教授  

  • 1997年7月
    -
    1997年9月

    専任   横浜国立大学   教育学部   助教授  

  • 1993年4月
    -
    1997年6月

    専任   横浜国立大学   教育学部   助手  

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学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 2006年4月
    -
    現在

      東京大学生産技術研究所   客員研究員

所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     
     

    日本物理学会

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 自然科学一般 / 数理物理、物性基礎

  • 自然科学一般 / 半導体、光物性、原子物理

 

学位論文 【 表示 / 非表示

  • Effects of Discreteness and Quantum Fluctuations on Non-linear Excitations in One-Dimensional Electron Lattice Systems

    白崎 良演

    1993年3月

    学位論文(博士)   単著  

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    東京大学大学院理学系研究科
    本論文では、t-ポリアセチレンのソリトンについて、結晶内に炭素原子が離散的に配置する格子の離散性と、結晶が格子振動の量子性が、ソリトンの形状と生成エネルギーに与える影響を理論的に考察した。離散性の効果の評価では、ソリトンに伴って現れる格子の光学的、音響的ひずみの二つのモードの影響を考慮して連続体モデルを再構築し、ソリトン解を求め直した。次に格子振動の量子性の影響は、ソリトンの生成エネルギーに対するフォノンと電子の自己エネルギーを用いて評価した。その結果、格子振動の量子性はソリトンの生成エネルギーに大きく影響し、この効果は t-ポリアセチレン中の水素の同位体効果として観測できる可能性を数値的な評価を行うことによって示した。

  • New Electronic Localized States in the u-Schrieffer-Heeger Model -The analytical solution of the electronic localized states- (Su-Schrieffer-Heeger Model に現れる電子の新しい局在状態)

    白崎 良演

    1990年3月

    学位論文(修士)   単著  

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    東京大学 大学院理学系研究科
    t-型ポリアセチレンは一次元的な鎖構造を作り、炭素間結合の結合交替の欠陥としてソリトンが現れる。本論文では、ソリトンが音響的な対称性を持つ格子歪を伴う場合に、電子バンドのバンド端の電子状態に弱い束縛状態が現れることを解析的な理論計算によって明らかにした。

論文 【 表示 / 非表示

  • 異種高分子溶液のゾル—ゲル転移と高分子運動の理論解析

    白﨑良演、菅海来、津留崎恭一、武田理香

    日本物理学会講演概要集   79 ( 1 )   2024年3月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)   出版者・発行元:日本物理学会   共著  

    低分子分散系には剪断流の印加により粘度が上昇するダイラタンシー性を示す様々な物質があることが知られているが、近年,ポリアニオン(PA)とポリカチオン(PC)を水に溶解させたイオン性高分子溶液において,超希薄溶液においても粘度が上昇しゲル化に至る系があることが報告された.このような系のダイナミクスは,水溶媒を背景とする溶液中での異種分子間の閉じた会合から開いた会合への転移に伴う過渡的ネットワーク形成とみなすことができる.本研究では異種高分子混合系に関するゲル化理論に基づき,超希薄領域での剪断誘起ゲル化の可能性を理論的に考察した.

  • 粘弾性の定式化―線型から非線形まで

    津留崎恭一, 武田理香, 柴田侑輝, 白崎良演

    日本物理学会講演概要集   75 ( 1 )   2785 - 2785   2020年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)   出版者・発行元:日本物理学会   共著  

    ソフトマターの粘弾性を定量化する指標は、主に貯蔵弾性率G’等が用いられる。G’は、試料に正弦歪γ(最大γ_0)を与えたときの応答応力σ(最大σ_0)が正弦波となる線形粘弾性
    (LVE)を仮定して計算する。しかし、実のところ、γ_0 が数%を超えるとσが正弦波からゆがむ非線形性粘弾性(NLVE)が現れる。但し、NLVE が発現しても、G’ 等の LVE 指標は解析ソフト上では出力されるため、通常に測定しているとNLVE にはあまり注意が払われていない場合も多い。本研究では、σをγと歪速度dγ/dt を軸としてプロットした3 次元リサージュ曲線(3D-Li)の曲率κでNLVE を指標化する新しい方法を提案する。本方法によれば、粘弾性を線形、弱い非線形、強い非線形の3 領域に明確に区別することが出来る。

  • DiPIC のダイラタンシー性に関する過渡的ゲル化理論を用いた考察

    白崎良演, 仲村優世, 津留崎恭一, 武田理香

    日本物理学会講演概要集   75 ( 1 )   2721 - 2721   2020年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)   出版者・発行元:日本物理学会   共著  

    ダイラタンシー性ポリイオンコンプレックス水溶液(DiPIC)はポリアニオンとポリカチオン
    の希薄高分子溶液である。これは静置状態では低粘度の水溶液だが、ある臨界値g_c [1/s] より大
    きい剪断流を加えると一定時間t_I [s] 経過後に急激な粘度上昇を示しゲル化する。
    我々はDiPIC のポリイオンが次の3つの状態のいずれかにあるとし、ゲル化する過程を考察した

  • ダイラタンシー性ポリイオンコンプレックスの剪断による粘度上昇過程の分子量依存性

    篠原大也, 末松健, 白崎良演, 武田理香, 加藤千尋, 津留崎恭一

    日本物理学会講演概要集   73 ( 1 )   2952 - 2952   2018年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)   出版者・発行元:日本物理学会   共著  

    カチオン性ホモポリマー(PC)とアニオン性ランダムコポリマー(PA)から成るPIC(ポリイオンコンプレックス)溶液は、非常に希薄であるが、剪断を与えると急激な粘度上昇を示す[1]。この性質が、PICで報告された例はなく、未だ明らかではない点も多い。本研究ではPC・PAの分子量がPICの粘度上昇の容易さや粘度等にどのような影響を及ぼすのかについて調べた。

  • ポリイオンコンプレックス水溶液における剪断誘起構造の光学測定

    末松健, 篠原大也, 白崎良演, 武田理香, 加藤千尋, 津留崎恭一

    日本物理学会講演概要集   73 ( 1 )   2953 - 2953   2018年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)   出版者・発行元:日本物理学会   共著  

    希薄ポリイオンコンプレックス(PIC)系は、外力を与えると過渡的にゲル化し、静置することで元の低粘度状態に戻る再帰性を有する[1]。この粘度変化は剪断によって誘起される、光の波長程度の大きさをもった構造が影響していると想定される。PIC系の応用を考える上で、粘度の保持に関わる値(以下τ)は重要となる。そこで、本研究では、光学とレオロジーの同時測定を可能とするシステムを構築し、τの推定と構造変化の調査を目的とした。

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研究発表 【 表示 / 非表示

  • 異種高分子溶液のゾル—ゲル転移と高分子運動の理論解析

    白﨑良演、菅海来、津留崎恭一、武田理香

    日本物理学会2024年春季大会  2024年3月  日本物理学会

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    開催年月日: 2024年3月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:オンライン開催   国名:日本国  

  • 非線形粘弾性指標を用いたゲル化点評価の検討

    武田理香,津留崎恭一、江原正晃、白崎良演

    第34回高分子ゲル研究討論会  2023年1月  高分子学会高分子ゲル研究会

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    開催年月日: 2023年1月

    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

    開催地:東京大学山上会館  

    従来、ゲル化点の決定方法として線形粘弾性(LVE)における貯蔵弾性率と損失弾性率の交点(温度や濃度等)が採用されてきた。しかしながら、この方法では大変形時の粘弾性がどの様に変化していくのか詳細な情報が得られない。
     最近、粘弾性測定により正弦波歪を与えた時の応力の関係に歪速度を加えて3 次元座標にプロットした3 次元リサージュ曲線(3D-Lis)の湾曲度を算出する、新しい非線形粘弾性(NLVE)指標が提案されている。これは3D-Lis の局所部を円の一部とみなし、曲率を定式化したものである。本研究では曲率を用いてゲル化点を知る新たな手法を試みた。
     ウレタン樹脂のゲル化点を評価したところ、非線形粘弾性指標の極小点と貯蔵弾性率と損失弾性率の交点から求めるゲル化点は概ね一致し、非線形粘弾性指標がゲルゾル転移の評価に利用できる可能性が示された。

  • 非線形粘弾性を用いた化粧品クリームの新しいレオロジー評価法

    鈴木皓介、武田理香,津留崎恭一、白崎良演

    高分子学会第70回高分子討論会  2021年9月  高分子学会

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    開催年月日: 2021年9月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン開催  

  • 粘弾性の定式化―線型から非線形まで

    津留崎恭一, 武田理香, 柴田侑輝, 白崎良演

    日本物理学会第75回年次大会  日本物理学会

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    開催年月日: 2020年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:名古屋大学東山キャンパス  

    本発表で粘弾性測定で得られる周期応力を歪と歪速度を軸としてプロットした3次元リサージュ曲線(3D-Li)の湾曲度で非線形性を指標化する新しい方法を提案した。本方法によれば、粘弾性を線形、弱い非線形、強い非線形の3領域に明確に区別することが出来る。

  • DiPICのダイラタンシー性に関する過渡的ゲル化理論を用いた考察

    白崎良, 仲村優世, 津留崎恭一, 武田理香

    日本物理学会第75回年次大会  日本物理学会

     詳細を見る

    開催年月日: 2020年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:名古屋大学東山キャンパス  

    ダイラタンシー性ポリイオンコンプレックス水溶液(DiPIC)は、静置状態では低粘度の水溶液だが、ある臨界値 g_c[1/s] より大きい剪断流を加えるとある一定の経過時間 t_I[s] の後に急激な粘度上昇を示しゲル状態に変化する。本研究では過渡的ゲル化理論を用いて、DiPICが急激な粘度上昇を引き起こすメカニズムを考察した。また実験から得られた経過時間 t_I と 臨界剪断流 g_c の関係と理論による結果を比較し、過渡的ゲル化理論と実験との整合性を評価した。

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共同・受託研究情報 【 表示 / 非表示

  • ダイラタンシー性PIC水溶液のゲル化メカニズムに関する理論的検討

    提供機関: 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所  国内共同研究  

    研究期間: 2018年04月  -  2019年3月 

 

担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 2024年度   物理工学特別研究

    大学院理工学府

  • 2024年度   物理工学学外研修

    大学院理工学府

  • 2024年度   物理工学教育研修

    大学院理工学府

  • 2024年度   物理工学特別輪講B

    大学院理工学府

  • 2024年度   物理工学特別輪講A

    大学院理工学府

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学内活動 【 表示 / 非表示

  • 2020年04月
    -
    2022年3月
      理工学府・大学院入試委員(物理工学ユニット委員)   (部局内委員会)

  • 2017年04月
    -
    2019年3月
      理工学部教務・厚生委員(物理工学EP委員)   (部局内委員会)